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四国でみつけた "好き" の瞬間、80個


旅にでる前のわたしは、いったい何に、あれほど悩んでいたんだっけ……?


旅を終えたとき、自分が悩んでいたことを、すっかり忘れてしまっていることに気づく。それが、わたしにとって「いい旅」の基準だ。

この秋にした、四国を巡る旅は、その基準を遥かに越えて、わたしの中で、とても大切な記憶になった。


旅先で出会った人や風景、食べ物、できごとたち。数えきれないほどの旅のかけらを、どこかに残しておきたい。


また日常に戻っても、それを読んだら、いつでもあの日々を思い出すことができるように。

そして何より、四国でみつけた「好き」を届けたい。

そんな想いで、わたしはここに、旅のかけらを記しておくことにした。


四国を旅した7日間、わたしがみつけた80個の「好き」の瞬間を、余すことなく詰め込みました。


〜景色・町並み編〜

まずは、四国で出会った心動かされた風景や、街並み。

1. 大街道商店街の路地

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愛媛県松山市の大街道商店街の路地。

昔ながらの鍋焼きうどんのお店や、珈琲店が立ち並ぶ。


2. 道後温泉街を流れる川

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街の中を流れる小川を見つけると、ついつい目を留めてしまう。

お店や民家の前を川が流れている風景は、まるでヨーロッパの街並みのようで、うきうきしながらシャッターを切った。

3. 道後温泉の商店街

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街並みがレトロでとっても可愛い。

和と洋が絶妙なバランスで融合しているこの景色、着いた瞬間にテンションが上がってしまった……!

4. 道後温泉駅の駅舎

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ヨーロッパの街並みに溶け込んでいてもおかしくない洋風の建物に、「道後温泉」のゆるいフォントがたまらない……!

スタバも見事に馴染んでいて、控えめな品のよさに、思わず見惚れてしまう。

5. 道後温泉本館と、満月まであと2日の月

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道後温泉本館の右上にぽっかりと浮かぶ、満月まであと2日の月。

今は工事中で中には入れなかったけれど、外観を眺めながら、夏目漱石と満月の逸話について思い耽った夜。

6. 道後温泉から松山に向かう電車の中から見た風景

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扉が開いた瞬間、そのときだけ現れる風景を切り取るのが好き。

真っ暗闇の中、道後公園をお散歩したのも思い出。

7. 下灘で泊まった、お家までの坂道

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下灘では、Airbnbを使って海が見えるお家に宿泊。

ジブリの世界に迷い込むような、坂道の入り口にわくわく。

8. 坂道の途中から見えた海

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お家までの坂道の途中で見えた、海。

吸い込まれるような青色。

9. 海が見えるお家のテラス

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朝は穏やかな海が、夜は暗闇の中で輝く星を眺められる、広いテラス。

10. 下灘の海と夕暮れ

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どんな表情のときも美しい、下灘の海。

11. 海の見える駅、下灘駅

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駅のホームから海を眺めたり、ベンチに座ってみたり、電車がくるのを待ってみたり。

ゆっくりと姿を変える空や海を眺めていたら、あっという間に時間が過ぎている。

こんなに時間を忘れて心穏やかに過ごしたの、いつぶりだろう。

12. 夕暮れから、日が落ちるまでの下灘駅

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1秒1秒が愛おしくて、いつまでも眺めていたかった。

その場を去るのが名残惜しくて、真っ暗になるまで、佇んでいた夕暮れ時。

13. 暗闇に包まれる、下灘のお家

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夜になると、暗闇と静寂が訪れる。

外灯もほとんどなくて、ただひたすら、頭上の月と星を眺めながら、テラスに寝転んで秋の虫の音色に耳を済ませた夜。

14. 下灘駅の駅舎

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今は無人の駅舎。

前日は駅のホームばかりに気を取られていたけれど、駅舎もとっても可愛くて、しばらく眺めて過ごした朝。

15. 下灘駅の看板と、予讃線を走る電車

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駅の看板と電車の色が似ていて、思わずパシャリ。

「電車ってかわいい」と思った瞬間。

16. 外にも中にも、溢れる緑

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下灘駅から電車に乗って、大洲駅まで向かう車内。

窓の外にも電車の中にも緑が溢れて、その光景を眺めているだけで癒される……!

