私へ。結婚しよ。
「一緒に居よう?ハートの中央が傷を負っているね。
でも、手当をするのは包帯じゃない。
もう壊さないから。
だから…結婚してください」
そう言って目を閉じて心のカタチをイメージし、箱を開けた。
「私はダイヤモンドが好きだったよね?
包帯の代わりにリングをはめるから。
身体の私はきちんと指にはめてね」
自分で自分の左手、薬指に指輪をはめた。
「私はこれからも、私の心を守るから」
自分と言う者は、見て分かる自分と、
見て分からない気持ちを教えてくれる自分。
2人いる事に気がついたんだ。
心の自分を大好きになれば、世界一幸せだ。