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ソロステイ、自分勝手に生きること

初めて、ひとりで、
ずっと泊まってみたかったホテルに泊まってみた。
どうということはない、
予約をして現地に行けば良いだけなのだから。
だけどその一歩が、
私にはとても大きな一歩で
「自分のために行動する勇気」が必要だった
私はこういう気持ちを何度も繰り返してきたのだ

予約確定の直前ページまでいっては
べつに今じゃなくてもいいんじゃないか
目的があるわけでもないのに数千円自分のために使うなんてもったいないな周り(親)に何か言われそうだし説明しなきゃいけないのも面倒くさいな

そうやって何度も、やめてきた
自分のやりたい事 その小さな芽を摘んできた
そのたびに
平和で安定した変わり映えしない日常に嫌気がさして
自分のことも、そんな私を好きでいてくれる人のことも、世界のことも
ほんのりと嫌いになっていった

もうそんな思いをしたくなくて、手汗をかきながらも予約までこぎつけた。

やってみると
自分のためだけに使う時間とお金と空間が泣けてくるほど嬉しかった。
呼吸は全身にしみわたり
体は羽が生えたように軽く
底知れない自由を感じた。まちがいなく
今までとは違う世界に思えた。
それがこんなにも気持ちいいだなんて、体感しなきゃわからない。
頭で見てるだけ聞いてるだけ、考えてるだけでは変わらない
体を使うんだよ。

心のエネルギーをたっぷりと満たしてくれた。
自分の人生を生きていいんだよって
自分に言ってあげられた。

なにか思いついた時に、脳内のもうひとりの自分が
即座に否定しようとする
そんなことしたら、あーなってこーなって面倒だぞ
と忠告してくる
けどその声に振り回されないで「自分勝手」に生きること
怖かったけれど、そこで感じたのは
「予想外」という楽しさでした
思った通りにいかないからこそ、はてしなく楽しい
知らないからこそ、どきどきわくわくする

そういう機会を意識して作らないと
いつの間にか、環境に順応するよう擬態化したまま
もとの姿にもどれなくなってしまう気がする

私による私のための人生を
誰のために生きてるのかわからなくならないようにね
雑念滅却!

二度目のソロステイホテルにて


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