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エイリアン、わたしエイリアン 〜日本に来た半年、僕はUX Designer〜

「エイリアン」、多分宇宙人のイメージが強いですけど、実は「海外から来てた人」と「(ネガティブ多いかも)異質的な」意味があります。その点については、僕にこれほどピッタリの言葉がそこまでないかなと思います。

台湾出身台湾育ちで一回アメリカに教育を受けましたが、多分どこに行っても僕は「外人」だと思います。それは国などと関係なくて、自身の本質の話です。簡単って言うと、変人です。多分自分の中になんかの文化が存在しているタイプです。
「あら、よくあるですね、そこの厨二病さんってば」って笑ってくれるの幸いです。


日本との縁

えんたていんめんと!

僕は「日本語ほぼ支障がない」状態で日本に来ました。支障がないとはいえ、漢字の読み方は怪しいし、きれいな丁寧語も使えない。一部の人に「発音が綺麗です!」って言われましたが、「そんなことがないよ」って日本人のパートナーに言われるレベルです。また、まともに日本語勉強したことがないので、ぐちゃぐちゃでぐちゃぐちゃしています。

僕は、アニメ、2.5次元と日本語カラオケ(後期?はお笑い番組もちょっと見ました。IPPONすごく好きです。)で日本語喋れるようになるタイプの人間です。大学時代は(今でもこっそり推している)推し俳優さんに頻繁に会えるために、何回でも一人旅しました。推し俳優さんのファン、その界隈の楽しいことややこしいこと(ちなみにですけど、人生今まで一番「人間が怖い!」と思ってるところはここです)などたくさん経験していていたので、ヘッドハンターさんに話しかけられる時「一人で日本に行って仕事する」こと自体は全然怖くない。「怖いかも」と思うのは、「日本会社のワークスタイル」という概念のみ。

僕が想像した「日本式働き方」

有料エンタテインメントの人なので、YouTuberなどネットの口コミなどより漫画などドラマなどに強く影響されていた。「日本式働き方」について話をしていた作品は割と多くて、どっちも似たような話している:

  1. 残業がひどい。残業代がなければ生きられない

  2. マネジャーは絶対。部長などに逆ったらまずい

  3. 効率悪いことしたら人の価値が増える

  4. 無理やりお酒に飲ませることが多い

  5. パワハラ、セクハラ多め

  6. とにかく女性はつらい

  7. そして女性間の関係も怖い

  8. 正社員さんは派遣さんいじめる

  9. 事務員間の争いは怖い

けどまあ、僕は英語喋れるし学歴はアメリカなので、別に今すぐ絶対日本に行きたいわけがないしアジア文化なら台湾もあるじゃあある、問題があったら逃げればいいや。と、僕はこうして割と偏見を持ちるままで数個の日本会社面接始めました。

デジタルプロダクト、そしてfreeeとの縁

面接し始める前に、僕は全然日本のIT関連情報は知らなかったです。今なら割と日本に興味ある人にSESとは?Sierとは?って解説できるようになりましたが、その時本当になんも知らなかった。

驚きほどに、ヘッドハンターさんたちはR日本の人なら誰もが聞いたことのある通販や決済、フリマアプリなど以外の日本発会社を紹介してくれました。その中に「実は外国人がやっているやつ」もちろんありますが、freeeと似た感じでメインが日本人の会社もあります。何が驚きと言うと、僕は「日本のSaaS」について全くわからなかった。SaaSなどはSalesforce、Workdayではないでしょうかくらいの気持ちだった。前職はアジア、日本、アメリカ、ユーロップに拠点がある大きな会社の中の内部システムのデザインをしましたが、日本区だけは「会社の内部システムではなくて、このSaaS使いたい、少なくとも寄りに作ってください」的なリクエストを出してなかった。なので、日本にもこんだけSaaS会社があるのがすごくびっくりしました。
そして、すごく興味を持ち始めた。

ちょっと話を戻って、UXと関わり始める理由を語りたい

僕の大学の専攻は心理学だった。一部の人が「なぜUXになりましたか」って聞いてくれる、一部の人は「なるほどねー」って納得してくれる専攻だった。この差だけでも、世の中の人がUXへの理解がすごく差があることはわかると思います。

最初興味を持ったのは、統計学と生理学しかない理系心理学だった。「人間」そのものにそこまで興味を持たずに、この神経物質が足りないからこうなったのか、人間は95%これされたらこうなるか、リサーチ方法、数字の遊びなどで無性でやっていた以上に、暇だからあっちこっちのコースで単位とっている動きしていました。

けど、3年目後半はいきなり虚しくなった。仲良いプロフェザーさんから「君はおそらく心理治療士向いていないかもしれませんが、どうしよう?」と問われることもあると思います。僕は、明るくて人に優しいタイプではなかった。こういうタイプの心理治療士もいると思いますが、なんとなく自分も向いていないと思いました。

虚しくなった、自分の時間は多くても一回一人としかと交流できないんだ。これで人に自分の存在する甲斐を説明できないんだ。その時、ちょっとHuman-centered EngineeringとInteractive Technologyの授業を受けていた。「あ、これだ。これで説明しやすいんだ。」
その時の自分は、「人と繋がれないままで人と繋がりたい」と、「人に自分の存在を説明」が何より大事でした。

大学院に行って、たくさん勉強して、「たくさんの人と繋がりたい」気持ちが強くなってた。前職では楽しかったが、「多くてもこの流動している7000-13000人か?」という気持ちが消えない。時間も時間ですが、それが転職のきっかけでもあります。

