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〈大手商社を辞めて、福祉への道を選んだ理由〉

こんにちは(=゚ω゚)ノ

愛着障害、社交不安障害当事者で、2度の転職を経験し、全ての職場で適応障害となり、現在3度目の休職中の謳歌(おうか)と申します!

今日は、僕の職業選択について記事を書いてみようと思います(=゚ω゚)ノ

4月から新生活を始められた方や、これから就活が控えている方、転職を考えている方、色んな方がいらっしゃると思います。

僕が何故、大手商社から福祉の道を選んだのか。
その過程が少しでも参考になれば、幸いに思います(=゚ω゚)ノ

〈大学生時代の僕の心境〉

僕が大学生の頃の話。

当時僕は、まだじぶんが愛着障害と社交不安障害であるとの自覚が今ほどありませんでした。

「なんでこんなに生きづらいんだろう?」と疑問に思いながら、日々を過ごしていました。

集団が苦手すぎて、ゼミに途中から行けなくなり、単位的に卒業が危うくなったり。

所属していた部活を「やることやったな」と思ったらパッと辞めてしまったり。

就活の時期には、社会に出るのが無理だという自覚がありすぎて、
みんなが就活する姿を眺めながら「集団面接とか、グループディスカッションなんか絶対にやりたくないな・・・。」なんて思っていました。

今もそうですが、社交不安障害と愛着障害が絡まっていて、集団の中に長期に属することがとても難しいのです。

常にどこにも居場所が無い感じで、でも何とか、ギリギリで生きていけてしまう。

ギリギリで生きていけてしまうから、逆に誰かに助けを求められなくて、どんどん孤独になっていく。

幸せな将来像なんて描けない中で、周りの友人が当たり前のように大学生活を楽しみ、当たり前のように就活をし、仲間と一緒に笑顔で、希望に満ちた顔に変わっていく姿を見ていました。

大学3年生後半、就活の時期。

僕は「就活とにかく怖い。」「どうせ入れるところなんて無いだろう。」「面接とかグループディスカッションとか、本当に無理だ・・・。」と絶望していました。

しかし、社会の『普通』のレールから出ることの方が恐ろしかった。

だから、自分の思いもなく社会の流れに沿って就活を始めました。

受けた会社は全部で5社いかないくらいだったと思います。

集団面接やグループディスカッションを避け、何となく地味そうで、かつ安定している会社を選びました。

自分のやりたいことや希望、思いは皆無でした。

そのくらい、この世界に自分の希望が無かったのだと思います。

実際に就活を始めてみると、僕には「その場の外面だけは良い」という長期的には良くない長所(?)があり、
なんと大手商社に入社してしまいました。

しかし結局、1年半ほどで退職します。
良かったら下記の記事を読んでみてください。


〈大手商社からなぜ、福祉の道を選んだのか〉

大手商社を退職後、僕は福祉への道を選ぶことにしました。

元々、この社会で『社会的弱者』とされている人々に興味があったからです。

ようやく、自分の興味関心に沿った道をここで進むことにします。

しかし、福祉の業界に入ったら待遇面での低下や不安定さ、福祉という厳しい業界での苦しみがあり、前職・現職共に休職をしています。

一番の苦しみは、「自分の感情が入ってしまうこと」だと思います。

自分も過去に社会的弱者とされる場所で生きていたので、対象者の苦しみがよくわかりすぎて辛いのです。

対象者が自己投影の対象となり、感情移入しすぎて自分の心が保てなくなります。

そういう意味では、商社時代の方が感情無しで働けていました。

まさに一長一短ですね。

どちらが良かったのか、正直わかりません。

ただ一つ言えるのは、「あー、生きている」という実感においては、今の福祉の仕事の方が強いということです。

でも改めて考えてみると、

なぜ、僕は福祉の道を選んだのでしょうか。
自分の中でぼんやりとしていたので、改めて考えてみました。

〈福祉の道を選んだ理由〉


それは、待遇や地位や名誉でなく、『どう生きるか』に焦点を当てたかったからです。

あのまま大手商社に勤めていても、年を取ったときに何も無く空虚だな、と思ったことを強く覚えています。

『お金を稼いで、仕事で成功すること』は、確かに幸せかもしれません。

でも僕の中で、その姿はそれほど美しいものには見えませんでした。

物質的な幸せよりも、精神的な幸せを目指したかった。

だから僕は福祉を選びました。

待遇も仕事の重みも、報われることだって少ないです。

でも、この道を選んだ。

『社会的弱者』とされる人に、何かしらのアプローチがしたい。
そして、あわよくばその方々に良い方向へ進んでもらいたい。

昔の自分は、ギリギリ生きていけてしまった部類の人間なので、誰かから支援を受けたことはありませんでした。

でも正直言うと、本当に苦しかった。
誰かに助けて欲しかった。

だから、”助ける側”として生きていきたいんです。


僕は、”自分がどう生きていきたいか”という所に人生の焦点を当てることにしました。

だからこの道を信じて進むしかないな、と今は思っています。

この選択をかっこいいとは思っていません。

全ての面において正解だとも思えません。

ただ、それでもこの道を選んだことを自分の中で正しいと思いたい。

だから進んでいくしかありません。

僕にはまだ、「ああ。この道を進んでよかった。」と思える実感が無いからです。

ただ毎日、無理のない範囲で目の前のできることをやるだけ。

それがベストであり、そして幸せなのかもしれません。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました~(=゚ω゚)ノ
ではまた~♬

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