17. 大洲の古い街並み

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「伊予の小京都」と言われる、大洲。

次の電車がくるまでの時間、30分という短い時間、自転車を借りて駆け抜けた古い街並み。

滞在時間は短かったけれど、ここで見た風景は忘れられないだろうなあ。

18. 江川崎駅に到着した電車とコスモス

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宇和島から、高知県の江川崎駅に到着したとき。

駅にはコスモスが咲き誇っていて、振り返って目に飛び込んできたこの風景があまりにも美しくて、何枚も写真を撮ってしまったなあ。

19. 江川崎駅の駅舎

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江川崎駅は、駅舎も可愛らしいのです。

駅でこんなにはしゃぐこと、ある?って笑っちゃうくらい、たくさん写真を撮りました。

20. 岩間沈下橋が目の前に広がった瞬間

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江川崎駅の近くにある道の駅で自転車を借りて、岩間沈下橋へ。

坂道を走って、長いトンネルを抜けた先にこの光景が広がったときの感動は、ここ最近でいちばんだったかもしれない……!

21. 岩間沈下橋の麓

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坂道を下って、橋の麓へ。

振り返ると、これもまたジブリの世界に迷い込んでしまいそうな風景が。

永遠に眺めていられる……。

22. 岩間沈下橋を渡った先で見えた街並み

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橋を渡って振り返ると、山の合間に見える街並みが。

違う世界を行き来しているかのような、不思議な感覚を覚えた、映画のワンシーンのような瞬間。

23. ライトアップされた、夜の高知城

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高知城が青くライトアップされた姿は、幻想的で夢の中にいるよう。

光が青いと、なんだか洋風に見えてくるのはわたしだけかな?ディズニーランドを思い出してしまった。

24. ライトアップされた、祖谷のかずら橋

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ライトアップされた、夜のかずら橋(徳島県・祖谷)。

オレンジ色に照らされた木の葉が、まるで紅葉のよう。
秋が深まった頃の景色が、少しだけ想像できる。

25. 夜の琵琶の滝

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かずら橋の近くにある、琵琶の滝。

暗闇の中でごおごおと音を立てる滝の水音に耳を済ませていると、心が次第に落ち着いてくる。

26. 眉山の頂からの眺め

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徳島市内にある、眉山ロープウェーで辿り着いた、山頂からの徳島市内の眺め。

ここでもやっぱり、川がある街はいいなあと思ってカメラを向けたからか、無意識に川と街を写していたみたい。

27. 鳴門海峡の渦潮

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鳴門海峡の渦潮。

水中と水上、どちらからも楽しめる、水中観潮船アクアエディに乗って。

渦潮は圧巻で、潮風がとっても気持ちよかった!


〜食べ物編〜

続いては、四国で食べたものの中から特に感動したものたち。

28. 松山の鍋焼きうどん

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大街道商店街を抜けた先にある、「アサヒ」というお店で食べた、松山のソウルフード鍋焼きうどん。

甘めのスープにうどん、ちくわ、牛肉。卵を入れるとすき焼きみたいな味になる。

小学校の給食の時間を思い出す香りが充満していて、懐かしい気持ちになったお昼時。

29. noma-nomaのみかんとぶどうジュース

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大街道商店街の中にある、のま果樹園のフルーツを使った搾りたてのフレッシュジュース。

やさしい甘さで華やかな香りのするみかんと、皮ごと絞った深い甘みのぶどうジュースが400円(ぶどうは、この日だけ特別に300円)だなんて、信じられない……!

家の近くにこんなお店があったら、きっと毎日通っちゃうだろうな。

30. 労研饅頭(よもぎ粒餡)

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無添加、手作りの労研饅頭。

迷った末に選んだよもぎは、かぶりついた瞬間によもぎの青々とした香りがぶわっと鼻に抜けて、ふかふかな食感と甘さ控えめの粒餡がよく合う、素朴なお味。

31. 坊ちゃん・マドンナビール / 道後麦酒館

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道後温泉本館の隣にある、道後麦酒館。

夏目漱石の小説『坊ちゃん』にも登場する坊ちゃんビール(ケルシュ)と、マドンナビール(アルト)。

小説や映画に出てきた食べ物って、どうしてこんなにもわくわくしてしまうんだろう……!

32. 坊ちゃん団子 / 巴堂本舗

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同じく小説の中で坊ちゃんが食べたお団子を再現した、坊っちゃん団子。

外は味の違う3種類のなめらかなこしあんで、中にはお餅が。

あんこの分量が8割、お餅の割合が2割というバランスで、思ったよりあんこがメインなのが驚きだった!

