見出し画像

シンデレラを意図的に量産するフレーム

じつをいうと、私は家庭教師の仕事もしておりまして。

自分で言うのもお恥ずかしいのですが、最近は特に忙しい毎日を送っています(笑)

お世話をさせていただいているご家庭があり、もうそろそろ一ヶ月ほどになりますでしょうか、昨日も今日もつづけて、お宅にお邪魔しました。


兄弟を受け持っていて、下のおチビちゃんは大分私に懐いてきているようです。

ときどき、私が着く前に玄関の前で待ってたりもするので、とてもカワイイです。


今までの先生人生を振り返ってみて、お迎えしたことはあっても、お迎えされることはなかったので、策のない純粋な策士(笑)は人のこころにスルッと入り込んでくるなーと感心したものです。

こんなちっちゃな子からでも、何か学びがあるのですから、人と関わる時間は自分にとって、とても貴重なものです。

ときどき、私にもこんな時期があったのかなーと昔を思い出したりして、にこやかな気分になります。


【人は誰でも大切な人にとっての魔法使いになれる】

人は通常、言葉を使って意思疎通をします。

そうでなければ、全員『高台家の人々』みたいになっちゃいますからね。

言葉はわたしたちにとって、魔法みたいなものです。


人に褒められたらいい気分になりますし、汚い言葉やマイナスの言葉を聞いていると胸が詰まったり、苦しくなったりします。

何気ない一言が一生消えない傷になって、その人の行動を支配してしまったり。

かと思えば、大切な人からの手紙を読んで背中を押された気分になり、さっきまで迷っていた自分自身を振り払って、一歩前に進めることができるようになったりもしますよね。


普段何気なく使っているので、なかなか気が付かないかもしれませんが、言葉って本当に力があるんです。

なぜかというと、言葉を発したとき、人はその言葉から想起されるイメージを、お互いにやり取りしているからなんですね。

そのイメージは人の行動を促したり、ある一定の感情を引き起こすこともあります。

マイナス言葉を使ってばかりいると、気持ちがそちらに引っ張られ、その言葉を聴いている人達にもマイナスの感情が沈殿していきます。


たとえば、職場でいつも不平不満や愚痴ばかり言う同僚のそばで仕事をしていると、理由も気分が悪くなったり、原因不明の体調不良に陥ったりすることがありませんか。

反対に器の広い上司から、毎日素敵な声がけをされたり、ポジティブな言葉を貰っていると、かってにやる気が出たり、仕事が早くなったり、成績が上がったりすることもあります。

これは言葉が、わたしたちの創造性への扉の鍵を握っているということ、イメージは意志よりもはるかに強靭で、人の行動を変えてしまうほどのエネルギーがあるのだ、ということを示しています。


人は言葉によって人を呪い、悲しませ、人生を狂わせることもできます。

それは、驚くほど簡単なことです。


でももし、あなたが大切な人をしあわせにしたいと心から願うのなら。

灰かぶり姫を、誰もがうらやむ美しいお姫様に変える魔法使いとなることだって、選べるのです。

つまり、困っていたり、大きな目標を前に尻込みしてしまっている人を助け、その成長を促すことだってできます。


これも、みなさんが思っているよりも遥かに簡単なことです。

思い出してください。

人は生後一年半を過ぎると、だれだって魔法が唱えられるようになるのですから。

あとはどういう魔法を使うか。

それを選択するのは他でもない、あなた自身なんですね。


【人を育てる魔法を唱えるための一番シンプルな原則】

家庭教師でもそうですが、誰かにマンツーマンで授業をするとき、私が心がけていることは次の三つです。


『認める』、『褒める』、『肯定する』


いつも自分自身がこの原則からブレないでいると、あら不思議、相手が勝手に成長してしまうので毎回とっても興味深いです。

シンプルですよね。

この原則を守って言葉を発していると、人の心に直接栄養をあたえることができます。


実際、私は下のおチビちゃんとお兄ちゃんに対して「天才だ!」という言葉をよく使っています(笑)

