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実は今の日本、博士課程に進学得です!その訳は...?

こんにちは、はにです。

以前、博士課程進学を考えられてる学生さんに向けて
記事を書かせていただきました。

予想より多くの方に見ていただけて嬉しいのと同時に
博士課程を検討されている方が多い現状を知れました。

もちろん、私はすべての人に博士課程を勧めているわけではありません。
修士卒の企業就職率は極めて高いですし
最近では、国立大でも学部卒の企業就職も増えてきている印象にあります。
私自身も、一度は修士卒の企業就職を検討いたしました。
結果、博士課程進学を決めたのですが。

博士課程進学を希望していても、どうしても悩ませてくる
様々な問題がありますね。
その中でも大きな問題は3つ

・卒業できるのか
・金銭問題(授業料や生活費)
・卒業後の就職先

かと思います。
私も進学当時(2021年)はこれらの不安がありました。
しかし、現在博士課程進学を検討されている方々、
これらの問題を、あまり深く抱えなくて良いことを
ご存知でしょうか?
全く気にすることないというわけではありません。
これらの問題解決には、自分自身で行動する必要がありますが
日本は現在、以前に比べてこれらのハードルが下がっています。
それについてご説明いたします。


卒業できるのか


図1

図1は、上記のヤフーニュースに掲載された内容を抜粋したものです。実は、文部科学省は日本の博士号取得者数を増やすために様々な政策を開始しています。旧七帝大と呼ばれる国立大では既に始めているところもあり、博士号取得率向上のために、学位取得条件を「博士論文の執筆及び発表」に変更しているようです。私自身もでしたが、以前までは投稿論文1本以上、国際学会発表1件以上など博士論文に加えていくつか条件が課せられていました。このように、学位取得条件レベルが下げられているようです。(大学院によりますので、必ず公式サイトで調べたり、学務に問い合わせたりなどで確認してください。)
この政策に便乗したいという方は、国の政策となっているので
先程申した旧七帝大でなくても、国公立大への進学をお勧めします。

金銭問題(授業料や生活費)


図2

図2は、同サイトの内容の一部を抜粋したものです。
同様に、日本は博士号取得率向上に向けて、生活費等の資金支援を
積極的に行っています。

私も博士課程進学の際に、恐らくこの記事が指す支援制度と同じものを
受けていました。
よく知られている学振(日本学術振興会)とはまた別のものになります。

上記のサイトが、私が受けていた支援制度です。
こちらは、本プログラムに参加し指定された科目を受講することで、毎月生活費相当と1年分の研究費が支給されるものとなっています。
詳しくは、募集要項等をご確認ください。
こちらは学振との併用不可ですが、学振よりも定員数が多く比較的採用されやすいものとなっていますので、ぜひ挑戦してみてください。

卒業後の就職先


図3


図3も、ヤフーニュースの記事の一部です。
記事に記載されているように、民間企業も博士卒の採用枠を設けています。
私は、アカデミアに残るつもりでいたので、あまり積極的に民間企業の
就職活動に取り組みませんでしたが
他の博士課程の先輩に聞いた話では、博士の就活生用のLINEのオープンチャットなどが作られているだとか。
一人で就活が不安であったり、情報を少しでも多く得たいという方は
探してみられても良いかもしれません。

また、図3にある『科学技術教育に力を入れる高校では「博士教諭」としての採用も促す。』という話は
私も初めて知りました。
大学以外で、教員に興味がある方は調べてみられても良いかもしれません。


いかがでしたでしょうか?
このように、以前よりは博士号を取得しやすい環境作りが
進められているようです。
もちろん、だからといって何もしなくとも博士号を取れるわけでもなく
お金が得られるわけでもなく、就職先が決まるわけではありません。
この記事を参考にしていただき、博士課程を志す学生さんたちの
負担が少しでも軽減できればと思います。

その他に、まだ尋ねたいことがありましたら
いつでもご質問をお待ちしております。

X(旧twitter)垢
@A_P_Hanni


はに



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