小さいから、お腹がいっぱいでも一瞬でぺろり。

33. 宇和島鯛めし / かどや

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鯛のお刺身と、生卵を溶かした出汁、海藻や大葉をごはんの上にかけて食べる、宇和島鯛めし。

思ったより鯛の量が多くて、生魚好きにはたまらないご馳走でした……!

34. 下灘珈琲のみかんジュース

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グレープフルーツのような爽やかな酸味が特徴の河内晩柑と、甘さと香りが際立つはれひめのジュース。

海を眺めながら味わった、忘れられない愛媛の味。

35. みよしのじゃこ天

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松山のデパ地下で見つけて気になった、じゃこ天。

普段、あまり練り物は好んで食べないのだけれど、試食したときにあまりにも美味しくて買ってしまった。

プレーン、野菜、生姜とニラ。

無添加で、噛むとぷるっと弾力があって、中は歯応えがあって、咀嚼するのが楽しい!ご飯のお供にぴったりな一品。

36. 宇和島の回転寿司「すしえもん」

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宇和島の港にある、回転寿司のお店。

その日の朝にとれたシマアジ、鯛めし軍艦などなど、宇和島ならではのお寿司が味わえるのが嬉しい。

気になって思わず頼んだ松山のB級グルメ「じゃこ天カツ」は、おやつに食べたくなるような、やみつきになる味……!

去年、岡山の児島で地元の回転寿司に行ってから、旅先で地元のお寿司屋さんに行くのが、密かな楽しみになっている。

37. 四万十川を眺めながら食べるモンブラン

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十川駅から歩いて30分ほどの道の駅「四万十とおわ」にある「おちゃくりcafe」で、四万十川を眺めながら食べた、モンブランと高知の和紅茶。

四万十産の地栗モンブランと、すっきり和紅茶のバランスがよくて、あっという間に平らげてしまった……!

目の前を流れる四万十川を眺めながらその土地で採れた食材を味わう、こんな贅沢なひとときは久しぶりで、しあわせすぎて涙が出そうになりました。

38. 高知のアイスクリン(お米味)

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「高知に来たら、アイスクリンを一度は食べたい!」

そう言って高知を訪れたら、あまりにも魅力的なアイスがありすぎて、3日間で7種類もアイスを食していました。

十川の道の駅、四万十とおわで食べた、このアイスクリンは、さらっとしていてシャーベットのようにすっきりした甘さ。

硬めのお米のつぶつぶ食感が楽しい、食べやすいアイスでした。

39. 岩間四万十茶屋の柚香アイス

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岩間沈下橋近くにある、お茶屋さんで買った柚香アイス。

硬めのシャーベットで、ゆずの皮の食感が楽しい、程よい酸味のさっぱりしたお味。

暑い中、自転車で30分走った後に食べたから、さらにおいしく感じられた……!

お店の方も、優しくてほっこり。

40. ホテル星羅四万十の夜ごはん

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いちじくの揚げ出し、四万十鶏の焼き物、青さのり天ぷら。

お料理を期待して選んだ宿ではなかったのだけれど、食べてみてびっくり。最初の一口から衝撃と感動の連続で、最後の一口までうっとりしてしまうほど。。

どのお料理の味も、今でも思い出せるくらい美味しくて、一気に四万十に惚れてしまった瞬間。

(ちなみに青さ海苔の天ぷらは、2日目の夜に単品で追加してしまうくらいでした。)

41. 窪川のうなぎ / うなきち

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四万十から高知市内に向かう途中、降りた窪川駅で食べたうなぎ。

身がふっくらしていて香ばしくて、山椒がぴりりと効いて食欲が沸く!

こじんまりとしているけれど店内は賑わっていて、終始お客さんが途切れないお店。

(特にこちらが言わなくてもごはんを少なめにしてくださった気遣いも、嬉しかったなあ。)

42. 屋台餃子、カツオの藁焼き、うつぼの唐揚げ

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高知市内にある、ひろめ市場で食べたものたち。

この他にも、鯨のカツや甘辛いタレのついた唐揚げ、コロッケなどなど、高知のおいしいものを満喫。

屋内市場は観光客と地元の人でとても賑わっていて、活気があって、幸福感で胸がいっぱいに……!

