思いつき短編:視えなくなった
世の中には…
呪いを信じる人、信じない人
昔からの言い伝えを信じる人信じない人
祀られているものを信じる人信じない人
妖怪を信じる人信じない人
幽霊を信じる人信じない人
視えるのを信じる人信じない人
いろんな意見がある。
現代は科学が進歩してから何でも分析して答えを見つけ、ネットという情報網によって流れていく。
今はいろんな情報入手するのが容易だ。
自分の持論を発信するのも簡単で、そしてその力が強いとその人はまるで、賢人のように扱われる。
中には影響を受けて相手の意見を捻じ伏せることに快感を持つ輩もいた。
彼女は視える人だった。
幼い頃から妖怪や幽霊、コワイ話、都市伝説などのオカルトが大好きだ。
成人を迎えて、彼氏ができ、それを喜んだ。
付き合い始めたある日、彼女はオカルトが大好きということと、視えるという事を彼氏に言った。
すると、まるで馬鹿にしたような顔つきで「そんなの思い込みだ。幽霊とか全部作り物だ」という。
彼女は優しい人だから、そっか~と彼の意見を呑み込んだ。
ある時、怖い話の番組を楽しみにしていてその日が来たとき、まるで童心に帰ったかのようにウキウキしていた彼女が番組を見終わると…
彼氏が現実的で冷静な分析と論理的な意見であそこの話が〜とか、ここが〜とか言ってきた。
彼女は優しい人だからそっか~と彼の意見を呑み込んだ。
今度は動画で心霊スポットや映像をみていた。
やっぱり彼女はこういうたぐいのものが大好きだった。
するとまた彼氏が言ってくる。
やはり彼女は優しい人だからそっか~と彼の意見を呑み込んだ。
何回かは彼女は自分の意見を発言したが、その度に上回る言葉を被せてくる。
それから彼女は彼氏が得意気に言う持論をずっと受け入れた。
次第に彼女に変化が出てきた。
何もかもが純粋に楽しめなくなってきたのだ。
読書も映画もショッピングも…
楽しんでいるふりをしている。
それと
視えなくなってしまった。
そのほうが幸せなのかもしれない。
でも、彼女が視えていた私は、ペットの雑種犬だったのだ、が犬命尽きて死んだ。
だが、彼女が視えることによって今まで関係が続いて来た。
なのに
なのに…
アイツのせいで僕は独りぼっちなってしまった。
悲しい…
悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい
寂しい
寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい
それでも彼女は優しい人だから、そっか~と彼の意見を呑み込んでいる。
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