記事一覧
中部ブロック代表・愛知高等学校『井戸の茶碗』(作、愛知高等学校演劇部/脚色)
演劇部概要愛知高校はもともと男子校でしたが15年前に共学化。部員は3年生をいれて22人(2020年8月現在)です。日々の練習は講堂で行っていて、30年前のものだが照明施設もあります。顧問の岡大輔先生は学生時代は落語研究会に所属。顧問就任当初は唐十郎の作品などの作品を上演していましたが、就任後5年たって顧問としての勝手がわかってきはじめたそうです。ただ自分には本を書く力がない、とも思ったそうでそんな
もっとみる開催県代表・土佐女子高校『あやな先生のトランプ』(作、土佐女子高校演劇部/劇団かふぇいん)
演劇部概要土佐女子高校は中高一貫の女子高で演劇部員は19人(高校だけだと12人、2020年8月現在)。練習場所は特別教室を使っておこなっています。顧問のひとりである岡本先生は元劇団四季の俳優という異色の経歴の持ち主です。岡本先生によると、部の歴史は古いそうですが、大会でみると春フェスには一昨年初出場、総文祭は今回が初出場です。部の愛称「劇団かふぇいん」は「目が覚めるような芝居を」というような意味で
もっとみる中部ブロック代表・愛知県立津島北高校『ジンコちゃんの世界』(作、畑澤聖悟)
演劇部概要
部員は25人(2020年8月現在)。練習場所として最近まで体育館を使っていましたが、改修工事に入ったので現在は教室で練習しています。津島北高校は部活では運動部、特に陸上部が強い学校。演劇部はもともと小さな部活で、過去の記録を見ても総文祭に出るのは初めてだということです。
あらすじ
『ジンコちゃんの世界』は今大会にも出場している青森中央高校の畑澤聖悟先生の作品。主人公の高校生・サチコは
四国ブロック代表・徳島市立高等学校『水深ゼロメートルから』(作、中田夢花)
演劇部概要3年生を含む全部員は12人(2020年8月現在)。練習場所は校内のホールで、調光室があり、音響照明も練習可能となっています。全国大会の出場は2度目、顧問の村端先生も演劇部の出身で全国大会出場経験があります。
あらすじ
生理でプール授業を休んだにもかかわらず、補習のためにプールサイドに呼び出された女子生徒2人と中学時代に男子に勝てたのに高校に入り勝てなくなった水泳部の女子らが織りなす物語
中国ブロック代表・島根県立三刀屋高校『ただ、今』(作、亀尾佳宏)
演劇部概要部員の数は21人(2020年8月現在)。部室は野球部用に使われていた合宿所を利用しています。三刀屋高校演劇部は過去に6回全国大会に出場していて優秀賞2回獲得、顧問の亀尾先生は全国大会に7回出場し、創作脚本賞を2回獲得しています。
あらすじ
ストーリーはエロ本を拾った男子高生をきっかけに、部活中の男子高校生と空き家で遊ぶ小学生が繰り広げる「今」の彼らを取り巻く恋愛や性について描いています
九州沖縄ブロック代表・長崎県立長崎北高校『アルキメデス・スリッパ―』(作、長崎北高校学芸部と福田耕)
全国大会出場校唯一の演劇“班”
長崎北高校は創部1年目での出場・・・しかも演劇部ではなく、学芸部の演劇班です。部員は現在7人で、部でないので部室などはなく、会議室や空き教室を使って練習しています。
たった3人からの挑戦
学芸部“演劇班”立ち上げの仕掛け人は顧問の福田先生です。福田先生はもとは演劇とは縁がなかったそうですが、7年前に行われた長崎総文の運営をきっかけに、長崎の高校演劇名門校・創成館高
近畿ブロック代表・洛星高校『とりでのむこう』(作、寺越玄)
演劇部概要
京都にある私立の中高一貫男子校で部員は高3生を入れて15人。稽古は校内にある講堂でやっています。演劇部は創部60年目ですが、本作『とりでのむこう』で初めてのブロック大会、そして初めての全国大会となりました。
寺越君と洛星演劇部
全国大会に出場する脚本の多くが顧問の先生が書く中、高校生が書いた脚本で全国に来た3校のうちの1校です。顧問の片山先生によると、脚本を書いた寺越君は中1で演劇部
関東ブロック代表・埼玉県立川越高等学校『いてふノ精蟲』(作、阿部哲也)
演劇部概要
県立川越高校は明治時代に創立した歴史ある男子校で、映画『ウォーターボーイズ』の舞台としても有名です。部員は3年生を入れて12人。日々の部活動は教室や生物準備室で行っています。演劇部は明治時代にあったことと、昭和40年代に市の広報に掲載されていた記録はありますが、その後廃部となり、10年前に改めて創部されました。この10年で県大会に2回、関東大会にも2回出場していますが、全国大会は今回が
東北ブロック代表・青森県立青森中央高校『俺とマコトと終わらない昼休み』(作、畑澤聖悟)
演劇部の概要
部員は27人(2020年8月現在)。全国大会には今回で10回目の出場、過去に最優秀賞3回、優秀賞5回、創作脚本賞1回と2000年代以降の高校演劇界のど真ん中を突っ走ってきたのが青森中央高校であり、顧問を務める畑澤聖悟先生です。高校演劇特集の第1回でもお話ししましたが、畑澤先生はプロの舞台に脚本を書きおろしているほか、渡辺源四郎商店という劇団も主宰しています。
あらすじ
ストーリーは
関東ブロック代表・静岡理工科大学星陵高等学校『日本の大人』(作、柴幸男)
演劇部の概要
創部28年で部員は32人(2020年8月現在。活動には中学生7人も加わる)。10年前に顧問に就任した佐野先生は学校のOBで演劇部のOB。ここ10年で関東ブロック大会には4回出場し、今回全国大会に初出場となりました。
コロナ下の部活動
関東大会が終了後、3月の演劇部春公演が中止になり、4・5月は学校が休校になりました。新入生歓迎公演や文化祭が軒並み中止になるなど、上演の機会だけでなく