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懐かしさは、やさしい時間をつくる。#ライターの仕事

昨日の夜は、クラウドワークス(みんなのカレッジ)の受講生向けのオンラインイベントに登壇して、事前に募集した質問に答える機会をいただいた。

私の経験をお話することで、今悩んでいる方の力になれたらいいなという気持ちで、ライターを始めた当初のことを思い出していた。

質問の中に「初めての取材をどう受注したか?」という感じの質問があり、それに答えていたら、懐かしいことを思い出した。

実は私の初取材の記憶は曖昧で、同時期に2つ進めたような気がしている。
ひとつは編集プロダクションのお仕事に手を上げて行って、任せて頂けた案件。(当時、初心者で取材未経験のところを採用してくださったことに心から感謝しています)

そしてもうひとつが、別のクラウドソーシングで受注した「沖縄のワーケーション施設」の取材案件だった。

体験記事とリーダーの方への取材がセットになった1泊2日の案件。こちらも手を上げてみたら、採用して頂けて、沖縄のうるま市まで行くことになった。

当時はとにかく経験を積んで「できるだけ早く一人前のライターになりたい」と思っていて、自分ができることなら(なんでも引き受ける!)と決めて、とにかく手を上げていた。

なので、当時は特に場所は気にしていなかったものの、なかなか遠い場所に、未経験のまま飛び込んでいくのは、勇気がいることだと思う。今冷静に考えると、手放しで(みなさんも、やってみて!)とは言えない。ただ、こうした少し倍率が低くなりそうな案件を狙って応募してみるというのも、結果的に良かったと思う。

私は福岡に住んでいるので、沖縄までの飛行機の時間は(東京などに比べたら)短いのだけど、場所はうるま市平安座島。空港のある那覇市からは約50㎞。モノレールとバスで片道約3時間の場所まで行くことになった。
(レンタカーだと約1時間の道のりだったのだけど、当時しばらく自分で車を運転していなかったこともあり、知らない土地のレンタカーを借りる勇気がなかった)

偶然にもクラウドワークスのWebライタープログラム(現・みんなのカレッジ)で知り合った方が沖縄の施設の近くに住んでいて、直接お会いできるという奇跡もあり、到着するときには疲れよりもワクワクが勝っていた。

現地のマネージャーの方もとても良い方で、勇気を出して良かったと思いつつ、私の宿泊する部屋に向かいPCを開く。当時も他の案件をめいいっぱいに詰め込んでいたので、仕事を持ってきていた。

そして、オンライン打ち合わせもあり、その打ち合わせは、当時のクラウドワークスのメンターのみなさんとだった。(当時私は旧・Webライターコースのメンターをしていて、他のメンターさんとクラウドワークスの方との打ち合わせがあった)

懐かしくて、大切にしまっていた記憶。

そして、昨日のオンラインイベントで、この話を思い出しながら少しずつ話していたとき、目の前の画面に、そのときに一緒にメンターをしていた、現ファシリテーターのまあちさんがいることに気づいた。
(あ!)と思った瞬間、まあちさんが「それ覚えてるかも!」と言ってくださり、あのときの記憶がカラーになったように鮮明に思い出された。

当時の打ち合わせで「今沖縄なんです!」と言って、みなさんを驚かせたこと。まあちさんは覚えていてくれて、とてもやさしい気持ちになった。記憶を共有してもらえていることって、なんて心強いんだろう。

本当に大変なこともあったライター1年目は、実はやさしい記憶として残っているんだなと、今日改めて思えた。

そのとき一緒にメンターをしていた方はそれぞれとても活躍されていて、今もその姿に勇気をいただいていて、私も頑張ろうと思えている。

昨日のイベントに参加してくださった方にも、何かお届けできていたらいいなと心から思う。今日はいい気分でゆっくり眠って、明日も頑張ろう。

(当時の記事を見つけたので、貼っておきます。荒削りでも伝えたい気持ちで書きました)


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