7:ベナンの現地語
Bonjour☀︎naoです。
語学訓練のお昼休みに更新しています。
本題の前に…
今朝、「ガボンでクーデターが起こった」と先生から教えてもらいました。ベナンに来て1番悲しいニュースです…。
原因は大統領選挙。
派遣前訓練で仲良くなったガボン派遣の同期は、7月に出国予定でしたが、今も日本で待機しています。
心配で連絡をすると、「現大統領の方法では、国は儲かっても個の貧富の差が激しいのが不満のもとだったみたいだから、必要なことだったのかも。」と前向きな返信が来ました。
彼女と出会えたことを誇りに思うとともに、違う国になっても無事に派遣されることを祈っています。
また、訓練所を同じタイミングで修了したのにも関わらず、諸事情で派遣中止を余儀なくされた同期がいます。合格したからといって、派遣されることは当たり前ではないことを痛感しています…。
また、先生曰く、「ベナンの大統領もクーデターを恐れている。ベナン国内でもクーデターを発生する可能性はある。」とのことでした。
派遣中は勿論、今後もずっとこの国の人々が安全に暮らせますように。
と言いつつも、ベナンの北部(ニジェールとブルキナファソの国境)では、治安が悪いのが続いています…。
世界中のみんなが安心して暮らせる世の中になることを願うばかりです。
ちなみに1枚目の写真は道路(壁)です。
さて、今日はまたまた現地語について。
昨晩、JICAとは別のベナン人のオンライン授業で現地語について教えてもらいました。
このオンライン授業は2月から受講しており、授業料の半分がベナンのNPOへ、半分がこのオンライン授業を運営している日本のNPOに当てられます。
先生は15人兄弟の末っ子として、とても貧しい家庭で育ちました。上の兄弟は皆学校に通うことはできなかったのですが、先生は通うことができ、フランス語だけでなく英語と韓国語も話すことができます。
教育の大切さを痛感した先生。仕事とは別にNPOの活動でベナンの貧しい子ども達にフランス語を教えています。
私はフランス語を教えてもらえるので「Win-winの関係」です。
そんな先生から教えてもらった現地語のこと。(データは2014年のもの)
・人口の35%=400万人が
公用語のフランス語を話すことができる
・上記の57.3%が経済首都のコトヌー住み
・英語が話せる人は50万人いる
→ベナンは隣国のナイジェリアから電気や
日用品を輸入しているのですが、
ナイジェリアの公用語は英語なので
ベナンには仕事で英語を話す人がいます。
・最も多くの人が話すフォン語は人口の26.2%
→ナゴ語のデータはない
・ナゴ語とヨルバ語は似ている
→私の任地=ナゴ(多)、フォン(多少)、ヨルバ(少)
→ナゴ語とフォン語は似ていない…
・同じ地区の中に異なる言語を話す人がいるが
話せなくても何を言っているのは分かる
・先生は奥さんと子どもと
フランス語で会話をしている
→先生の子どもは現地語は話せないが理解はできる
👩🏻:フラ語より現地語の単語の方が少ない?
👨🏾🦱:同じだよ
→ 👩🏻の心の中
「フラ語、英語、韓国語+少し日本語を話せる先生でもそう思ってるんだ…そんなわけないと思うが、実際のところどうなんやろ…」(前回の投稿に詳細有り)
全てフランス語で聞き取ったものなので間違いはあるかもしれません💦
ちなみにアフリカの現地語は全てアルファベット。なぜなら元々文字を持たない文化だからです。
文字ついでに、私をカンボジアに連れて行ってくれた人生の恩人から出国前に教えてもらったことを記載しておきます。
・アフリカは元々紙がなかった
→独自の文字がない
・中国は古代から紙があった
→文字の発展
・江戸時代まで平仮名は300あった
→発音は同じでも違う文字が沢山あった
(文章を書くときに同じ文字ばかり書くのは
ダサいという認識だった)
→それなのに識字率は世界の中でも高かった
→これではまずいと思った明治政府が50に絞る
日本のこともまだまだ知らないことだらけでとても興味深いです。
しかし、ベナンにいるうちはベナンのこと沢山知りたいと思っています。
現地語の歴史が分かったらもっと面白いかも!
今は調べようがなくても、ある日突然全く違った方向から分かるかもしれません。
だかこそ、アンテナを張って生活します。
すぐには無理でも、何かのはずみに「❗️」があるといいな。
nao
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