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竜血の契り シリーズ

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創作大賞2023参加作品【竜血の契り ー翼よ、光を解き放て】のエピソードを収納したマガジンです。
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#創作大賞2023

竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#1

【あらすじ】 放浪騎士の息子ユルクは、ある田舎の農村で平穏な生活を送っていた。 ある日、…

ふぁにゅ
1年前
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竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#8

「えっ……兄ちゃんこの図面の剣、毎日見てたの? この剣カッケーよな! おれにも見せてよ!…

ふぁにゅ
1年前
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竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#7

 マーケットで剣と衣服を調達すると、ユルクとミックは馬車に乗った。バルボ商会が用意した馬…

ふぁにゅ
1年前

竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#6

「……絶対、おかしいだろ」  バルボの部屋を後にし、ホテル・グラントバージヴィンからも出…

ふぁにゅ
1年前

竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#5

 商人バルボがいる宿は、町の中心部にある時計台広場に面したところにあった。ユルクが寝かさ…

ふぁにゅ
1年前

竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#4

 ユルクの眠りは深く、そして短かった。  夢も見ないうちに起きたユルクは、シーツをめくっ…

ふぁにゅ
1年前

竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#3

 ――さーて、…………は、あらかた……したか?  ――……よしよし、じゃあ……  遠くから、何事かを話す声をユルクは聞いた。何を話しているのか。そもそも、夢なのか現実なのかも分からない。ただ、反射的に息を吸おうとして、咳き込んだ。  ――……なに、生き残りだって? ……だし見捨て……  ――うん……? ……だって? はあ、しょうがないな。  先程よりも声が近い。ユルクは目を開けようとした。しかし、体中が熱く、痛みにまみれ、力が入らなかった。まぶた一つ動かすことも困難だっ

竜血の契り ー翼よ、光を解き放て#2

 翌朝。いつも通りの時間にユルクは起きた。  教会の一番奥の部屋、元々は納戸として使われ…

ふぁにゅ
1年前
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