Voicy「なな先生のことばの発達ラジオ」豪華ゲストをお迎えしてたくさん生配信をしました【5月まとめ】
みなさんこんにちは。
ことばの相談室ことり、コトリドリルを主宰している言語聴覚士の寺田奈々と申します。
このたび、『0~4歳 ことばをひきだす親子あそび』という本を出しまして、書籍のプロモーションを兼ねてVoicy「なな先生のことばの発達ラジオ」にてゲストをお招きし生配信の対談を連続で実施しました。
どの回も、ステキなお話がたくさん聞けましたのでみなさまに共有したく、こちらでご紹介いたします。
川﨑聡大先生【言葉の発達支援カイワイの未来を大学の先生に訊く】
川﨑聡大先生は、立派なご経歴の大学の先生なのですが、私のような若輩者にも丁寧に接してくださるとても頼れる先生です。
前半(👆)では、読み書きの発達や学習開始のめやすとなるレディネス、今回出した『0~4歳 ことばをひきだす親子あそび』のご紹介をいただいており(宣伝を買って出てくださる優しい先生なのです)、同日の後半(👇)にはぶっちゃけトークも入れつつギョーカイ話もしています。
どちらもとても楽しいです。
吃音啓発活動家 奥村安莉沙さん【吃音のある若者支援活動&海外吃音セラピーを知りたい!】
奥村安莉沙さんは、吃音当事者で吃音のある若者の支援活動に取り組まれているお姉さん。私の仕事を手伝ってもらったこともあるとてもテキパキしたしっかり者です。一見、クールで淡々とされていますが、内には熱い想いを秘めておられるようで・・・
前半は留学先のオーストラリアでの吃音治療セラピー(キャンパーダウンプログラム)のご経験を、後半は現在の活動である「マイビューティフル・スタッター」映画の巡業、啓発イベントの「注文に時間がかかるカフェ」についてのお話を伺いました。
吃音の支援に従事している人はとても少ない現状。当事者の方の語りから学ぶことがたくさんあります。
注文に時間がかかるカフェ
触るグリフ 宮﨑圭佑さん【古くて新しいディスレクシア治療の最前線!?見ながら触れる触読文字学習法】
宮﨑圭佑さんは、実は私が言語聴覚士になるきっかけを作った人物。今回は鶴の恩返しとして、宮﨑さんの「触るグリフ」という新たなプロジェクトのプロモーションを買って出ました。
和やかなはじまりから一転、あっという間にお話の面白さと独特の雰囲気に私のほうが呑まれてしまい、一本真剣勝負のような掛け合いに。気の抜けないトークだったなあと思います。ふう。
読みのモデルや認知神経心理学、脳科学などの話題は、難しさ・とっつきづらさもありますが、日頃、何気なく過ごしていれば気にも留めない日常に別の見方を与えてくれる、ワクワクもあります。
宮﨑さんのような興味を引き出すような巧みな語り手の存在は、学習者の学びに大きく貢献するなァと、周囲の反響から思いました。
●触るグリフ 公式ウェブサイト
らぬらぬさん【海外で失語症を研究しエンジニアに。言語コミュニケーション障害福祉をウェブサービスで開きたい!】
らぬらぬさんは、以前から仲良くさせていただいているお姉さん。言語・認知系の基礎研究の話題をよくご存じなので、定期開催のグループ勉強会などで、いつも教えてもらっています。語学もご堪能。
日本だと「病院」が研究機関を兼ねていることがほとんどなので、そうでないことがあるという話はナルホドでした。動物も言語を操れる?の話はもっと聞きたかった(笑)
発達障害児 子育て 虹色の朝陽さん【発達障害療育、支援者に言えないホンネ】
虹色の朝陽さんはYouTubeで三男の朝陽くんの成長や取り組み、ご家族について発信されています。以前にも虹色の朝陽さんのVoicyチャンネルにお招きいただいてお話したことがありました。
今回は、「支援者に言えないホンネ」というやや踏み込んだテーマでのお話しです。
「アドバイスをされて負担になることがある」「逆に教えてほしいことが教えてもらえなくてモヤっとすることがある」「お母さんが変わらないと!と言われても・・・」などのエピソードがありました。
言葉が出ない 言葉の遅れ 言語聴覚士なな先生と言葉の引き出し遊びについてお話ししました
別の日にはYouTubeの生配信に及ばれし、ことばの発達についてお話ししました。
