猫ドアを生み出したのは、あの天才物理学者!?【2/22は猫の日】
本日、2月22日は猫の日です。理由は2(にゃん)22(にゃんにゃん)だから!
Twitterなどでも猫の画像がいつもより多く出回っていますね。せっかくの猫の日なので、今日は猫に関する雑学をご紹介します。
猫ドアは18世紀生まれ
猫を飼っている人のなかには、猫が自由に部屋を出入りできる「猫ドア」を設けている人もいるでしょう。数千円で購入でき、取り付け方もYouTubeなどに上がっています。
この猫ドア、意外ですが現代の産物ではありません。なんと18世紀のヨーロッパで発明された、歴史あるものなのです。
そして驚くべきことに、これを発明したのは誰もが知るあの天才物理学者だというのです。いったい誰なのでしょうか。
発明者はリンゴのあの人
猫ドアを発明したのは、なんとあのアイザック・ニュートン。ニュートン力学や微積分法の確立などで多大な功績を残したイングランドの物理学者です。まさに物理学の基礎を築いた文字通りの“偉人”。リンゴが木から落ちるようすから万有引力を発見した、という逸話はあまりにも有名ですね。
このニュートンが猫ドアの発明者とは、なんとも意外すぎます。いったいどんな経緯で発明したのでしょうか。
超がつくほどの猫好き
研究にとてつもない集中力を発揮して多大な成果をおさめていたニュートンでしたが、じつは大変な愛猫家でした。2匹の猫を研究所で飼っており、そのネコ好きっぷりは、自分が食事をとるのも忘れて研究に没頭している傍ら、その食べ忘れた食事を2匹に与えていたほど。自身は寝食を削って研究して痩せているのに、猫はどんどん肥えていました。
18世紀当時のイングランドでは、猫は街にいるだけのイチ動物くらいにしか考えられていませんでした。ネズミのように害があるわけではありませんが、特別好かれもしていない、そのへんのモブ動物でした。それを愛玩動物として飼うなど、当時の価値観からかけ離れていました。まして、自分のご飯をあげるなど奇人変人の類です。
2つの猫ドアを取り付け
そんな猫好きのニュートンは、研究所で飼っている2匹のために猫ドアを発明しました。
「キャットフラップ」と名付けたその猫ドアは、扉を四角く切り取って、そこに鉄の板をつけたものでした。上の部分を磁石でとめて、鉄の板がスイングする構造になっていました。
研究所にいた2匹は、片方が大きく、片方が小さい猫だったので、ニュートンはそれぞれに合わせて、大きなドアと小さなドアをつくりました。しかし、小さいほうの猫も大きなドアから出入りするので、小さなドアはつくり損になったという逸話が残っています。
確かに猫からすれば、ひとつドアがあれば十分ですね。
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