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2021.04.10 通院記録

三ヶ月に一度のがんセンターへの通院に行ってきた。

この前の面接よりもかなり早い9時起き。

三ヶ月に一度とあって、気合の入れようが違う。
この診察だけは一度も忘れた事は無い…と言おうとして、確か一度だけスコッと予定を忘れていて、次の週に予約を取り直した記憶があった。
その時は確かバイトをしていて、忙しかったからだと思う。

今は何に追われるものも無く生きているので、今日は頑張って起きた。
予約時間は午前11時だったけれど、10時半には病院に着いた。しかし、実際診察室に入ったのは12時を過ぎていた気がする。いつもそう。
がんセンターだから物凄く限られているとは言え、土曜日は午前中まで、更に診察しているのが主治医一人なのだ。他に一応歯科もあるけれど、医者は居ない。
その一人の先生の為だけに土曜日も開けているような感じ。

逆に言えばそこで待っている患者さんは確実に一人の先生の診察待ちなのだ。

なんてこった。6人以上は居る(付添人除く)。どんだけ診察詰め込んでるんだよ!って思うんだけれども、週に一度しかこっちに来れないんだから仕方がないよなぁ。
確か他の曜日は京都の病院か何処かに行く事になったと言っていた気が…しなくもない(曖昧)。
それにしてもお医者さんも大変だよね。県をまたいで診察したりしているんだから。

で、暫く待って入った診察室。

「テレビで見たよ。あの眼鏡の人が店長で、青年実業家!みたいな人が今の経営者やねんな?」

この人(先生)は私が前に働いていたバイト先の話をする。
毎回診察室に入って開口一番それ。
実は地元では某有名店で、N○Kでドキュメンタリー番組みたいなのになっていたのだ。私は録画したまままだ観ていないんだけれども。

「で、バイトせーへんの?」

確か三ヶ月前にも働いた方がいい、と言っていたなぁ、とぼんやりと思い出しつつ。

「今色々バイトの面接を受けたりしてますけどまだ…。それに鬱が酷くて。」

「前の店戻ったらええやん?」

簡単に言うなぁ、と思いながら経営者が変わったから前に働いてたからバイト出来るとかそういう気軽なものじゃなくなった話をしていた。それに今居るバイトは多分大学生がほとんどだ。

「大学が始まって忙しくなったりシフトが減ってきて…とかになったら戻れるかな?とは思っていますけど。」

「そうした方がいいよー」

なんともお気楽な。

バイト先は前より色々厳しい?事はあるみたいだけれど、最終的には自分もそれを考えている。どうしても働く場所が無いと思ったら、店長に連絡してアルバイトの状況を聞いてみようかな、と。

そんな世間話をしつつ、触診するから脱いでーと言われて脱ぎながら

「実は体重減ったんですよー。4キロぐらい。」

「え、なんで?」

「食べてないからですかねぇ」

先生も鎖骨辺りを触りながら「前より骨出てるなぁ」って言ってた。
特に触診は問題無し。

今書いてる時点で思い出した。前に心療内科でした血液検査の結果を持って行けば良かった。というか、持って行くつもりで目につく所に置いていたのに、鞄に入れなかったからスッカリ忘れていた。

最近本当に自分でも情けなく思うぐらいの物忘れは、前にも書いたけれども、抗がん剤の後遺症?なのか、うつ病の症状なのかの区別がつかない。けれど、時期的には抗がん剤投与後数年、と言ったところだから抗がん剤の後遺症なのかと思わなくもない。
先日、この名称が「ケモブレイン」と知った。

ケモブレインが起きた患者の多くは5年以内に回復する 

ちなみに「ケモ」とは化学治療の事だそうな。
確か化学治療室にはいろんな所に「ケモ」って書かれていた。

5年以内と言う事は、あと1~2年で回復するかも?
直ぐに発症する訳でもないとしたら、そういう計算になるけれど。
医師に言われたのは、今年の7月で術後丸6年になると。
あれ、何か勘違いしていたかも?(一年サバ読んでたかも・笑)

「あー、確か後厄の頃でしたわ」

と私が言うと、主治医も

「そうそう、僕も厄年の時にタイヤが2回パンクしたしね」

と乗ってくる。流石関西人…って、これで診察時間長いんじゃないの!?

「2回ってありえないですよねー!」

とか言いながら「じゃあ次は7月ね」と。

「それとそろそろリュープリン止めた方がええよ」

リュープリンとは…

★閉経前乳がんの内分泌療法
〈女性ホルモン(エストロゲン)の分泌や作用を阻害してがんの進行を抑えます〉
乳がん全体の60~70%は女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて成長します。また、閉経前では主に卵巣からエストロゲンが分泌されています。
乳がんの内分泌(ホルモン)療法とは、エストロゲンの分泌や作用を阻害する「ホルモン剤」で乳がんの増殖を抑える治療法です。pdfより

これは皮下注射で6ヶ月製剤があり、乳がんが判った頃からずっと受けているのだけれども、実は術後5年で止めてもいいと言われているもの。
ホルモン治療を5年続けていれば転移は格段に下がると言われているので、5年が目安。

しかし、私の目的はそこじゃない。

生理が来ない事の方が気が楽だからだ!(声を大にして言いたい)

主治医が言うには

「まだ若いけど、抗がん剤がしっかり効いたから、リュープリンを止めても生理来ないかも知れないよ?」

と。そんなの信じられない!

「先生!次の時には40歳になりますから、そこでキリ良く!次までお願いします!」

懇願しました。
だって私の生理痛は酷くて意識失う程度には辛かったんですもの。
この6年以上、生理が無いからバイトも出来たし、動き回れていると思っている。それぐらい憂鬱なものだった。PMSもあったし。
しかも、5年以上も止めていた生理が再開されるとなったらどうなるんだろう?という恐怖もある。余計に痛そうじゃねーか。

5年以上リュープリンを打つ事のデメリットと言えば、骨塩量の低下。言ってしまえば骨が脆くなるらしい。それは知っていたから、この6年程の間、カルシウムのサプリは欠かした事はありません。

と、何だか久々に大きめの病院に行って疲れた。
その後のちょっとお出かけした話はまた別のnoteで書く…かも?

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