27.【不思議体験-1】『ドッペルゲンガーにまつわる体験をした話し』 ~後編~【納涼・怖い話】
〜前回までのあらすじ〜
バイト先の先輩アユさんと新宿アルタ前から
お店着くまでに他愛もない話しをして、
一息つく僕らでした。
合流後、魚介海鮮系を扱う某居酒屋に到着。
「なに頼もっか~!」とアユさんは一言。
先輩が、着ていたアウターを脱いだ時でした。
「…えっ!?!?」
僕は、驚きを隠せず、ガタッと、
席を立ちました。
バイト先のアユさんのレザーアウターの下に、
着ていたのは、
先程、人違いだと思っていた女性が着ていた
黒と緑のグラデーションカーディガン
でした。
思い出してほしいのですが。
先程、新宿アルタ前で見かけたアユさんに、
似ている人が実際に着ていた服装。
黒と緑のグラデーションカーディガンに、
黒のスカート、黒ブーツに、茶色のバッグで、
マスクをしているアユさん。
完全に一致したんです。
目の前にいるアユさんと、
「全く一緒の服装」でした。
僕は、はじめての経験に驚きを隠せません。
宇佐美:「え、ちょっと待って下さい。」
宇佐美:「ぼくが アユさんと会う前に、
新宿アルタ前で見かけたアユさんに
似てる女性の方と、今のアユさんの服装が、
全く一緒なんですけど。」
宇佐美:「間違いなくこの服でした。
間違いなく、アユさんでした。」
ドッキリかなにかですかね?笑
って笑い半分で言いました。
そう言うと、アユさんは、
重い口を開くことになりました。
アユさん:
『実は、周りの人が、私のドッペルゲンガー
見かけることが多いんだよね。』
え、ちょっと、待ってよ。
どういうこと?
似てる人とかじゃなくて?
色々と話しを聞いてみることにしました。
…遡ること、アユさんが大学生の時。
当時付き合っていた彼氏さんから、
衝撃的な一言を言われます。
彼氏:『お前、○○店の●●カフェで
バイトしてたよな?』
『俺に言ってよ。なんで黙ってたのー。』
さぁて、摩訶不思議です。
当時、アユさんは、カフェでバイトなんて
していたことは、なかったはずなのです。
それに、バイトしていたとしても、
必ず彼氏には話してるはずだと言います。
彼氏さんから、更に言われたのは、
彼氏:『びっくりしたよ、お前俺に何も
言わないで、勝手にバイトしてんだから。
どう見てもお前だったし、声もそうだったよ』
アユさん:『いやいや、ちょっと待って。
カフェでバイトなんてしてないんだけど。
なんのこと??』
彼氏:『え?何言ってんだよ、からかうなって。
俺にお会計までして、対応してたじゃん。
それに、なんで付き合ってんのに、
彼女のこと間違えるんだよ』
アユさん:『それ、私じゃない。
私じゃないよ。』
また、違うバイト先での出来事。
CDショップで働いていたアユさんは、
シフトの休暇をとっていたはずなのに、
立て続けに目撃情報が、
いくつかあることもあったとか。
その日は出勤していないはずなのに、
何も喋らずぼーっとフロア内を30分
見ているだけでした。
間違いなくアユさんだったと、
当時の社員さんが話してくれたみたいです。
そのほかにも、レジの応援に行ってるのを見たと
言われることも多々あったみたいで、
確認しても、本人ではなかったとのこと。
色々な話しと重なり、紐ついたこともあったので
なんだか、とても不思議な経験でした。
皆さんは、そんな変わった経験…ありますか?
それでは……また👋
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