ミラノ フオーリ・サローネ2019 レポート(9)/ MISSONI HOME
今回のMissoni Homeのテーマは、"Home sweet Home"。
デザインを担当したアレッサンドラ・ロヴェーダ(Alessandra Roveda)は、カラフルなウールを使った。
鉤針で編まれたオブジェは、生活のあらゆる場面が再現されている。
庭からダイニング(テーブルの上にお寿司やおにぎり、とっくり、お猪口があることに注目!)、リビングルームなどなど。
また電話や自転車、ギターなど生活小物の細部までこだわった造りは、そこに住む人の構成、年齢、性別について、想像の余地を残している。
それは、技術とデザインの融合のもと生き生きと動き出す、デザイナーのアレッサンドラが持つ想像力のなせる技であろう。
ミラノ工科大学(Politecnico di Milano)工業デザイン科卒のアレッサンドラは、よく編み物をしていた彼女の祖母から、この鉤針編みに対する愛情を受け継いだという。
彼女の手によって、鉤針編みは新たな命を吹き込まれ、今回の展示が出来上がったわけである。
Missoni Home
住所:Missoni Home Showroom/ Viale Elvezia 22, Milano
会期:2019年4月9-14日(11:00-21:30)
※最終日は18:00まで
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