早くお祭りのある日々が戻ってきますように…と願いながら、日常と非日常の、間の時間を噛みしめた夜。

43. 祖谷のでこまわし、祖谷そば

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徳島県の祖谷で泊まった、ホテルかずら橋の夜ごはん。

祖谷のでこまわし(蕎麦団子、こんにゃく、豆腐に甘いタレをつけてまわしながらゆっくり焼いた料理)、

繋ぎを一切使っていない、短くて柔らかい麺が特徴の祖谷そばをはじめとして、徳島の文化がぎゅっと詰まったお料理たちに、終始感動が止まらなかった……!

旅館の方のきめ細かな配慮や笑顔溢れるおもてなしに、わくわくと嬉しさで、胸がいっぱいになった夜。

44. なると金時のアイスキャンディー

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小さい頃から「アイスキャンディー」に憧れがあるわたしは、この日も数あるアイスの中からこれを見つけて、思わず手に取ってしまいました。

ひんやり冷たいアイスキャンディーは、さっぱりしているけれど、しっかりお芋の甘さが感じられて。

ついついゆっくり味わっていたくなる、夏の味。

45. 徳島ラーメン / 東大

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醤油ベースで、薄切りの豚バラ肉の脂が染み込んだスープが絡む、細い麺が特徴の徳島ラーメン。

地元の人気店のようで、次から次へとお客さんが入ってくる、活気のあるお店。

途中で、別皿に生卵を溶いて麺やお肉と絡めて食べたり、最後にごはんを入れてリゾットのようにして食べられる、変化も楽しめるラーメン。

46. すだちサイダー

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「徳島に来たら、すだちは食べなきゃ」と思って、最後に買ったすだちサイダー。

すだちの青々とした爽やかな香りと、その後に広がるやわらかな甘みが心地よくて、海を眺めながら飲むのにぴったりでした。

47. なると金時プリン

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ホテルかずら橋で、食後のデザートに出てきたなると金時のプリン。

やさしい甘さのプリンに、なめらかななると金時のペーストが入っていて、お芋を味わっているような、だけど重すぎない優秀なスイーツ。

徳島の滞在時間は短くて、なると金時は食べられないかな〜と思っていたからうれしかった……!


〜思い出編〜

続いては、思い出に残っている瞬間たちを綴ります。

48. 道後プリンスホテルのバス

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ホテルと道後温泉の商店街を10分おきに走る、小さなバス。

浴衣を着て、これに乗って夜のお散歩に繰り出すの、わくわくが止まらなかった……!

49. 道後プリンスホテルの客室露天風呂

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同じく道後プリンスホテルの客室露天風呂。

あと2日で満月(中秋の名月)の月を眺めながら時間を忘れて話した夜のテラス、絶対に忘れないだろうな。

50. 夜の道後温泉街をお散歩

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たくさんの浴衣を着た家族やカップルたちが夜の商店街を歩いていた、夜の温泉街。

なんだか夢の中を歩いているような、不思議な心地だった。

51. 松山の大観覧車「くるりん」

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松山城が休業で閉まっていて、代わりに思いついたのが行きのバスでアナウンスを聞いた、高島屋の屋上にある大観覧車、くるりん。

この判断、結果的には大正解だった!

今まで乗ったどんな観覧車よりも高くて驚いたけれど、松山の街が一望できる、スリリングな体験ができました。

(屋上にあるから相当高い位置にあって、高所が好きなわたしでも、ちょっと怖かった…!)

52. 下灘の海の見えるお家の赤いソファ

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下灘で泊まったお家の廊下にある、赤いソファ。

夜はここでみかんを食べながら、いろんな話をしたなあ。

53. 下灘のお家で食べた夜ごはん

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松山で調達した食材や飲み物たちで、簡単な夜ご飯。

ごくごく日常の食事だけれど、旅先でこういう日常を感じられる瞬間が、いちばん幸せなんだよなあと改めて。

54. 下灘のお家のホストの方の手づくり梅酒

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下灘のお家のホストの方が持ってきてくださった、手づくりの梅酒。

青梅を使って作っているとのことで、青々とした華やかな梅の香りがして、後味さっぱりでおいしすぎた……!

一晩では飲み切れず、だけどわたしがあまりにも気に入りすぎて、ボトルごとお持ち帰りさせていただくことに。

優しさとおいしさに包まれて、いい夢がみられた下灘の夜。

55. 四万十で見た、中秋の名月

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この四国の旅が決まってから、ずっと楽しみにしていたのが、四万十で中秋の名月(しかも今年は満月!)を見ること。

明かりが一切なくて、白く煌々と輝く月だけを頼りに暗闇の中、お散歩をした夜。

ほんとうに静かで、別世界に迷い込んだみたいだった。

56. 岩間沈下橋までサイクリング

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この旅で、はじめて乗った電動自転車。

最初は少し怖かったけれど、木々の緑に包まれながら風を感じるのが気持ちよくて、すっかりはまってしまった……!

