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心のかけらを拾い集める(いきもの編)

タイトルのやつ、うちもよく釣ったわ。クサフグだったけど。笑


風が凪いだ。やっと自分の仕事ができそうだと思ってたけど、今と病んだ前との時間差が15年もあるため、こころの統一がなかなか出来ていません。

今って人の話を損得でしか聞いてくれないようだ。15年の間に何があったのか?わかりませんが、わたしが何者か、語るついでに自分の過去にあった出来事を書いて、キーワードを探す作業を大体終わらせた。

自分がバラバラになっているキーワードは「お前が変われ」だった。それを何度も言われていくうち、わたしがバラバラになってしまったようだ。

自分を変えないのに相手を変えようとする人が、昔はとても多かった。でも、親を起点とした自分から辿れば、バラバラになっていても見つけることが出来る。

今日思い出したのが、父が突然長いヘビを捕まえてきて、おばあちゃん家で作業をはじめたこと。

わたしはよくおばあちゃんの家に行っていましたが、子供には見せてはいけないといってわたしを畑の方へ行くよう指示し、その間に鶏などあれこれ。。やってました。

なのでヘビはチラッとみただけですが、記憶ではアオダイショウだったと思います。
なんか子供がお腹にいた、と言ってたけど、そんな習性だったっけ?魚でも食べたのでは。(調べたけど、やっぱり卵産みです)

釣りも好きで、中学の頃はよく海釣りに連れていかれた。
小さい魚しか釣れなかったけど、クロダイの大物を狙ってたらしい。家に60センチの魚拓が貼ってあった。

小物は家でさばく。マハゼとかカレイの幼魚が多かった。汽水域で釣りをしてたからだろう。そんな知識も、当時は知らなかったけど。

マハゼ、カレイのあみぐるみと柚子

家では何故か犬猫など飼ったことはなかったが、実際に目にすることは多かった。いま、いきものを作る際、この経験が役に立っている。

つぐみのあみぐるみ

鳥は一時期飼っていた。ジュウシマツがつがいでいて、ヒナが産まれても放棄して、育ててくれない。母が代わりに育てていたようだ。当時わたしは社会人だったので、家にいる頃は寝てしまっててあまり観察出来なかった。
母にしかなつかなかったらしく、掃除中逃げ出して捕まえたとか、ヒナが大人になるまで育てたとか。

関西に行ってから帰省したら、でっかいフナに変わってた。なんでも、鳥は全滅したので代わりに飼いだしたのだとか。

そのフナも暑さで死んだらしい。東北でも3度くらい気温上がってるらしいしなぁ。

こうして、いきものの思い出はわたしの統一を助けてくれる。
編む時は立体なので、作るもののカタチや生態を調べ倒す。基本は平面なものを丸くするため、作っている時のわたしの頭は計算機のように、目数の割り出しをしまくっている。

模様のある立体は、当時参加していた企画で推奨されていたため。つぐみを作った理由も模様が複雑だからだ。本当に大変だったが、なんとか期日に間に合った。

反動で最近はかぎ針ばかりしているが、わたしにとって作品を作ることは技術向上だけではなく、心のかけらを集めることだった。
いきものになってるのも、いきものを通じての思い出が良いものだからだろう。

実際には、本当に作りたいものは作れないのですが、今ある素材で、今出来ることよりちょっと上を目指して作っています。

ps.ファー素材は、表裏逆に編んでます。編むと毛が裏に出るからです。あとはきつい目の針でゆったり編む、かな。

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