【英語多読】アメリカ小学生向け伝記シリーズ(Who wasシリーズ)が面白い
こんにちは。最近の読書は、日本の本だとアンコールワット修復の第一人者の石澤先生の本、三島由紀夫の「癩王のテラス」と遺跡関係で、そして英語はCSの本とこの伝記シリーズでした。
元々子供のためにと少しずつ買い貯めていた伝記シリーズ、結局私がハマってしまいました。
英語は読みやすく、子供のとき日本語で読んだ伝記とはちょっと違って興味深いです(視点の違いというのか…?)
紙の本・kindle・オーディブルを合わせると30冊くらい読んで(聞いて)います。
スティーブ・ジョブズとビルゲイツ
まずは定番のスティーブ・ジョブズ。初めてこのシリーズを読む方にもおすすめめです。
私の場合、PCが普通の家庭に入った時に美大生だったため、ファーストPCがMacで、それ以来30年弱マックユーザーです。
組織によっては変人扱いでしたがw、最近プログラミングを始めて、その世界ではマジョリティがMacとなっていることに驚いています。
スティーブ・ジョブズはもちろん面白いのですが、PCを一般化させたビルゲイツの話も対照的で面白いです。
ベルリンの壁・ベトナム戦争・原爆
そういえば、「What wasシリーズ」という、出来事に焦点を当てたシリーズもあります。
ずいぶん前に買って積読だった「ベルリンの壁って何?」を読み始めたら、ドイツ映画の「トンネル(ベルリンの壁設置時の映画)」「グッバイ・レーニン(ベルリンの壁崩壊時の映画)」を思い出しました。
ここで、冷戦とベトナム戦争の話が出てきたので、次は「ベトナム戦争って何?」。
これはベトナム在住時に読んでいれば良かったです。いやしかし、内容が結構難しい。小学生向けではないです…。
ベトナムの地理と当時のアメリカ・ソ連の政治の知識がないと理解しにくいと思いました。
続けて、表紙のイラストから読もうか迷った「広島の原爆って何?」ですが、結果的に読んで良かったです。一歩引いた目線で様々な角度からバランスよく書かれていると思います。
JFKとニクソン
ベトナム戦争の話で、当時のアメリカの政治をもっと知ってみたいと思って今度は「JFKって誰?」を読みました。
アイリッシュ系のアメリカ人として初めて大統領になったJFK。実は第二次世界大戦の日本の攻撃で九死に一生を得ていて、それが後の政治への原動力となったそうです。
JFKはkindleとオーディブルと両方購入し、読みながら聞いたりしました。
そしてJFKの暗殺後に大統領になったニクソン。「歴史上一番で人気のなかった大統領」に惹かれて読み始めましたw
実はニクソンもアイリッシュ系だったのですね。ベトナム戦争を泥沼化させたJFKとベトナム戦争撤退してソ連との関係も改善させたニクソン、と考えると、今の民主党と共和党のイメージとちょっと違った感じがするなあ。
フランク・ロイド・ライトとモネ
ちょっと重たい歴史に疲れてきたので、私が好きな建築家の話を読んでみることにしました。
「落水荘」「帝国ホテル」を設計したライト。博物館明治村で移築された帝国ホテルを見た時には感動しました。
が…!これを読むと、私生活はめちゃくちゃだったそうです。
結婚離婚を繰り返して、愛人も不倫も本妻も堂々と同時進行していたよう…
もうちょっと、美しい絵を描いた人の話を読みたいなと、「クロード・モネって誰?」。
当時の肖像画や宗教的な絵から脱却して、外に出て見たままの印象を描く「印象派」のトップアーティストでした。私も、「睡蓮」が大好きです。
そして、そのモネも、貧困の中で長期間信念を貫いたことによるものかわかりませんが、非常に怒りっぽく、どこに爆弾が仕掛けられているか分からないような性格で、家族は困っていたようです…
まったく。
キュリー夫人(マリー・キュリー)
アーティストシリーズをもっと読みたいと思っていたのですが、以上2冊で(たまたまかもしれませんが)疲れたのでw 方向を変えようと、このシリーズでは少ないながら女性の話も読みたくなりました。
「キュリー夫人って誰?」は実際にはオーディブルで聞いたので、読んだ訳ではないですが、ジムで筋トレのお供としても励まされる話でした。
1900年頃の当時、女性に開かれていなかった大学教育に道を見出し、パリのソルボンヌ大学で研究を始め、放射線を発見し、ノーベル賞を個人で2回受賞しました。
結果的には自分で発見した放射線に晒されすぎて亡くなってしまうのですが、(そして上部に登場した原爆の本でもマリー・キュリーの話が挿入されたように、本人が研究していた時には想像もしなかったような方向の開発がされてしまいましたが)、研究者としても、女性の生き方としても勇気づけられる話でした。
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