長い長いトンネルを抜ける瞬間、わくわくしたなあ。

57. 四万十川で川遊び

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四国に行くことを決めたいちばんの理由は、わたしに「四万十川に入ってみたい!」という強い願望があったから。

きっかけは忘れてしまったのだけれど、なぜか四万十川で川遊びすることにずっと憧れがあったから、川に足を踏み入れた瞬間は感無量だった。。

水面に映る夕焼けも、綺麗で見惚れてしまったなあ。

58. しまんトロッコ

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延々と広がる田んぼや、エメラルドグリーンに輝く四万十川を眺めながら、風を感じて走るトロッコ。

走行区間も、運行期間も決まっているから、ちょうどいいタイミングで乗れてよかったな。

あっという間で、あと3周くらいはしたかった……!

59. 高知城から見えた、橙色の月

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満月から2日後の月。

高知城のある丘からみつけたこの月は、橙色に輝いていて、なんだか厳かな空気を放っていた。

60. はりまや市の日常

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毎週金曜日に開催される、はりまや市。

偶然みつけたのだけれど、お野菜やお魚、お花などが売られていて、ついつい地元の人が何を手に取っているのか、横から覗きたくなってしまう。

旅先で市場や地元のスーパーに行くのが好きすぎて、飽きずに何度も、行ったり来たり。

61. 大歩危駅で、観光列車のお見送り

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徳島の大歩危駅に到着すると、「時間があったら、一緒に観光列車のお見送りをしてもらえませんか?」と聞かれて、急遽お見送り部隊に参加することに……!

駅員さんが太鼓を叩いて、一緒にうちわや旗を振りながら、観光列車に乗るお客さんたちをお見送りするという、プチイベントが発生。

太鼓の音と秋の空気、両手に持つ旗の感触が、小学校の頃の運動会を思い出して、なんだか急に胸が締め付けられた。

到着して3分で、大歩危駅の愉快な洗礼を受けて幕が上がった、徳島の旅。

62. 想像以上に怖かった、祖谷のかずら橋

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高いところも吊り橋も大好きなわたしが、はじめて「怖い!」と思ったのが、祖谷のかずら橋。

事前に写真を見ていたけれど、まさか渡り切るまで手すりから手が離せないなんて、想像もしてなかった……!

63. かずら橋ナイトツアーのバス

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夜は、バスに乗ってかずら橋のライトアップへ。

走り出したら祖谷の愉快な民謡?が流れてきて、思わず笑みが溢れてしまった。

(あまりにも耳に残る曲で、一回しか聴いていないのに、今でもずっと頭の中で再生されている……!)

冒険がはじまりそうな、高揚感溢れる瞬間のこと。

64. 千畳敷で、旅の締めくくり

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この7日間の旅の締めくくりは、鳴門公園近くにある、千畳敷で。

瀬戸内海を眺めながら、旅の思い出を振り返る時間は、1秒が一瞬にも永遠にも感じられて、愛おしさと寂しさがぎゅううっと押し寄せてきた。

65. 空港に向かうバスに乗り込む直前、最後に見た空

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阿波おどり空港に向かうバスに乗る直前、ふと空を見上げたら、ピンク色とオレンジ色が溶け合う夕暮れが。

「夕暮れ時の瀬戸内海は、世界でいちばん綺麗な景色」

だと信じているほど大好きな景色を、この旅の最後に見ることができて、ああ、ここへ来てよかったなあと、改めて喜びを噛み締めたとき。

夕暮れの空目指して駆け足で向かったのも、なんだか少し、青春って感じでくすぐったかった。


〜ときめき編〜

ここからは、旅でみつけた「ときめき」の瞬間たちを、写真でお届け。

66. 大街道商店街で見つけた看板

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67. みかん色の伊予鉄道

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68. ミラーに写る、下灘の海と夕暮れ

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69. 下灘のお家の本棚

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ラインナップに心鷲掴みにされて、1ヶ月くらい滞在したくなりました。。

70. 海が見える、檜の香りのするお風呂

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ここに長期滞在したら、一日の大半を、お風呂で過ごしてしまいそう。

71. 天井から差し込む、朝の光と緑

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72. おいしいを走ってさがすCOMPANY

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木のスプーンに書いてあったコピーに心をがしっと掴まれて、「この会社、入りたい!」ってずっと言ってた。

(絶対いい人しかいない。。)

73. 十川駅そばの商店街を泳ぐ鯉のぼり

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74. ミラーに写る、トロッコの頭

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75. 窪川駅周辺のレトロな街並み

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76. 7days hotel plus / 高知

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77. 露天風呂でほのかに香る金木犀

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今年初の金木犀は、祖谷温泉で。

露天風呂に入っているとどこからか漂ってきて、歩いて探したら、こんなところにわんさかと。

こんなにたくさんの金木犀、見たことない…!

