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「叩かれるから今まで黙っておいて「世の中の真実」著・ひろゆき から見る 世間と世界の違い 日本版:FACTFULNESS(ファクトフルネス)

「正しい思考」は「正しい知識」からこちらは帯裏に書かれた、セリフ。

快刀乱麻に物事を断つものいいは、痛快でありつつも耳が痛くもあり、「そうなんだよな・・・」という諦念さえも抱かせる。

かつて日本は高い国だったが、いまは物価が安い。
労働生産性が極端に悪く、ブラック企業の温床となる。

今後、貧富の差が激しくなる。若者が全員投票しても、40代以上の40%の投票で覆る。。。

親の年収で子の学歴が決まる

貧乏な人ほど判断力がにぶる

デジタルネイティブ世代はパソコンが使えない

最低賃金が上がると失業率があがる。

女性は年齢とともに恋愛の対象年齢が上がるが、男性はずっと20代が好き・・・

などなど、あんまりいいたくない、言いにくいことをズバッという面白さ、とともに、この世界の上っ面の建前が剥がれ、「いやー」な面がみえてくる。


本書の最初に「忖度抜き」「タブーなし」で発言するから自分のコメントが物珍しがられると書かれていたが、その自己分析も当人の中ではきっと当然なのだろう。

しかし本書を読んで、おやっと思うことがあるかもしれない。

それは ここに書かれているのは特別なデータやエビデンスではない のだ。

ここには実は隠されていた世の中の真実、などというものはない。

エビデンスやデータは公開され、それをもとに考えると「これってこういうことですよね?」「これってこうなんじゃない?」ということなのだ。

※もちろん中には へー と思うようなものもあるが

タイトルにある「叩かれるから今まで黙っていた」の黙っていたの部分がここだ。

特にこれらは隠されていなかった。

隠されていたものをひっぺがしたのではなく、そこにあって、でもだれも指摘しない違和感をズバッといわれて、あれ? と気づく。

そんな感じ。そして、本書から1番得るとすると、そこなのだろう。


※ファクトフルネスの日本版ってかんじかも。

人は常にバイアスがかかる。それは人間が生きていく上で判断の優先順位を即座につけるために必要な能力となった。

しかし、その後、社会と人間関係が複雑かする中で、人はバイアスを世間体のために使うようになった。

そしていつのまにか触れなくなる。

その中で、フラットにみた時の感覚を忘れてしまうのだろう。

多分、日常の世間一般や世間話をこういった風にしたら嫌われる(キャラや価値によるけど)

しかし、この視点はウチに持っておく必要があるなぁ。

それが変化が激しく、浮き沈みの激しい、いまを生き抜く術になるのかも。

世界はフラット。歪めるは視野。てかてか。





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