外資に入られるならたくさんの人と繋がっている!という面がありますが、「もうほぼ完成される」ところでなんもできない感覚もあって、アジア発のアジアのためのSaaSがもはや最適解ではあって、「自分の物語」的にはすごくいいなーと思いながら機嫌ややいい感じで面接ツアしました。

迫ってきた「日本の色々」

さまざまの面接受け取って、すごく真面目の人がいて僕の一番ちゃんとしているホワイトシャツ(ジャケットなし)が申し訳なかった時もあって、逆に工場関連のソフトなので面接官割とブルースリーブ雰囲気があるの場合もあった。「viiさん苦手なことがある?」って聞いてくれて、「強いと言うと怒鳴りが嫌いですね。」って言ったら「それは無理そう… うちの人は怒鳴りしますね。それは仕方がないですね。」と言ってる会社もありました(今でもその誠実さを尊敬します)

その中、freeeの面接が一番面白かった。

個人の名誉を守るためにここでは詳しく言わないが(未来のネタとしてずっと使いたいです)、とにかく面白かった。面接官たちのカジュアルの外見スタイル、いい感じの喋り方、何より面接のフィードバックがちゃんとしている。面接あとに自己評価を下げるための悪いコメントは慣れているものの、freeeの社員さんからの評価は暖かくてちょっと慣れなかったところまではある。最終もらったオファの中で、freeeを選びました。

実際のfreee、働きその他

入社する前に既に知ってしまったのは、freeeは日本人メインの会社ってこと。グローバルチームはありますが、まだそこまで影響力がないし、まだグローバル向けのプロダクトが出てなかった。自分の国でもリードをとる、そいう「もしも」のこと考える贅沢は、頑張らなければ手に入れない。それでいいです、と思いつつ、僕はデザインチームと自分の担当プロダクトのプロダクトチームと出会いました。元々プロダクトマネージャーもやっていた僕には、4月からの数月間経って、このチームと長く付き合いたい気持ちが強くなりました。

そうか、もうこんなに経ってたのか。

内部システム経験したからワークフローなんとなくわかるが、簿記はわからないものの。AgileなどLean UXなどに謎に夢があるものの、それでいきなり税理士さん向けのプロダクトやっていて、税理士事業所にもfADにも参加させてもらって、すごく充実な生活を送りました。

データを見て、デザインを考えて、仕様を書いて、仕様を捨て、他のチームとやり取りして、申し訳ない気持ちで他のチームとやり取りして、許されて、ああ、いい環境だ。と思ってることが多いです。

「日本式働き方」と真逆しているfreee

上記、漫画とドラマからの日本式の働き方に関することですが、freeeはそれの真逆でした。スピード感求めるし、マネージャーは高圧ではないものの、僕自身の場合は申し訳ないほどにマネージャーさんに困らせることが多い自覚があります。例えイベントの会場でぴょんぴょんしたらマネージャーさんに「こら!」って言われるなど。部長さん、少なくともデザインの部長さんはすごく優しいで柔らかい人であります。社員たちはとにかく仲良い。社員たちはとにかく仲良いから、助かり合いことも多い。争いは…そんな暇はないでしょう。残業は、裁量労働なので自分的の効率を求めたらみんな幸せになる(はず)

女性は数字的にちょっと少なめの気もしますが、女性には働きやすい環境だと思います。そういえば最近すごく感動的なnoteが存在しているわ。

このようで、珍しくて理解がある会社、理解がある社員さんの集めではあります。自分はわがまま(体調が崩しやすいことをわがままって呼んでるくせがあります)なので、そういう環境はすごくありがたいと思います。その余裕があるからこそ、人々のことを愛せる、もっと心からユーザーのためを考えられる。そういう気がします。

けどまあ、僕は英語喋れるし学歴はアメリカなので、別に今すぐ絶対日本に行きたいわけがないしアジア文化なら台湾もあるじゃあある、問題があったら逃げればいいや。

日本に来た前の自分

「エイリアン」、僕はどこに行っても、「エイリアン」わたしはエイリアンでした。責任を取るべき家族がない、(みんな大好きですけど)ずっとつながらなければすぐにしんどくなる親友がない、ネットが繋げればどこでも同じ、と、僕は思いました。どこに行っても怖くない、何があっても立ち直れる。それはずっと僕の誇りでした。諦めれるところもあると思います。

大学院と一部のフリーランスキャリアーはNYCではあるもの、表面は多様性を大事している(実際大事しているところはあると思いますが)生きている実感的には「あなた自身が強くなればなんでも手にいれる」価値観を深化する環境だと思いますが、freeeの多様性はそうではない。制度面はもちろん影響がありますが、その制度をサポートしている職員さんの方々、マネージャーさんたちがすごいと思います。心のどこかはまだ冷たい自分はほんとにこのような職員さんたちを尊敬しています。どこかで諦めた自分が、会社がなんかやってる時、意見を出したくてイベント参加したくて、ちょっとだけ気が向いていないだけで逃げたくならない程に。

どうか、このような会社からこのような社会、このような世界になれるように。

「freeeの面接が一番面白かった」も言ったが、面白さ以外にも、社員さんたちの多様性と配慮、優しさを優しさだけではなくてちゃんと仕組み化をしている精神を見られる。なので、もし僕みたいに「自分がやってる何かで世界の人々と繋がりたい」デザイナー、エンジニア、PMさん、まあ色々の職種の人はfreeeに入るのは悪くないと思います。どうだ、気が向いたらカジュアル面談でもしようか。

なんならカジュアル面談でviiを指定して、viiと雑談しましょう(違う)





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