って感動して、何度も香りを吸い込んで、しあわせな空気を全身に送り込みました。

78. ホテルかずら橋のお品書き

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表面には、料理長からの達筆な直筆メッセージ。

そして、コスモスや月、桔梗などなど秋のモチーフが散りばめられた、手触りのいい紙でできたおしながき。

この一枚に、たくさんのこだわりや優しさが詰まっていて、きゅんとしてしまいました。

79. 徳島のおいしいを伝える、カヌレとコーヒーのお店 / ハレとケ珈琲

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徳島市内で偶然みつけた、カヌレとコーヒーの小さなお店「ハレとケ珈琲」。

同い年くらいの若い女性ふたりで営業されていて、店内はシンプルで明るくて洗練されていて、ゆったりした空間がたまらなく好きだった……!

バスの時間まであと10分もないくらいぎりぎりの時間だったのだけど、しっかりおすすめを聞いて、カヌレをふたつ。

後で見たら、カヌレを通して徳島の食材の「おいしい」を伝えていきたい、と書いてあって、全力で応援したい!って思った。(こういうのに弱い。)

80. よって西土佐道の駅「よりすぎタイムス」

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ホテルに貼ってあった、江川崎駅近くの道の駅の新聞。

こういう、愛に溢れた全力で楽しんで作っているような紙媒体に弱いので、「わたしもここで働きたい…!」って思った(2回目)。

住んでいる街の魅力を心の底から感じていて、溢れる想いを伝えたい!知ってほしい!って気持ちが伝わってくる、こういうメディアがある地域は、外から見ても惹きつけられるし、もっと知りたくなる。

わたしもこういう仕事にもっと関わりたいなあ…!と、強く心揺さぶられた瞬間でした。

〜番外編〜

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます…!

(いるのかな…どきどき。)

最後に、四国でみつけたかわいいお土産たちを紹介して、このnoteを締めくくります。

1. 高知のお土産

お味噌汁/高知県 四万十市 四万十とおわ(道の駅)

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和栗とはちみつのちっちゃいようかん/同上

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ジイモキントン/同上

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7 days hotelのマーブルチョコ/高知県 高知市 7days hotel plus

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2. 愛媛のお土産

瀬戸内バルおつまみ/愛媛県 松山市 伊織

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木春アロマミスト/同上

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ドライみかん、みかん珈琲/同上

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シン・エヒメおかき/同上

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3. 徳島のお土産

なると金時スイーツ/徳島県 鳴門市 うづ乃屋

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瀬戸内に行くたび、「瀬戸内のお土産はどれもかわいいな〜!」と舞い上がっていたのだけど、香川以外の3県も、負けてなかった……!

あまりにも心鷲掴みにされるお土産が多すぎて、帰ってきてお店が開けそうなくらい、いろんな場所でお土産を買ってしまいました。

ああ、四国への愛がとまらない。



***


おいしいもの、綺麗な景色、あたたかい人、雄大な自然、心ときめくかわいいものがたくさん詰まった、四国。


どの県を訪れても、その土地ならではの魅力がたくさんあって、街の人たちはみんな、自分たちの住む土地のことを嬉しそうに話してくれて。


夜は当たり前のように真っ暗で、明かりと言えるのは、小さな星と、月明かりだけ。

音は、流れる川の音や、鈴虫の鳴く声だけで、あたりは静寂に包まれる。


のんびり流れる時間を過ごした7日間は、自分が自分に戻ったような心地がして、自分の悩みがちっぽけなことのように思えた。


そんな魅力が詰まった、四国という土地に出会えたことが何より嬉しいし、これからもっと知っていきたいなあと思う。


"素のまま" の自分に戻ることができる、四国。




すっかり恋に落ちてしまったので、これから何度も、会いに行ってしまいそうな予感。



旅の様子はInstagramにまとめています𓂃𓂂𓏸

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