女性専用車両

 未だに電車の女性専用車両について議論している場を見かけた私だ。女性専用車両は男女差別をしていると、そんな話だ。

 男女平等の中の平等とはなんだろうか。
平等なんて見方によって様々な形に変わってしまう言葉。私は女性専用車両に関して私自身女性だというのもあって、その仕組みを不平等だとは思わない。

 今日はその理由をはっきりと言葉にしたい。
確かに私は最初 これに対して男女差別という意見を完全否定は出来なかった。だがそれは形上での不平等だと今は思う。男女共に専用の車両が存在しないという点での不平等だ。

 しかし私の思うこの仕組みに対する不平等はこうだ。もし男性側が女性と比べては劣っても、その被害の数を上げ、女性と同じように多くのものが助けの声を上げ、それでも男性専用車両ができないのであれば、それは確かな男女差別だ。

 女性に存在する優先が男性には無いからといって差別をあげるのは少し見たものの事実に囚われすぎていると思う。

 なぜならこの問題に関しては、女性はその性別だけで被害の対象と成る。それこそが改善すべき男女差別だと私は思う。その差別をできるだけ無くそうとの取り組みがこの女性専用車両である。

 他にこんな意見もあった。満員電車の中女性専用車両の方はガラガラなのがずるい。
 それを言うならば、否定するべき問題は男女差別が起こっている事ではなく、車両の問題だろう。女性専用車両がなくなって満員電車がなくなるだろうか。

 まとめるとこうだ。
 女性専用車両が設けられたのは、女性を理由に被害を受ける女性の男女差別による被害を減らすためでもある。このことにきちんと目を向けるべきだ。

 これを踏まえた上で、必要な平等とはなんだろう。

 あなたはあなたの思う不平等は本当?


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