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【インターン振り返り】南伊豆を出てから2時間、僕は涙が止まらなかった。

こんにちは。リューです。
今回は、前半に南伊豆のゲストハウス「ローカル×ローカル(以下、L2)」のインターンを終えた直後の気持ちを書きました。後半にはその後の自分に起きた変化をまとめています。
前半部分は電車の中で書いたのですが、書きながら号泣していました。笑
南伊豆でのひとつの思い出として、残しておこうと思います。
後半には、数日経って冷静になったリューの振り返りも書いています。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。



【前半】L2でのインターンを終えて

人の笑顔を思い出して涙を流すなんて、考えもしなかった。

9月26日、13時10分。
ともにL2で活動してきた学生インターン3期生のきはちゃんとひなちゃんを伊豆急下田駅の改札口で見送ったあと、僕はなんだか落ち着かない気分でいた。

誰かの声が聞きたいなぁ。ふとそう思った。

仕事中だから出ないだろうとわかっていても、母に電話をかけている自分がいた。

リュー「もしもし。インターン終わったよ」
母「あら、終わったの?おつかれさま」

僕はこの「おつかれさま」にやられて、グッときてしまった。
3週間弱のインターンの記憶が一瞬で脳内を駆け巡り、南伊豆で出会ったたくさんの人の笑顔が浮かんだ。
泣くことなんて、ここ数年では全くと言っていいほどなかった(映画鑑賞を除く)のだが、涙腺が決壊した。

人の笑顔を思い出して涙を流すなんて、考えもしなかった。

ちなみにいまは13時20分なので、タオルを片手にこのnoteを書いている。駅のベンチに座って、いまもまだ周りの目を気にせずにかなり号泣している。
(この文章を打っているだけでもう一回泣いてしまった。泣いたことを思い出すだけでもまた泣きそう)

帰りの電車は14時18分発のサフィール踊り子にした。南伊豆に向かう前に購入したのだが、普通の特急踊り子号より料金が少し高く、座席も少し高級な仕様になっているらしい。
買った時は、「きっと疲れてるだろうし、ゆっくり休んで帰るか」と景色を眺めながら、楽しい旅行の帰り道みたいな帰路を想像していた。しかし今はそれが裏目に出ている気がする。

泣くなぁ、これ。

少し落ち着いてから、改めてnoteを書くようにしよう。このままだと涙が止まらないから。


電車に揺られながら、よみがえる思い出

14時20分。
サフィール踊り子に乗った。
数日前に買っていたけどタイミングを逃して食べられずにいた「小さなレストラン しいの木やま」のカレーのフォカッチャを食べる。
ああ、ここで3期生3人で食べたパスタ、美味しかったなぁ…
なんか泣けてくる。

車窓からの景色を見る。
下田駅周辺の坂道を見て、学生インターン3期生3人と留職生のポジさん、せりなさんの5人で下田の白浜海岸にサーフィンしに行ったことを思い出す…
泣けてくる。

531 Coffee&Bake のスコーン。…泣きそう。
(店主のともさんとの思い出もnoteに書いています。こちらもぜひお読みください。)

すべての思い出が「泣く」という感情にしか行き着かないのはなぜなのだろう。楽しかった記憶ばかりだ。思い出してニヤついてしまう展開だってあるはずなのに。

どうして涙が出てくるんだろうと(書いている今も涙が止まらない。常にタオルは手元にある)考えたとき、1つの結論にたどり着いた。

「『コンテンツ』ではなく、『ひと』にフォーカスしたから」。

小学校や中学校で、毎日休み時間一緒に遊んでいた友だちが、突然転校すると聞いたら、悲しくなって涙が出る。遊んだ内容を鮮明に覚えているわけではないけれど、その人との濃い時間がもうなくなってしまうと思って泣いてしまう。南伊豆のことを思い出して泣くのはこれに近いのかなと感じている。

南伊豆で出会った人たちは、勝手ながら全員友だちだと思っている(こんなに言い切っちゃってすみません…)。誰と過ごした時間を思い出しても濃かったと思えるし、思い出すだけで涙が出てくる。また南伊豆に行って会いたいな、と思う。


そして、南伊豆の皆さんへ。

南伊豆でお会いできた皆さん、また会いに行きます。
その時はお酒でも飲みながら、熱い話もさせてください。
(めちゃめちゃ酒弱いから、すぐに熱い話しそうだな…笑)
たくさん笑って、たくさん話して、「また来ます」と言わせてください。

きっとその時も、帰り道は涙が止まらないと思います。
泣き切ったらちゃんと笑顔になるし、「職業:自分」になるための自分探しだって頑張ります。

南伊豆の人のあたたかさに感動して流す涙が、僕は大好きです。


【後半】L2(ローカル×ローカル)のインターンでの学び

あれから数日経って、自分の生活には少しずつ変化が起きています。
ここでは2つ紹介します。

1. 周りの人との向き合い方

L2のインターンプログラムの中には、
「編集ワークショップ」というものがあります。
(インターンの詳細については下のnoteをご覧ください。)

