先入観を手放す。

きっと誰もが持っている先入観。人によってさまざまだと思うけど、特にネガティブに感じることが多いと思う。

先入観とは、ある物事に対して最初に知ったことによって形成された固定的な観念や見解。

あることに対して、嫌な思い出があったり、悪い噂を聞いたり、自分にとって関係のないことだから深く知ろうとせず「ダメだ」と決めつけていることはないだろうか。

その先入観は間違っていることがあるかもしれない。
その場合は、もし先入観を持っていなかったら、自分にとってより良い人生を送れるかもしれない。

先入観を手放してみるのはどうだろう。

私がそう考えられるようになったのは、社会人として転職をしたときからだったと思う。何度か転職をして、最後の会社では次の仕事を決めないまま退職をした。

そのときは条件の良い会社で正社員をしていることが一番正しい道だと思っていて、フリーランスという選択肢は△だった。実は最初からフリーランスになろうと思ってなったわけではない。

私がなりたいと願っていたライターの仕事は、未経験・正社員の募集は東京に集中していて福岡では難しい。そのときはすでに30代だったので、転職エージェントの担当の方にも「未経験では難しいので、経験のある仕事にしませんか？」と言われて相手にしてもらえなかったのを思い出した。

（だったらフリーランスでライターを目指すしかない。でも私なんかが突然フリーランスになれるわけない。）と悩み出したらエンドレス。仕事のあてはゼロで、家族や友人からも「絶対に正社員が良い」と言われ続けていた。

そんなとき、ふと思いついたことがある。
この世の中にはフリーランスとして仕事をしている人は多い。
その中には未経験から仕事をはじめて成功している人だっている。
絶対にやり方があるはずだ。
そう思えて（絶対に無理だ）という先入観を手放せた。

それからは、年を重ねるごとに新しいことにチャレンジできるようになり、興味が湧いたことがあれば先入観を取り払って挑戦している。

先入観を手放すのにおすすめの方法は、とにかくはじめてみること。はじめてみて違っていた辞めてもOK。人生の時間は有限だから、自分に必要ないと思ったことを無理に続けなくて大丈夫。

どこかで（飽きっぽい）なんて声が聞こえてきても、それで結構。たくさんチャレンジして、あなたの人生にとってより良いものを見つけてほしいと思う。

私もまだ道半ばなので、最終的な答え合わせを待つのみだけど、先入観を手放すと、さまざまな出会いがあり、経験ができる。そして自分の運命を好転させるようなことと出会える確率も上がると思う。

だからこれからも挑戦して、自分を好きな人生を送りたい。