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心がわたしを追い越す時

YOASOBIを聴きながらふたりで同じ歌を口ずさむ、お互い曖昧な歌詞だけどそれすらも心地よい

突然決めた予定の時間軸に乗って、夕焼けの空を横切る、いつもこんな感じで旅が始まる。

今日はどう過ごそうかなぁとぼんやり頭を過ぎる

編み物をしたり、ひたすら話し続けたり、寝たり、食べたり、1人ライブを開催したり無免許のわたしの助手席での過ごし方は無責任で自由

そんなわたしをふざけた目線で苦笑いしながらも受け入れて可愛がってくれる彼がいるから、隣の自由とやらを早く味合わせてあげたいなとも思う。

助手席で1人ライブをするけど、わたしは学生の頃、流行りの曲を聞いてこなかった。ひたすらグランドを駆け巡り全国1位を目指してボールを追っかけてた。それもそれで何にも変えがたい青春なんだけど…

遡るようになんとなく聞いたことのある歌を今、もう一度聞いてみる。ドライブではそんな時間にしてみている。

アニメなんて一切みなかったけど誘われて付き合う前のデートで「君の名は」をみた。付き合ってからも何回も見て私たちの間では、たまにどうしようもなく観たくなる映画、のひとつにランクインしていて

今回の自由時間はそんな君の名はの映画で使われてる曲を歌詞を目で追っかけながら聴いてみた。

嬉しくて泣くのは 悲しくて笑うのは
君の心が 君を追い越したんだよ

この歌詞に痺れて、ため息が溢れて、隣では今更かよっという声が聞こえる。

3〜4年前に映画を見た時はここまで歌詞に注目してなかった。聞いてたけどじっくり心に落とし込んでいなかった。

よしもとばななの小説を読むように、時々歌の歌詞を舐めるように読み込んでみる。鳥肌が立つ言葉の表現に出会うといても立ってもいられなくなる。

そうしてわたしの辞書に追加していく
表現の感覚とかイメージとか。日本語の言葉の表現力がだいすきだ。

今回の文章はまとまりのない日記だけどそれもまた記録として残しておきたいな。

美しい表現がたくさんできる、日本語を話せるから使いこなしたいなって思う近頃。

2020.08.08
Kaupili nana.

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