僕はこのワークショップを通じて、
情報を伝える手段(メディア)を活用し、状況を変えていくチカラ(=編集力)を鍛えることができたと感じています。

そもそも編集には、“発信しようとする情報”が必要になります。
情報があって初めて「どんな形にするか(=編集するか)」を考えることができるのです。

いいインプットなくして、いいアウトプットは生まれない。
まずは「きく」というインプットから始めよう、とインタビューの練習を毎朝行っていました。

インタビュー練習は1対1ですが、
この日は話した内容を3人でシェアしました

インタビューでは、話し手の世界に関心を持ち、その世界を案内してもらうことを意識していました。

例えば、

聞き手「最近、何か学んだことはありますか?」
話し手「noteに文章を書いて発信することって楽しいなぁと思いました。読んでもらうことで自分の人となりが少しでも伝わるのはすごくいいなぁと思います。」
聞き手「“すごくいいなぁ”っていうのは、具体的にどんな感じ?」
話し手「読んだ感想を送ってくれたり、スキをしてくれたりする(押してくれる皆さま、いつもありがとうございます…!)っていうポジティブな反応ってこんなに嬉しいんだって思ったんだよね。高校で部活をしていた時は、反応は(自分が作った番組への)講評くらいで、改善すべき点しか言われてこなかったから、余計に嬉しいのかも。」

聞き手が思う「いいなぁ」と、話し手本人が思っている「いいなぁ」が同じとは限らない。話し手の世界に入るというのは、「話し手がどうしてそう思ったか」「そう感じたことで何が変化したか」などの話し手の感覚を自分が理解できる状態にすること。インタビューの間は、聞き手が話し手になりきってみる時間だと思っています。

毎日繰り返していくことで、常に前日の反省を生かしたインタビューになり、日々アップデートされている感覚がありました。

話し手の世界に入っていく、という姿勢は、少しずつ染み付いていきました。今でも、友だちとの日常会話にもあらわれています。
日常会話は「聞き手」「話し手」が明確に分かれているわけではありませんが、相手が話していることに入っていこうと意識するようになりました。

まずは自分が、相手の世界に入ってみる。
編集ワークショップのおかげで、周りの人との向き合い方が深くなっている気がしています。

2. 高速トライ&エラーの実践

僕は、L2でのインターンを通じて「職業:自分」を目指そうと決意しました。
(「職業:自分」については下のnoteをお読みください。)

「職業:自分」に正解はありません。
答えは僕が探し出す必要があります。

高速トライ&エラーは、オーナーのイッテツさんがUX改善(学生インターンが、ゲストさんにL2を満足に利用してもらえるよう改善案を提案する)の説明の時に言っていた言葉です。

小さなことから、ためしにやってみる。
やってみて違和感があったら、修正してまた実践してみる。
トライ&エラーを短期間で次々にしていくのが、高速トライ&エラーです。

もし失敗しても、それが小さいエラーであれば、次のトライに向けてすぐに動くことができます。
やらなかったことで後悔するのではなく、やった結果得られたことを次に生かすのが大切だと身をもって感じました。

南伊豆にいる時には、たくさんのトライをしました。
noteを書いたら、友だちにシェアするために久しぶりに連絡をとってみたり、今までやってこなかったInstagramを始めてnoteの宣伝をしてみたり。

L2の室内装飾をした赤池完介さん(写真右)と。
写真撮りたい…とお声をかけ(トライ)、気さくに応じてくれました

高速トライ&エラーを心掛けているからか、大きなエラーというのは感じていません。むしろトライしてよかったなと思うことばかりです。

当時のノートを見ていると、こんな言葉が目に止まりました。
「失敗は学びを、成功は自信をもたらす」
「本気の失敗は価値になる」
これからも高速トライ&エラーを続けるために大切にしたい言葉です。

まずは、今を生きる。

南伊豆での生活には、たくさんの思い出があります。
その中で湧き上がってきた自分の将来もあります。

でも、まずは“今”にフォーカスする。
あの時、こうしておけば…と思った瞬間、高速トライ&エラーが実践できていないことになってしまいます。

「職業:自分」を名乗れるように、たくさんの出会いや経験(インプット)をして、L2で鍛えた編集力でアウトプットしていく。

高速トライ&エラーで大きく変化した自分で、
南伊豆に戻りたいと思います。

新しい「自分」は、noteInstagramでアウトプットしていくので、フォローして見守ってもらえたら嬉しいです。

南伊豆の思い出を、帰るときのあの涙を、無駄にしないように。
これからも頑張っていきます。

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