もちろん、私から見ても普通の子供達ですが、その言葉が彼らのホットボタンなので、授業中に何度も何度も伝えるのです。

二人とも照れてはいますが、かなり嬉しそうです。


普通の子供とはいえど、それは『現在』の話。

将来二人がどうなるかは、だれにもわかりません。

もしかしたら、本当に天才になってしまうかもしれません。


「すごい!」、「天才だ!」、「天才だからやれば出来るよ!」

と言ってると、だんだん彼らも乗ってきてくれるので、勉強の速度も吸収率も飛躍的に上がっていきます。


コツはなるべく真剣に、大げさに、表情豊かに、身振り手振りを交えて伝えることです。

言葉だけが独り歩きしてしまうと、人は無意識のうちに『嘘くさい』と感じます。

発言と、身体言語(ジェスチャー)が一致していないと、人は無意識に身構えてしまうからです。

魔法は口先だけではなく、全身で唱えましょう


嘘は口先で、魔法は全身で。


あなたがその人のことを心から信じていなければ、どんな魔法をかけようとしたって、それはただの嘘になってしまいます。

嘘と魔法は、いつも背中合わせなのです。


【週に一度のマジックタイムでもこれだけ変わる】

昨日今日は彼らのお宅に先生として行くようになって、ちょうど一ヶ月の節目でした。

そこで、初めの彼らのようすを思い出してみることにしました。


おチビちゃんの方は、漢字の読み書きがとっても苦手。

文章読解の方はかなり高得点を取ってくるのに、裏面の読み書きテストになるとびっくりするほど出来ない。

点数は半分以下がザラでした。


しかし、最近行われたテストを見せてもらったところ、驚くべきことに文章読解と同じくらいの点数に跳ね上がっていました。

目が点になったのを覚えています。

そういえば、出した宿題もきっちりやってくるようになりましたし、丸付けをするとほぼ全問合っていることが多くなりました。


一方、お兄ちゃんの方はというと、能力はあるのに、授業に本腰を入れて取り組めない状態でした。

「部活で疲れたー」だの、「体調が悪かった」だの、そればっかりです。


でも一ヶ月目の今日、国語の宿題をチェックしてみると、なんときちんとやってるんですよね。(兄弟似ていて漢字を覚えるのが苦手(笑))

それから「最近英語の授業が分からない」というので、教えてあげると、出るわ出るわ、自発的な質問の嵐(笑)

中学1年生の最初ですよ?


「なんで『be動詞』って『be動詞』っていうの?学校で習ったのは『am』と『are』と『is』で『be』なんてどこにも出てこないじゃん。」

「どうして『be動詞』の文を疑問文にするときって、主語と動詞をひっくり返すの?」

「否定文のとき『not』の位置が『一般動詞の文』と『be動詞の文』で違うのはどうしてなの?」

「『in』と『on』は英語では違うみたいだけど、日本語にすると同じ意味になったりするじゃん。これって覚えるしかないの?」


彼の質問の質が高すぎて、逆に私の方が興奮しちゃったという(笑)

夢中になり、マシンガンのように質問をしてくる彼をみて「本当に中学1年生なのかしら?」と、本気で疑ってしまうほどでした。


私が一生懸命説明していると、あっと言う間に時間が経ち――。

「え?もう一時間半経ったの?」

「今日の授業とっても面白かった!」

と言ってくるようにもなりました。

100%自分主体で授業を受けている証拠です。


さて、私は授業が終わると、毎回お母さんと話をします。

今回はお兄ちゃんの話をしていたんですが、お兄ちゃんはそのときさっさと他の部屋に行ってしまうのが普通だったんです。

なぜかおチビちゃんは、まったく自分に関係ないのに同席したがるんですが(笑)


でも、今日は照れくさそうに勉強部屋へ入ってきて、私とお母さんのやり取りをスマホゲームをしながら聞いているんですね。

私が「え?なんで来たの?別に休んでても良いのに」と訊くと、はにかみながら「んー。居たほうがいいかなーって思って」と答える兄。


――二人は、すっかり変わってしまいました。

この一ヶ月で私がやったことと言えば、たった数時間の授業。

トータルでも、彼らと過ごした時間は一ヶ月に半日くらいしかないのにもかかわらず、原則に基づいて魔法を使っていると、ここまでの変化があります。


『認める』、『褒める』、『肯定する』


を軸にして、ブレずに言葉の魔法を使っていると、大事な人をしあわせにすることができるんですね。

あなたも勇気をだして、周りにいる大事な人達に魔法をかけてあげてください☆



――ななびのちっちゃなあとがき――

今日は久しぶりに何にもない休日なので、旧友と昼間から食事にでも行こうと思っています(*´ェ`*)

そうそう、私事ですが、ついに私の公式LINEが出来ましたので、そろそろこちらで公開しようと思っています。

友達登録していただいた人には、英語を学ぶ際に必要なコツや解説、恋愛で困ったときに読むちょっとした心のサプリメント、しあわせな人生を送るために必要な原則を、不定期ですが配信していこうかなあと思っています。

自分のやりたいことが多すぎて、最近まともに寝れていません(笑)


最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。

もしもこれを読んで、少しでもみなさん心の琴線に触れましたら、スキをかるーくポチッと押して、そしてコメント欄にみなさんが思ったことをご自由に書き込んでください。

みなさんがこれを読んで何を思ったか、考えたか、私もぜひ知りたいからです。そしてそれがまた、私の人生の学びになるからです。

よろしくおねがいします!!!

ななびでした!

私はいま全国でヒーリングの旅をしようと、画策しています。もしも、サポートいただけたら、それは旅の資金にしようとしていますので、私の作品に少しでも感銘を受けてくださいましたら、ぜひ、サポートよろしくお願いします。旅のレポートが書けるのを楽しみにしています。今からワクワクです☆☆☆