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大学で「ジェンダーバイアス」の授業をしてきました!

先日、某有名女子大で1時間半の時間をいただき、「性暴力防止のために自分ができること」ということで授業をさせていただきました。

朝日新聞にも掲載していただきました!↓

「性暴力防止のために自分ができること」
ぶっちゃけて言うと、「自分の中にあるジェンダーバイアスに気付き、取っ払う方法を考えること」です。

なぜなら、些細なジェンダーバイアスがギャップとなり、格差となり、結果ハラスメントへ進行していくので、日々のバイアスから矯正していこうということです。

「自分の中にある(今回はジェンダー)バイアスに気付き、取っ払う方法を考えること」は、性暴力防止だけでなく、暴力・セクハラ・パワハラ・マタハラ・DV防止に効果的だと考えられています。
また、いま叫ばれ続けている「女性活躍」を推進するためにも効果的だと私は思っています。
※女性活躍という言葉はやや嫌いです。スタートラインを同じしてください、って私は思ってます。

思っているというか、みんなの中からこういったバイアスが排除されない限り、暴力のない社会や女性が活躍する社会なんて完成しません。

たとえば、「男は外で働き、女は家を守る」とありますが、みなさんはどう思いますか?
>>>そう思う!という方がいたとしたら…
いつまでたっても女性が家事や育児から解放され、社会で活躍するなんてできません。

では、「料理が上手なことは女子力のひとつで、結婚するならそのような女性がよいと思う」はいかがですか?
>>>そう思う!という方がいたとしたら…
職業としての三ツ星レストランのシェフは男性が多い(つまり、男性も料理ができる!)のに、やっぱり家では女性が料理を作ることになるんですね。なぜ、おうちだと男性は食べることも女まかせなの?

さらに、「父が家にいようとも母が出かけるならば、食事を作ってからでかけるべき」だと思いますか?
>>>そう思う!という方がいたとしたら…
男性は、家にいてもゴハンすら準備しないんですね。。逆に父がでかけるときは男性は何もしなくてよいの?

いまの社会全体では「そう思う」という人たちのほうが多いと思います。それが現実です。がしかし、それは社会やこれまでの文化、メディアが創り出してきたモノ、いわゆる「幻想」のようなものです。

そもそも、男性だって女性が面倒をみてくれないと生きられない生き物ではないはず。
私は夫婦だろうが、家族だろうが、それぞれがまず自立し、生活できることを前提として共同生活をするもの。という考えがみんなの中にできれば、暴力も減ると思うし、女性活躍も進むと思っています。

今回は女子大生のみなさんにそういったことに気付いてもらうことができていればよいなと思います。

つづく。

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