松本太一先生【アナログゲーム療育で発達支援の未来を考えよう】
アナログゲーム療育の松本太一先生とお話ししました!みなさん、アナログゲームはお好きですか?界隈で白熱していますよね。私も興味津々です。
スピードを調整できたり、相手との相互性が自然と発生する遊び道具であるアナログゲームは療育にぴったりなのですが、それがなぜぴったりなのか、「放課後デイサービス」の現場の事情から紐解いています。
このゲームが楽しい!という話題ももっともっとお聞きしたかったのですが、どうしてもここでしか聞けないもう一つの話、「放課後等デイサービス」の話題に。
またぜひご招待して、こんどはゲームの話をしたいです。
●アナログゲーム療育
●YouTube 遊びと育ちチャンネル
話し方講師 高山ゆかりさん【言語聴覚士なな先生とコラボ!吃音について】
私が独立前にずっと聞いていたPodcast番組の配信者でいらっしゃる、アナウンサーの出身の話し方講師、高山ゆかりさんとのVoicyコラボです。高山さんのチャンネルに私がゲストとしてお邪魔しました。
話すこと・喋ることを仕事にされている方は、もともと得意だからその職業についている、という人が多いかと思いますが、高山さんは話すのが苦手な人にも寄り添ってくださるというとても素敵な方です。打ち明けづらい話し方の悩みを、高山さんになら相談できそうと感じます。
吃音の話を中心にさせていただきました。成人期の吃音についてお話ししたのですが、言語聴覚士でない方にここまで詳しくお伝えしてじっくりと聞いてくださったのは、相談場面を除けばこれが初めて。些細なこと、くだらないこと、と思わずに興味を寄せてくださる高山さんに感謝です。
ママ友ドクターにしゆみ先生【発達障がいはもう障害じゃない!?】
ママ友ドクターにしゆみ先生です!
パワフルで明るいにしゆみ先生、お話しすると元気をもらえます!
小児科でたくさんのお子さんの発達の相談に載ってこられたにしゆみ先生が、インターネットで活動を始められたそのわけを教えてもらいました。小さいお子さんがいる保護者の方からとても好評の会です。
最新の療育についても、最新情報や大事なエッセンスを伝授してもらっています。
東大IRCN赤ちゃんラボ萩原広道先生【言葉はどうやって増えるの?】
『子ども理解からはじめる感覚統合遊び』『みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』の製作者で研究者の萩原広道先生にお越しいただきました!
この回、言語聴覚士や若手の専門職を中心に、各所から大好評で、ぜひ連続講義にしてほしいと言われています。求む、スポンサー!!!(笑)
萩原先生とは今後、プチ産学連携(?)の計画もあり、とても楽しみです☺
こども日本語教室にほんごTOIRO主催まいこ先生【ドイツでバイリンガル子育て】
日本語教師と言語聴覚士の接点をいつかどこかで作って交通させたいというのは「日本語発音みえる化シート」をリリースして以来のテーマでした。社会の資源を考えるなかで、近い研鑽を続けている職種同士が社会的に遠く交通のない場所に居るのはとてももったいない。
さらには、まいこ先生は学校教育や特別支援教育のバックグラウンド、バイリンガル子育て(現在はこちらがメイン)のご経験もお持ちですので、今回聞きたかたお話がまさにという感じでした。
私自身が第二言語習得や多言語環境で育つお子さんの話題についてはまだまだ明るくなく、入り口に立ったばかりではあります。今後も継続して深めていきたいテーマですね。
にほんごTOIROオンラインセミナー
6月の予定
この記事、5月の末に出そうと思っていたのに意外とまとめの工数が多く、遅くなってしまいました。
すでに6月5日に医学博士の平岩幹男先生との対談を終えており、次回6月19日には学びルームポラリス主宰の奥塩渚先生のご出演が決まっています。
ご期待ください!
ことばをひきだす具体的なかかわりがわかる。
『0〜4歳ことばをひきだす親子あそび』好評発売中です。
よろしくお願いいたします!
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