見出し画像

2021年映画ベスト10

あけましておめでとうございます。
昨年度もたくさんの方に感想を読んで頂き本当にありがとうございました。
本年もよろしくお願い致します。

という訳で恒例の年間映画ランキング。
今年は鑑賞数約60本程で映画を観始めて過去最低に少なくなってしまった。来年はもうちょっと増やしたいところ。

1位 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
2位 BLUE/ブルー
3位 空白
4位 子供はわかってあげない
5位 すばらしき世界
6位 街の上で
7位 茜色に焼かれる
8位 あのこは貴族
9位 パワー・オブ・ザ・ドッグ
10位 るろうに剣心 最終章 The Beginning

10位 るろうに剣心 最終章 The Beginning

昨年度観たアクション映画では一番素晴らしかったと思う。特に冒頭縛られた状態からの大殺戮シーンは眼福。
お話もこれまでのシリーズ作品の中で断トツでダークなトーンで殺人マシーンと化した佐藤健のアクション俳優としての色気が半端なくとてもゾクゾクした。


9位 パワー・オブ・ザ・ドッグ

今年観た洋画だと今作が一番好き。
感想にも書いたけど「男らしさ」の有害さとその末路を描いた「現代」の映画としても傑作だと思った。
演じていた役者さんもみんな素晴らしかったし、撮影も美しいし、演出も超一流だし、映画としてのレベルが本当に高い。
途中のジェシー・プレモンスとキルスティン・ダンストの山々をバックにダンスするシーンが美しくて大好き。

8位 あのこは貴族

昨年度はコロナで3月まで映画館に行けなくて、今作が2021年度の映画館での初鑑賞作品だったけどそれにふさわしい作品だったと思う。
橋での道を挟んで手を振り合うシーンが本当に素晴らしかった。

7位 茜色に焼かれる

コロナ禍の世界を描いた作品を何作か観たけど今作の切実さや熱量が圧倒的で今だから胸にくる傑作だった。
賛否分かれてたけど、僕はラストシーン大好きです。


6位 街の上で

何度も見返したくなる愛おしい映画。今泉監督作品の中でもトップクラスに好き。
バーでマスターに、青がフラれた愚痴を言うシーンで、隣の生暖かい目線で見る常連客の表情が自分のバー通いしてた時期の事を思い出して何とも言えない気持ちになった。あの目線知ってる。


5位 すばらしき世界

行き辛い世の中にどうしても馴染めない気性の人間の葛藤が観ていて辛いし、それでも世の中捨てたもんじゃないと思える美しい瞬間の切り取り方が素晴らしい作品。

太賀が風呂で役所広司の背中を流してあげるシーンは何度観ても胸にくる。


4位 子供はわかってあげない

昨年公開の「おらおらでひとりいぐも」もそうだけど、沖田監督の演出力は本当名匠だと思う。何でもないシーンで涙腺を刺激された。
上白石萌歌ちゃんとトヨエツが再会して2人で歩く浜辺のシーンがさりげないのに何故か分からないけどめちゃくちゃ泣いてしまう。


3位 空白

吉田恵輔監督、愛しのアイリーンとBLUE/ブルーの2作が本人も思い入れがある作品と言ってただけに、その後どういう作品でくるか期待してたけど、かつてないくらい重い作品でビックリした。常に映画の登場人物の人生を他人事にしないのが辛いけど真摯。
一番好きなシーンは松坂桃李のお弁当のくだり。

2位 BLUE/ブルー

3位の空白に続き吉田恵輔。空白も素晴らしかったけど僅差でこちらの方が好き。
才能のなさを常に突きつけられながらも、それでも驚異的に何かを好きな人間の美しさにとても感動してしまう。


1位 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション

感想でも書いたけど僕のヒーローアカデミアというちょっとメタ的な視点の作品に、更にもう一つファンから観たメタ的な視点を重ねる様な構造が凄いと思う。

アニメーションとしての見せ場もちゃんとあって中盤のワンカット風の戦闘シーンも素晴らしいし、ラストの常に鏡の前の自分を越え諦めない事の凄みを示す様なエモーションたっぷりなバトルシーンが最高。

あと原作の方の最終話へ向けたリアルタイムな盛り上がりが半端ないのでその相乗効果もあったりして、正直一本の映画として全く評価出来ない程、今はヒロアカ大好きになってしまったのでどうしても1位になってしまった、、、

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?