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「アルジャーノンに花束を」の内容と感想は?【著:ダニエル キイス】

「アルジャーノンに花束を」の内容は?


知能指数が極端に低い主人公が脳外科手術により知能指数をあげてもらうという趣旨のストーリー。

チャーリーよりも随分と早く手術を受けたネズミと友達になっていく。

チャーリーの日記はチャーリーの知能が変化していく様子を描いており、長い長い経過報にはその変化が見て取れる。

知能が上がったチャーリーは人間の私利私欲に気が付くようになっていく。

そうして、手術を受ける以前の方が何も知らずに幸せに生きていられた…という面に気がついてゆく。

ラストはネズミのアルジャーノンのお墓に花束を添えてあげて欲しいというメッセージで終わる。

これはアルジャーノンの経過報告の日記に書かれているところ。

その頃は人間であるチャーリーもおらず、切ないラストになっている。

「アルジャーノンに花束を」の感想

チャーリーという人間と動物実験のネズミの友情を感じ取ることができる。

チャーリーはネズミのアルジャーノンの死に対して、どうか、立ち寄る時にはアルジャーノンのお墓に花束を添えてあげて欲しいと日記に記している。

動物実験で使われていたネズミに対して友達からの友情の証。

これは深い意図を感じ取ることができる。

知能が上がった時決して幸福を感じないチャーリーが、動物実験のネズミに対して思うこと。。

それは体験した人間にしか感じ取ることができないのではないだろうか。

様々な感想があると思うけど、ネズミという動物実験に対しての反対、チャーリーなりに動物愛護、動物実験にノーを言っているのだろう…というふうに憶測することも可能だ。

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