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フリーランスデザイナー、母になり社員になる。

はじめまして。
freee株式会社でプロダクトデザイナーをしておりますsonakoです。
現在はfreee申告というプロダクトの担当をして1年と少し経ちます。
この記事はfreee Designers Advent Calendarの7日目の記事です。

技術的なお話はプロフェッショナルな皆様におまかせするとして、私は自己紹介をなぞりつつfreee社の文化に関係するお話をできたらと思っています。



※この記事には不妊治療、育児などに関する話題が含まれます。
苦手な方は明日の記事まで待ってね!


突然の自己紹介です
私は好きでフリーランスデザイナーをしているタイプでした

おそらく社会人20年余の人生の中で一番自分にフィットしていて長く名乗っていた経歴がフリーランスデザイナーでした。
私は就職超氷河期、ブラック企業、ITバブルからのリーマンショックと、ジェットコースターのように社会情勢の波に揉まれた世代です。
そんな中で私が好きこのんで身をおいてきたのがフリーランスという働き方で、同じくフリーランスエンジニアのパートナーとお互い自由でよろしくやっているライフスタイルを楽しんでいました。
ではそんな私がなぜfreeeの社員になったのか、弊社の社風が伝わるエピソードを交えてご紹介させてください。

何度目かの常駐先チェンジでfreeeを選んだ自分勝手な理由

前の常駐先も気に入ってはいたものの、自分の年齢を加味して「妊活」に焦り、40の足音も近づきつつある中で不妊治療を開始しつつも「ここ、不妊治療に対して絶望しかない!」という観点から現場を変える決意をしたのでした。
案件を探していた折に出会った「業務開始11時可※」という契約内容に(わぁ、不妊治療のクリニック通いやすいじゃん・・・)と、不純な動機で面談をセットしていただき無事2019年1月より業務委託としてfreeeに参画したのでした。

※契約内容及び稼働時間については当時の内容となります。現在はこの限りではありませんのでご注意ください

補足:治療の程度にもよりますが、不妊治療の多くは月の1/3を通院に使う・次の通院日が予測できない・クリニックが激混みな上、ホルモン療法が必要な場合メンタルや体調に不調をきたすという、働く女性になんとも優しくないスケジュールのもと進行するのです。
それらのスケジュールをこなすため不妊治療が理由でお仕事を離れる女性も少なくありません。

freeeに惚れ込んだ不妊治療〜妊婦の期間

実際freeeで働き出すと、会社の使命、人の良さ、多様化に理解のある社風、業務委託へも社員同等に【人としての扱い】をしてもらえる事に居心地の良さを感じ、気がつけば業務委託ながらもロゴグッズを買い漁るタイプの愛社精神あふれる業務委託メンバーになっていました。
そして水面下で不妊治療も継続することができ、感謝を仕事で返そう!とポジティブにfreeeへの思いを育んでいったのでした。

反面、そんなにうまく行かないのが不妊治療。
トライアンドエラーで1人涙を流しながらの毎日でしたが、何度目かの流産で流石に心身ともに不調が出てきたため上長へ不妊治療をしている事、数日休みがほしい事、そして今後の稼働の相談をさせてもらうことになりました。
よく聞く話では、暗に妊娠や不妊治療を期に契約終了ということも少なくないとか。
私の件もやむなしと思い相談したところ、上長から帰ってきたのは「sonakoさんは今後どうしたいですか?私は後悔のないようにしてほしいですよ。どうしたいかを聞かせてください、一緒に考えましょう。」という言葉。
この言葉がなかったら、今の私はなかったと思います。そしてこの一言をきっかけに、子供がもし授からなくても【いつかfreeeの社員になりたいな】と思うようになりました。

妊娠・出産と現場復帰まで

その後は言葉の通り稼働時間帯の調整等を柔軟に対応していただいたおかげで治療を続けながら妊娠→2021年7月に出産しました。
通常業務委託のメンバーのいわゆる「産休・育休」は契約解除を持って終了となる企業がほとんどですが、妊娠中も手厚く稼働調整の相談に乗っていただいたり色々なご配慮をいただき、公言している通り個々の事情にフィットした働き方をみんなが受け入れてくれる環境の中で産休のスケジュールを立てることができました。
つわりが辛い時期も管理入院が必要になってしまった時も直ぐにフォロー可能な体制を組んでいただき、無理なくお仕事をすることができました。
そしてfreeeから離れたくないという執念をアピールすることで無事産後も時短で戻って来ることができました。
当時のJM、上長には本当に感謝しています。
そして「こんなにfreeeすきならやっぱり社員になりたいな」という気持ちが強くなり、フルタイム稼働ができそうなタイミングで採用試験を受けさせてほしいと申し出、無事2023年4月より社員としてfreeersの仲間入りを果たしました。

freeeにいたからこそ会えた娘とツーショット
現在は保育園のお陰でお仕事がんばれています

freeeはメンバーそれぞれに寄り添ってくれる社風です

上記のエピソードからも伝わる通り、雇用形態にとらわれず一人ひとりの事情に寄り添った働き方を尊重してくれるのがfreeeの良いところです。
不妊治療で言えば、昔よりも認知度は高まっているもののやはりデリケートな問題です。
しかし私のケースは「たまたま上司に恵まれただけ」とは思っていません。
おそらく他の上司であっても同様の対応が得られたのではないかと思っています。
なかなかオープンにしづらい話題ではありますが、思い切って伝えることで寄り添ってもらえる・背中を押して貰える・サポートしてもらえる。だから頑張れる。
そして、育児フェーズに入った自分の働き方についても色々な部署の人からの理解やご提案を頂きながらパフォーマンスを発揮できる環境。
そんな多様化を受け入れる懐の広さがfreeeにはあります。

現在freeeは成長過渡期特有の変化の真っ最中ではありますが、一人ひとりの事情に寄り添って働きやすい環境を考え整えようとしてくれる部署・方針・それらをより良い方向へ整備しようという動きが社内にあります。
あくまで私の場合は不妊治療からのワーママという事例でしたが、色々な事情を経て日々ともに働く仲間もいます。

少しでも気になった・話を聞いてみたいなと思われたらぜひカジュアル面談へご応募ください!

明日はJkobaさんの記事です!お楽しみに!


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