【雑感】あなたは、どうしたいの?

「他人に疑心暗鬼になりがちなのは、認知の歪みがあるからかもしれない。」と、心のどこかでは、自覚している。

そこに、引っ張られがちなので、認知行動療法のアプリをダウンロードしたり、治療に通っているのですが、保険適用外なので、それなりお金もかかる。現在の地域に転居してからも、当てにしていた治療機関の予約もなかなか取れず、仕方ないので、実家にある以前から通っていた通院先に、頻度を下げて、通うことなった。

専門的で有効な心理療法は高いので、なるべく安いところを探して利用しているのですが、私の目標である「他人と理性的に関わる」「自分も相手も尊重する」ところまでは、充分に至れていない。そりゃ、虐待当事者も自己破産するわ、と思いました。

結局、なるべくお金をかけず、尚可つ他の当事者にも対処できるようにしようと、心理療法の資格を取った。現在の仕事の肩書きがないと取れない資格なので、アトピーで大変でも、苦労して、保育士の資格を取ったかいがあったと思いました。

現在の仕事以外で、報酬を貰い、心理療法を行えるようになるには、もうワンランク上の資格が必要なので、先日申し込みをしました。認知行動療法も検討したけど、金額的に厳しいかな。

逆境体験をした人にとって、心理療法は大事だけど、私は国が福祉で生活の基盤を支えることは、もっと大切だと思っている。

円滑な人間関係の基盤は、安心できる生活だからだ。そこを考えた時、当事者の立場に立って、行政に充分なアドボカシー(※代弁)を行える福祉、医療関係者がどれだけいるか、と考えたら、とても少ない気がしているし、それが残念でならない。

以前、正規じゃないやり方で、こそっとレベルの高い性暴力支援講座に潜りこんだことがあった。今考えると、あまりにも浅はかだっただと思う。そして、私は危機感を感じて、焦っていたのだと思う。

だけど、その講座のワークで「否定され続けてきた人」と指摘された時、自分のなかで、何かが腑に落ちて、思わず泣きそうになった。親や周りの大人の躾の言葉で、私はずっと自分を痛めつけてきた、と思った。

現在も、そんな風に自分を大事にできない若者や子どもは増え続けているのだと思う。

そこには「私は、こう乗り越えたから、こうしなさい」ではなく「あなたは、どうしたいの?」という問いかけが大事だと思っている。



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