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「詩であそぼう 言葉を味わおう」(2020年10月10日)

瀬戸内市民図書館で詩に関するイベントがあったので行ってみました。

まずファシリテーターであります渡邊めぐみさんのこの言葉にはっとしました。
「#詩をわかる必要はありません」
「#リズムや言葉遊びを面白がろう」
「#ひとりひとりの感じ方の違いを楽しもう」

それとともにまず詩の鑑賞。2人ペアでひらがなと動詞で綴られた詩をどう感じるかをシェアし輪読。
詩はメモできませんでしたが独特の感覚が。水っぽさと動きと映像が思い浮かぶという意見が。

この後グループに分かれて打越マトリクスを使った俳句制作を。「新米」というキーワードから広がる言葉で俳句を。何回かさわら句会で俳句は書きましたがこんなの初めて、かつやりやすい、雰囲気が楽しい。

その後休憩を挟みグループを変えて今日一番のハイライトである連想で作る詩制作を。
「とるにたりないこと(他の人には共感されないけど私はめっちゃ好きという意味)」を絞れるだけ絞り出し1人1つを選び、最後にはこうなりました。

「とるにたりないこと/ランチで60円の味噌汁を飲むこと/美味しそうなポテトチップスがスーパーにあったこと/子供が寝たあとに見るamazonプライム/深夜に見る月の満ち欠け(抜粋)」
こういう文が集まって最後に渡邊さんはこう結びました。
「とるにたりないこと/それは小さいけれど/かけがえのない世界」
最後の結びの文で感動しました。こんな着地点があるとは。こんな風に文章をつなげられて紬ぐことができるんじゃな、と。

(最後の感想などを付箋に書いて貼る所で)僕はこう思いました。
○風景や香りにヒントはあるのか
○日々思うことをどうやって言葉にするか
もっと感じとらないと、いろんな風景を。もっと覚えないと、いろんな言葉を。
あぁ、もっと風景をこの眼で見たい。あぁ、もっといろんな人と顔を見て直に話したい。早く終息してくれ、この疫病よ。

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