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インスタの満月へ、オールを漕ぐ(B面がチラ見え)

最近、インスタを見るのが怖いと思うようになりました。
宣伝もイヤなんですが、素敵な作家さんの作品を堪能出来なくなったり、交流もしづらくなったし、いいねがめちゃくちゃ減ってしまった。

人と比べて、ああわたしは、、なんてことはないので、むしろフォロワーさんだけを見たいんですけど、一部のフォロワーさんの投稿が見れなくなってます。いいねした数が少ない人の投稿が見れない、という話も聞きました。noteのようにいいね周りはしていますが、いいね返しなどされていません。フォロワーさんにも見られていないのでは。

いいねが減ったのは、そもそも投稿や閲覧の頻度が下がると、優先度を下げるロジックが、メタさんが仕掛けてるだからだそうで。毎日頻繁に投稿すると「おすすめ」にピックアップされる回数が増えて、結果いいねが増えるのだそうです。

なんだかこれだと、シェアしたコンテンツの質なんてどうでもいいように見えちゃうんだけどね。メタってずいぶん拝金主義になっちゃったんだなぁ。これでも赤字って、何にお金を使ってるんでしょう?かつてのGoogleのように、入力データを収集して広告出してるの、わかってるから、Facebookもインスタもやめたいと思ってるんだけど。。

よく「いいねを増やす講座」なんて宣伝が、わたしのところにもやってくるのですが、「Canvaを使う」「画像を作る」って言ってる時点で、わたしが投稿しているジャンルではない、とわかります。いわゆる「文字投稿」ですよね。インスタで文字投稿ってなんだ?写真投稿サイトだった筈なのに?な感じだったのですが、あれで千人くらいフォロワーさんが増えたって、写真は投稿しちゃダメなんですか?

あれが増えた頃から、わたしのような「商品そのものの写真投稿」が置き去りにされてしまい、一部の人気作家さん以外、さっぱり見てもらえなくなってしまった。
わたしもnoteでこれだけ書いて絵も描けるので、出来るっちゃ出来るけど、いまの世界観が壊れてしまうので、やっていません。

以前、動画をどうこう言ってたけど、普段の生活が忙しすぎて、昨日などエアコンが故障して掃除してたりして、投稿も日本戦の余韻もなかった。。

で、久々にインスタを立ち上げて、ある作家さんのインスタを拝見しました。はじめての方でしたが、投稿頻度は少ないものの、素敵な作品と世界観がしっかりできていて、作家さんへの信頼度が上がるいいイメージが出来ていました。
そして、忘れていたことを、いっぱい思い出したのです。。

インスタを始めたころ、既存の作品を大量に上げたんですが、いいねやフォローをいっぱい頂きました。そしてわたしが好きな作家さんのアカウントをいくつかフォローして、とても満ち足りた時間を過ごしました。

その当時はフォローしている人以外の投稿はほとんど表示されていなかったので、没入感がすごかった。
それと同時に、わたし自身も作品に自信を持っていて、作品はさっぱり売れていなかった時期でしたが、素敵な作家さんの投稿を見て、襟を正したり、こんな投稿したいなと思って頑張って作品作ったり、いつかあんな展示会してみたいな、作家としては充実していたな、、あのころは。

ぶれたのは、例の件だけでなく、わたしが自分に足りないものがある、と勘違いしたからだったんだ。
わたしは満たされていた。足りないと思ってしまったから、ないはずのわたしの欠片を探そうとして、迷ってしまった。

そこへインスタのロジック変更で、ないものを埋められるという広告に見事につられてしまっていた。まあ実際に金銭は出してはいませんが、未だにステップメールが来て、時間を持っていかれてる。

そうして、様々な場所で、他人の顔色をうかがい、いづらくなってしまった。そして自分のアカウントの世界観が淀んでしまった。
作品1つだけ見ているとわかりづらいですが、世界観で見ると息苦しい場所になっていたことに、気づいてしまった。

満月だったのに。満たされていたのに。

わたしには必要のないものまで、身にまとってしまっていた。

わたしの提案したものに、ノーというなら、他を探します。やっぱりわたしは、わたしの世界で満たしたい。

インスタでいいねもらえなくても、何年後かに喜んでお迎えしてくれる人っているのです。もっと自分を信じていい。

ちょっと色々なものに影響されすぎたりとか、イエスマンになりかけていました。最近、腰や背中、腕が痛いのですが、今のやり方はダメっていうサインだったのかもしれない。


さて、ここからB面いこっか。

得られないものはないのが現代。高いものも安いものも用意されている。高いものと安いものの違いは、モノの違いではなく、
作った人へ支払われている賃金なのだ。
安いものを作りながら、人は幸せにはなれません。それは、ハンドメイドでも一緒なのです。

こんな値段でしか売れない…とたくさんのクリエイターが販売をやめてハンドメイド界から去っていきました。

わたしはこの世界で生きるために生まれてきたようなものです。最初から選んで生まれてきたのでしょう。ただし、何を作るか、どう身をこなすか、までは現世でしか表現出来ません。
わたしのような者は、売れないからといってこの世界を去ることは出来ません。だから、手段や方法を考えたり、過去や歴史に触れたのです。

わたしがネット通販を最初に見たのはヤフオクでした。わたしが作っている作品は、ヤフオクで1万円以上したものを目安に制作しています。さらに、ショップの通販ページを見たら3万とか6万とか。そういう世界ばかり見ていて、近所のバザーとかは全く見ていなかった。
実際、あみぐるみでも、ヤフオクで5万で売れたものありますよ。

このインスタの件については、ハンドメイド販売の方の本に書いてあるのを見つけました。
「クオリティの高い写真はインスタでは嫌われる」!!
あー、確かに、求めていないジャンルの人にとって、他のジャンルのきれいな写真は、宣伝と同じだった。「必要ないからさっさとスワイプする」。
きれいな写真がコマーシャルくさくなる、という視点はなかったわ!
かわいい人形の写真は、並べて映えることに利用されたり、同業者が真似するのに使われ、実際の成約数につながらない、とのこと。。

いいね数が少なかったけど売れていたから気づかなかった。でもわりとクオリティの高い写真を上げてしまってた。
ショップ用のブツ撮り(人や風景を入れない写真のこと)はお店には必要だけど、インスタにはいらなかった、とは。。

インスタにはその商品を買ったらどんな生活が送れるか、を考えて投稿する。高く買ってほしければ、例えばわたしのようなタイプなら、アンティークものと並べるとか、ギャラリーに並んでいる風にすれば良かったのだ。
最初はそうやってたのに、どうして貫けなかったんだよ。。_| ̄|○

これも他人のご機嫌をうかがって、自分のご機嫌を損ねてしまってたからでしょうね。本当はグロとか全然平気なのに、虫や魚めちゃくちゃ好きなのに、全然パステルカラー好きじゃないのに。

2年前くらいなら、昔のアートっぽく出していたよ。
何故続けていなかったんだ。。

フォロワーさん、じゃない方、いつもたくさんの方に読んでいただいてとてもうれしいです。ありがとうございます。