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「職業:自分」を目指す大学生が、南伊豆で深いつながりを知った話。

こんにちは。リューです。
「職業:自分」を名乗るべく、自分探しをしている大学生です。
今日は、「人とのつながり」から自分を探していきます。

前回のnoteでは、「孤独」という言葉から、
新しい自分を探していきました。
そちらの記事もよければお読みください。

今回は、「人とのつながり」から自分を探していこうと思います。

リューは孤独を捨てた!?

前回のnoteで、
「孤独は武器になる」という話を書いています。

「人とのつながりって、孤独と正反対じゃん…」
そう思った人もいるかもしれません。

武器に矛と盾があるように、
自分と向き合うための「孤独」と、
新しい自分を見つけるための「人とのつながり」の
2つが必要だと僕は思います。

SNSが発達したことで、いつでもどこでも、誰とでもつながれるようになりました。
その結果、「孤独」と「人とのつながり」の境界が曖昧になってきていると思います。

ひとりでいても、SNSでやりとりすることで誰かと話しているような気分になれる。
でも返信が遅かったり、文字では相手のテンションが分かりづらかったりして、孤独感に襲われることもあります。

南伊豆のゲストハウス「ローカル×ローカル」でインターンを始めてから、たくさんの人とお話しすることができました。
その中でも、「人とのつながり」については、
531 Coffee&Bakeの店主である、ともさんに話を聞きたいなぁと思いました。

531 Coffee&BakeのInstagramはこちら↓
https://www.instagram.com/531.coffee.and.bake

ともさんとの出会い

初めてともさんにお会いしたのは、南伊豆に来た初日。
「ローカル×ローカル」のオーナーであるイッテツさんに南伊豆を案内していただく中で立ち寄ったときでした。

531 Coffee&Bake 宿から徒歩5分なので散歩の目的地にしていました

他のインターン生2人よりも後から合流した僕は、
2人と仲良くなれるかな、とか、宿業務頑張らなきゃ、といった不安と焦りでガッチガチに緊張していました。

ともさんとイッテツさんは楽しくお話しされていましたが、僕は緊張で人見知りを発動してしまい、その場ではほとんど言葉を発さずにその場を後にしてしまいました。

次にお会いしたのは、その2日後。
イッテツさんと、先に南伊豆に来ていたインターンの2人、そして留職生のせりなさんとポジさんが、僕の歓迎会を531 Coffee&Bakeで開いてくれました。

そこでともさんが話していたのが、「人とのつながり」。
南伊豆に長く住んでいる人、嫁いできた人、移住者の間に壁はなく、
今も深いつながりが続いていると話してくれました。

その時は、シンプルに「いい話だな〜」くらいの感覚でした。
だけど、南伊豆で生活していく中で、ともさんが言っていた深いつながりを僕自身が実感するようになっていきました。
南伊豆くらし図鑑」のくらし体験や、ローカル×ローカルでのワークショップ、町の人たちとの食事会…
南伊豆の人たちは気さくに話しかけてくれて、一瞬で打ち解けられる。そんな出会いの連続が僕にもやってきたのです。

深いつながりに囲まれた生活は、とても充実していました。
食事会の場で、町の人たちが釣りの話で盛り上がる中、僕は初めて知る釣りの世界に「面白そうですね〜」と言いながら話を聞いていると、
「りゅうちゃんも今度南伊豆に来た時には、一緒に行こうよ!」と言ってくれたことがありました。
そこに、南伊豆に住んでいる人との壁は全く感じませんでした。

そうか、ともさんが言ってた深いつながりってこういうことなのかな。

南伊豆に来てから、たくさんの人とのつながりによって、生活の充実度が大きく上がっていると感じた僕は、移住者であるともさんの「人とのつながり」についてもっとお話しを聞いてみたいと思うようになりました。

南伊豆は“本当の友だち”に会える場所

ある日、宿業務の合間に、散歩がてら束の間の休息を求めて531 Coffee&Bakeへ。
この日は他にお客さんがいなかったので、ともさんに「人とのつながり」について少しお聞きしました。

南伊豆に移住してからとそれまでとは人との関わりかたが変わったのか。
その変化はともさんの生活にどう影響しているのか。
僕が南伊豆に来てから感じた「人とのつながり」の話もしつつ、聞いていきました。

親族も知り合いもいない地に移住してきて、
たくさんのいい人たちの出会いに恵まれたと話すともさん。
子どもを通じて知り合った母親同士(いわゆるママ友)であっても、
〇〇くんママ、ではなく、お互いを名前で呼び合っていると言います。

「"友だちをつくるんだ"と意気込んだわけではないけれど、
ここにきて、本当の友だちができるとは思ってなかったんだよね〜」
と、満面の笑みで話してくれました。

本当の友だち、か。
南伊豆に来てから感じる深いつながりがスッと言語化された瞬間でした。

僕にとっても、南伊豆は縁もゆかりもない場所でした。
住み込みで生活するのに苦労しなければ問題ないな、という程度の人間関係が築ければいい。最初はそれくらいに思っていました。でも今となっては、「本当の友だち」が南伊豆町の至る所にいるような気がしています。

僕はだいたい初対面の人には自己紹介も兼ねて、
「『ローカル×ローカル』で学生インターンをしているリューです。大学2年生の20歳です。」
みたいな感じで挨拶をすることがほとんど。

そうすると、
「お、大学生なんだ。将来は何か考えているの?」
「それがあまりはっきりとは見えないんですよね…」
こんなやり取りから人生相談に乗ってもらい、最後には熱い友情(ほとんどが人生の先輩だけど)が芽生えて、
「じゃあ、また遊びに来てね」
「必ず行かせてください!」
と言って解散する。

かもしか園のたくみさんと。初対面で2時間話して仲良くなりました

いろんな話が聞けて、自分の話もたくさんできて楽しかったな、
という満足感に浸りながら家に帰って思うのは、

「あれ?自分ってそんな未来を考えてたんだ」
と、まさかの気づきをゲットしているな、と思うのです。

誰かに自分の話をすることで、
新しい自分が見えてくる。

新しく人と出会うたびに、今まで見えなかった新しい自分が見えていて、
「職業:自分」がだんだん具体的になってきています。

南伊豆は人との深いつながりを教えてくれた大切な居場所です。
インターンとしてやって来た、だけじゃない付き合いになりそうなくらい、
大切な居場所です。
ともさんをはじめ、「また戻って来たい」と思えるたくさんの出会いがありました。
僕はまた必ず南伊豆に行きます。

そのときには「職業:自分」をより明確に。
自分を具体的に語れる「名刺」を持っていけるように頑張ります。

自分を深めていく「孤独」と、
新しい自分を広げていく「人とのつながり」。
この2つでアップデートされていく自分にワクワクしています。

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