見出し画像

これさえ抑えれば誰でもセミナー集客メールが作れる、7つのルール

新卒で入ったBtoBメディアの広告企画営業時代から、今のマーケ職に至るまで、記事やセミナーに誘導するメールをたくさん見ては、たくさん書いてきました。
7年ほどやっていると、目的と内容に応じて指が勝手にある程度の型を作り出してくれるようになって、
これはある程度スキルと言えるのだろうか…という気持ちになってきた今日この頃です。

加えて、この度社内で他の方が作ったセミナー集客メールの添削アドバイスをするタイミングがあり、その際に箇条書きで「これさえ覚えれば最低限いい感じのが作れるので、覚えておきましょうね」という内容をまとめたので、せっかくなのでアウトプットしておきます。
同じようなものはたくさんネットに存在していると思いますが、たまたまこの記事に当たっていただいた方の参考になると幸いです。
(なお、HTMLメールではなく、バナーなど貼れないテキストメールを想定しております。)

セミナー集客メール、7つのルール

こんな感じかなと思っております。

①大前提として、目的は本文を読ませることではなく、興味を持たせてLPに引き込むこと
②メールを読む時間なんて長くて数十秒。「長くなることは恥ずかしいこと」くらいの気持ちでちょうどいい
③タイトルは受信者のメールボックスを想像して伝えるべきことの優先順位をつける
④タイトルに書いてあることは絶対にファーストビューに入れる
⑤ファーストビューで「何について知らせて、読んだ人に何をして欲しいのか」わかることが重要。挨拶や前段の説明を一番前に持ってくる必要は全くない
⑥「自分が対象者である」と思わせることが最も重要。【こんな方におすすめ】に全力を込める
⑦興味を持ってもらえそうな、伝えたいことをセクションごとに簡潔に分け、その度にCVポイント(=LPへのリンク)を差し込み、誘導する

①大前提として、目的は本文を読ませることではなく、興味を持たせてLPに引き込むこと

もうめちゃくちゃ大前提で恐縮なんですが、意外とあるあるだと思っております。

セミナー集客メールの目的は言わずもがな、集客LPに誘導することです。
誘導さえできるのであれば、別に5行でもいいのです。
でもできないから、50〜100行くらいのメールを我々は必死に作っているのです。

しかし、「セミナーを知ってもらいたい」という気持ちゆえ、本文内に情報を詰め込みすぎたことで、LPへの誘導数が落ちてしまうという事態が起きがちです。
もちろんある程度内容は説明する必要がありますが、全ての内容はLPに書いてあるわけなので、「LPを読んでみたいな」と思わせる情報量であることが適切です。
一回本文が出来上がったタイミングで「このメールは目的に沿えているかな?」と一歩引いて読んでみる、というのはやっておくと良いでしょう。

②メールを読む時間なんて長くて20〜30秒。「長くなることは恥ずかしいこと」くらいの気持ちでちょうどいい

①と地続きのお話ですが、どんなに一生懸命、丁寧にメール文面を作っても、それを読む人はみーんな忙しい人たちです。その人たちに本文を読むことにかける時間はそう長くとってもらえないし、「セミナーページに遷移して、登録してもらう」という行動を起こしてもらうためには、むしろ短くあるべきとも言えます。
ただでさえタイトル・概要文・おすすめポイント・概要…と情報量の多いセミナー内容、気付くとどんどん長くなりがちです。このような意識を持ちつつ、伝えたいことをシャープに分かりやすくまとめることが大事です。

③タイトルは受信者のメールボックスを想像して伝えるべきことの優先順位をつける

タイトルづけもとっても重要なポイントです。本文をどんなに気を付けても、開封してもらえないと元も子もありません。
タイトルを考えるにあたって、重要なポイントは言わずもがな「限られた文字数で何を伝えるべきか」ですが、タイトルに関してはやればやるほど上手くなるし、細かく語ろうとするとここだけで7,000字は軽く書けるので、最低限にしようと思います。(1つのメールに最低5つはタイトルを考える、を繰り返したりすると良いかと思います。)

