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【ネタバレ】『キングダム 59巻』を読んで

後書きにも書かれてましたが、14巻に渡った「鄴攻め」が終わり、「論功行賞」で、信の将軍への昇格が発表されました。ただ、それ以上に印象に残ったのは「李牧」の哀愁溢れる背中です。

そこで、「李牧」が次巻以降どうなっていくのか、Wikipediaで見ていきたいと思います。

ということで、これ以降は59巻以降についてネタバレを含みます(多分)

「鄴攻め」の2年後(紀元前234年)、「桓齮」が「扈輒」(59巻で、李牧が捕まったことを聞いて列尾から軍を引き上げた人)が指揮を執る軍勢を武遂で破り、10万人の趙兵を斬首します。

さらにその翌年(紀元前233年)、「桓齮」はさらに進軍し、趙の王都「邯鄲」に迫ります、北部の国境防衛に左遷されていた「李牧」は「大将軍」に任命され「肥下の戦い」で「桓齮」を大敗させます。(この後桓齮は歴史の表舞台に出てくることはなくなります)

翌年(紀元前232年)、「番吾の戦い」(秦将不明)でも李牧は秦軍を再び撃破し、さらに秦から韓・魏の国境まで領土を奪還します。

その3年後(紀元前229年)、「王翦」「楊端和」「羌瘣」を将とした大軍が趙に攻め込みます、「李牧」の前に苦戦した秦は「郭開」(59巻で全てをねじ曲げて李牧を追い詰めた人)に賄賂を送り、趙王(パンクな末っ子の方)に「李牧が謀反を企てている」とあることないことを吹き込んでもらいます。
趙王は戦いの最中にも関わらず「李牧」を更迭しますが、「李牧」はこれを拒み誅殺されてしまいます。
ちなみに、「李牧」がいなくなった趙軍は3ヶ月で破られてしまいます。

こうやって見てみると、まだまだ「李牧」は信達の前に立ちはだかってくれそうです。

『キングダム』はよくビジネス書に引用されますが、おそらく作中最強である「李牧」を擁する趙ですら、その上にいる「趙王」や「郭開」が酷ければ滅ぶっていうのは、部下がどれだけ優秀でも、上司がダメだと報われないっていう教訓になりそうです。

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