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【詩】てっちゃんへの手紙


ひさしぶり 
君は今、元気に看護士してるかな?
コロナ禍は、大変だったかな?
私は毎日、子どもに幸せもらっているよ

退屈で面白くもない
銃の訓練するよりは
人の命救う仕事の方が
君は輝けるんだろうね

私は無理して
家族の介護するよりも
子ども相手の仕事して
小説書いてる方が輝けたんだろうね

自分に自信なかったけど、
心の声が示す道を目指すことが
君との良し悪しよりも
きっと大事だったね

相変わらず一番大事な人と
心を通じあわせては
また壊しての繰り返しで
自分が情けなくて、
つい君との過去も振り返ってしまうよ

そんな私にでも
子どもは笑顔をくれるよ

ああ、でも
君にはやっぱり、銃なんか似合わない
私にもやっぱり、銃なんか似合わない
子どもにも、銃なんか似合わない
あの人にも、銃なんか似合わない
世界中の誰にも銃なんか似合わないさ

だから、武器よりもっと、素敵なものに
お金を分け与える国だったらいいのにな

若気の至りで、大事なものを見落とした君でも
新たに飛び込んだ世界で、生を学んだなら
きっと後悔を希望に変えれると信じているよ

道を誤り過ぎた私でも、失敗から学んで、
本当の自分らしい生き方を見つけたら
子どもの命も、君の命も、私の命も、
あの人の命も、誰の命も
これ以上、誰の命も奪わせない言霊を
生み出せると信じていたいよ

何かを得る為に何かを捨てる生き方に、
賛同なんかできない私は、
「ペンは武器よりも強し」と言ってくれた人の
愛を励みに、今日も生きていく










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