それでその最低限、のポイントですが、要は「読む側を想像して作ろう」ということです。
みなさんがPCやメールを受け取る際、長い件名は大概途中で切れているかと思います。前半の部分を見て、興味があると思えば開封につながるでしょう。
ですので、タイトルに入れたいものの中でも、より読者が興味を引かれる内容を選んで冒頭に持っていく必要があります。
「数文字のキャッチ」+「参加者が得られる便益」が基本です。
(例:無料セミナー:ECショップ開設のイロハがわかる〜
   締切間近!業務改善のヒントが満載の〜
   <経営者向け>〇〇教授登壇!経営改善のヒントが〜
   限定●名:〇〇のプロに聞ける無料相談会 などなど)

④タイトルに書いてあることは絶対にファーストビューに入れる
⑤ファーストビューで「何について知らせて、読んだ人に何をして欲しいのか」わかることが重要。挨拶や前段の説明を一番前に持ってくる必要は全くない

まとめた方が説明しやすいのでまとめてますが、この2つはそれぞれとっても大事です!これの有無でCVは劇的に変化します。

どんなWebページもそうですが、ファーストビュー(最初に開いたときに見えるもの)で「それが何なのか、自分に必要なものか」がある程度判断できることは特にセミナー集客メールでは必須です。
ですので、

・メールタイトルに近似したキャッチコピー
・セミナーのタイトル
・日程
・興味をひきそうな講演内容・登壇者などがあれば
・LPのURLへの誘導

が、メールを開いたらまずスクロール不要な行数で看板のような形でまとまっているべきです。

なのですが、
「お世話になっておりまます。〇〇株式会社の〜〜です。
本日は●月●日行われるセミナーのご案内をしたくご連絡いたしました。
このセミナーは〜〜〜で、〇〇な内容となっており…」
のような書き出しをしてはいないでしょうか?

読めば上記で箇条書きした内容とあまり内容は変わりませんが、
この形は受け取り手に無意識にストレスを与えます。
タイトルをきちんと作れていれば開封時にどのような内容かはある程度想定できているので、その通りの内容がファーストビューで簡潔にまとまっている(バナーを使えるのであればそれでもちろんOK)ことで、LPへの遷移率も高まります。

ご挨拶や詳細な説明はその後で構いません。

⑥「自分が対象者である」と思わせることが最も重要。【こんな方におすすめ】に全力を込める

ファーストビューでLPに遷移できなかった方に向けて、その後の文章で追加の情報を記載していきます。
その中でのポイントは「このセミナーは自分のためのものだ」と思える「とっかかり」を提示していくことです。
分かりやすいのは【こんな方におすすめ】です。
例えば、

【こんな方におすすめしているセミナーです】
●今後の成長戦略のヒントを得たい方
●環境変化に負けない強い組織作りを行いたい方
●先進企業の事例を知りたい方
●従業員のサービスレベルを向上させ、業績向上に繋げていきたい方
●他業種の成功事例から新たな知見を生み出したい方

のような感じ。
「セミナーを聞いてもらいたい人」、「講演内容が助けになりそうな課題を持っている人」を想像し、例示することで、「自分ごと」にしてあげることが重要です。「このセミナーで得られること」などでもいいかもしれないですね。

⑦興味を持ってもらえそうな、伝えたいことをセクションごとに簡潔に分け、その度にCVポイント(=LPへのリンク)を差し込み、誘導する

⑥のような「とっかかり」とセットに、CVポイントとなるLPへのリンクを組み合わせたセクションを複数並べていくのが、集客メールの基本です。
20行〜25行の度に1URLくらいだと自然な感じになるかと思います。
例えば

・ファーストビュー(要約)
 リンクURL
・こんな方におすすめ(このセミナーで得られること)/登壇者一覧
 リンクURL
・開催概要
 リンクURL
・各講演のタイトル/概要
 リンクURL

のような感じです。

ご参考になりましたでしょうか…

これからの人向け、という感じで書いていきましたが、どうでしょうか…。
本当にこれさえ抑えれば誰でもセミナー集客メールが作れるのか、僕が一番気になっているので、もし読んだ方はぜひ試してみていただけると嬉しいです。

今後も何かの機会の度にアウトプットが定期的にできるといいなと思います。

#マーケティングの仕事

この記事が参加している募集

マーケティングの仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?