見出し画像

うちの猫が亡くなりました。

タイトルの通りです。
私は普段ツイッターを使ってつぶやくんですが、ツイッターの人にも悪い気がして、ただただ引きづってる言葉を書いていくのは見てる人も嫌だろうなって思っていて、こちらに書くことにしました。

私はいつものように金曜日の夜帰ってきました。そこで、猫「ブー」に「帰ってきたよ」と言いました。いつものようにブー太郎(名前はブーだけど太郎をつけてしまう)は寝ていてその帰ってきたよと言ったときに、親から聞かされたのですが、「2日くらいまえかな?もう歩けなくなっちゃったんだ」と告げられたのです。何度もうちのブー太郎は、死にそうになっていました。というのは、もう年は17くらいで歳ではあったのですが、その中でいろいろあって。
例えば、よく喧嘩をしてきて、なぜか右足を折っているような感じで足を引きづっていたり、ものすごい顔に傷口を作ってきたり。そのたびによく寝て、私達なりに処置をしてあげていました。

こういった困難の次には、食事をあげても吐いてしまうという症状。食べたい気持ちはとてもあり、ご飯を上げるのですがやはり吐いてしまう繰り返し。

これも1年くらい続きました。ただそれもなんとか完治して、苦しいながらも私達なりに看病して治って行きました。

それから今度は、ご飯を食べて、トイレが出なくなってしまい、トイレに行って力を振り絞るけど出ないという苦しいところも見ていました。これも私達なりに看病して、ヨーグルトを上げたりお尻に猫用の薬を塗ったりなどしてなんとか出るようになったりしていました。

そして私がアパートに戻ったところ、ようやくトイレ出たよと親から連絡が来て、疲れたブー太郎の写真が送られてきました。私は、良かった。とまた思いました。その連絡が先週の話です。

それからまた、実家に帰ってきました。そこで、ブー太郎はもう歩けなくなっていました。
帰ってきてから声をかけたとき、ブー太郎は、寝ながら「お!帰ってきたんだね!」と顔をこっちにやって正直、いつものブー太郎のように見えました。また「ご飯ちょうだい!」って言ってくるんだって思ってました。ただ私がご飯を食べていたら、そのこと(体が動かなくなった)を聞かされ、私は、「ん?どういうことなんだろう?」とはじめはよく理解が出来ませんでした。話をよく聞くと、体が動かなくて、ずっと寝たきりなんだって言われてそこではじめて苦しくなって私は泣いてしまいました。体が動かなくなるということが私には本当にショックで、私は恥ずかしくて親の前では泣かないのに、このときは本当に、悔しくて涙を流してしまいました。どうしたらいいんだろう?またなんとかすれば自分で立って動いてするんだって。

私はブー太郎が、死ぬって事をずっと見てみぬふりしてきたのかもしれない。あと、もう一年、またあと一年そうしたら「長生きしたね」なんて言葉をかけてあげるんだと、今それが来てしまうことに悔しくて悔しくて涙を流してしまいました。

それからずっとブー太郎の首元を擦ってあげました。動かなくなったという知らせを母は東京にいる姉に連絡しました。そうしたところ、「帰る」と行って、東京から帰ってきてくれました。

私は金曜日の夜ブー太郎と添い寝をして一日寝ました。息はかすかにしていて、
ブー太郎は食い意地をはって土曜日朝の5時頃には、力のない声を出して「ニャーニャー」と言って、ご飯がほしいのかな?と思って体を支えながら、チュルチュルをスプーンで食べさせて、ちゃんと食べて、それからまた疲れて寝ました。
(今思えば、すごい辛かったと思うのに、食欲だけはあったのがすごいなって思う)

土曜日の昼頃に姉は帰ってきました。

本当に帰ってきてくれてありがとう姉。

本当に家についてブー太郎と話をしてその時をみんなで昔の話をしながら待ちました。

土曜日の夜、ブー太郎は、痙攣を起し、目がずっと開いたままで、それから「ニャァ!」と泣いて、しばらくみんなで「ブー!」と言って撫でてあげて、ブー太郎は、最後の最後まで呼吸をして、そして呼吸ができなくなり目を閉じて亡くなりました。

最後の最後まで、ブー太郎は頑張りました。ブー太郎は、トイレにもいけなくて、今度は立てなくなって、自分で、動けなくなって、少しづつ体の機能が途切れていって亡くなったのです。だから本当に最後の最後まで頑張ったのです。

私はブー太郎が亡くなってから、初めて死というものが存在すると思いました。私はそれまでわかっているようでわからなかったのです。家族の一人が亡くなってから、もっと家族を大切にしよう。と私はそう固く心に決めました。ブー太郎の死は私にとって本当に偉大です。本当にありがとう。

日曜日に、家族で家の裏に墓を作りました。お父さんは、「もっと遠くに作ったほうがサヨナラは早いよ。」と言いましが、母は、「いや裏でいいんじゃないかな?」と譲りませんでした。もちろん昔からの考えはあるんだと思います。ただそうしたい。そんな風に感じました。穴を深くほって、ブーを寝かせました。そこにブーの食べかけのチュルチュルを添えました。私はそこでまた泣きました。これで本当にお別れ。またありがとう。そして土をかぶせてさようならをしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?