5月の振り返り|全力で駆け抜けた、その先で。


目の前に飛んでくるボールをひたすら打ち返していたら、あっという間に1ヶ月が過ぎた。

「義務感を手放す」というテーマを掲げて走り出した、5月。実際は義務感云々なんて意識する暇もないまま、ひたすら頭と身体をフル稼働させ、駆け抜けた1ヶ月だった。

つかの間の休日が訪れた今日、そろそろ5月の振り返りnoteを書くことにする。


5月の目標と結果

▼5月のテーマ
「義務感」を手放し、「わくわくしながらアウトプットできる状態」を自分でつくり出していく

▼5月の目標と振り返り

5月の達成度:7 / 10

①健康
・なんだか疲れたなと感じたら、一旦立ち止まってその行動をやめてみる…○
・甘いものを食べたくなったら、ブラックコーヒーで我慢する…△
・リモートワークの日は自分で筋トレをする…○

②人間関係
・週に1日、ひとりで過ごす時間をつくる…△
・「他人の好意や期待に応えること」に対して、義務感を抱かない(少しでも感じたら、一旦その人とは距離を置く)…○

③力
・noteとInstagramで、週に1回以上アウトプットする…△
・1日に1回、「やるべきこと」を並べて精査する時間をつくり、取捨選択してから取り組む習慣をつける…○
・平日のうち、1日は「やってみたいこと」「長期的にやったほうがいいと思うこと」を考え、実行する日をつくる…△

④自由
・平日の夜は、1時間インプット・アウトプットの時間を確保する…△
・美容健康費は4万円以内、交際費は2万円以内に抑える…△


5月の振り返り

5月は、「〇〇しなきゃ」という義務感から解き放たれて、わくわくしながらインプットやアウトプットをするぞ〜!と意気込んでスタートした。

ただ、実際に蓋を開けてみると、休み明けからは仕事のことでいっぱいいっぱいで、そもそも「空き時間」が精神的にも物理的にも、ほとんどなかった。

だから「自分の力で"義務感"を手放せたのか」と聞かれると、正直答えに詰まってしまう。

けれど、この1ヶ月間は「これまでの人生で一番忙しくて、仕事ばかりしているのに、なぜか毎日楽しい」という不思議な状態が続いた。

そんな前向きな気持ちでハードな日々を乗り切れたことが、5月という月の一番の収穫だったんじゃないかな、とも思うから、わたしは自分に花丸をあげたい。

風のように一瞬で過ぎ去った5月について、ここからは、それぞれの項目で振り返ってみる。


①健康:心が重くなることをやめたら、視界がクリアになった

できたこと、よかったこと:
・「少しでも疲れを感じたら、一旦その行動をやめてみる」を実践できた
・仕事中の甘いものを欲しなくなってきた
・「リモートワークの日は自分で筋トレする」が習慣化できてきた
・「寝る前のコーヒー」をやめられる日が多かった

できなかったこと、悪かったこと:
・ジムに週2回以上行くことができなかった週があった
・お酒を飲み過ぎてしまい、翌日の体調に影響が出る日があった

義務感を手放すための試みとして、5月はどんなに小さなことでも、「気が乗らないな」「億劫だな」と感じることはやらない、というルールを決めたこれを徹底したことにより、この1ヶ月間、心の疲れはほとんどなかった。

たとえば「あの人にLINEの返信しなきゃ…でも今日はしたくないな…」と思ったら、やらない。「Instagram更新しなきゃ…でも今日はちょっと疲れたな…」と思ったら、やらない。

本当に小さなことなのだけれど、こういう「やらなきゃいけない」と思い込んで今まで苦しくなっていたことを一切やめてみたら、心がすっと軽くなって、本当にやるべきことや、やりたいことがクリアに見えるようになってきた

「実はあまり本質的ではなかったけれど、やらなきゃいけないと思っていたもの」をやめたから、身軽になって、本当に大事な仕事や勉強において、力を発揮すべきときに全力を注ぐことができたのかもしれない。




一方で、「たまにお酒を飲んだ日に、飲み過ぎてしまって翌日の体調に響く」という、文字に起こしてみると大学生のような、少し情けない反省点もあった。

ただ、ここで言う「飲み過ぎ」というのは具体例の一つに過ぎなくて、本当の問題は、「自分の心と身体が許容できる抑制レベルを把握できていなかったこと」だと思っている。

わたしは仕事モードのスイッチが入ったら、あらゆる欲を抑える。

「今月は、仕事を頑張らないといけない月だな」と思った瞬間に、遊びの予定やおいしいものなど、自分を少しでも誘惑しそうなものは頭から追い出して、「終わるまでは全部、我慢」と言い聞かせて走り抜けることが多い。

もともとかなり誘惑に弱い性格なので、「少しだけ休憩」とか、「これだけは食べていい」とか、そういう「ちょうどいい中間地点」でやめることができないのだ。




だったら最初から、全部我慢して、没頭した方が楽。今まではわりとそういう考え方でなんとかやってこれたのだけど、今回のことで、気づいた。

こういう状態を長く続けてしまうと、休みが訪れたときに、反動ですべての欲が解放されてしまう。そして、その後の代償も大きい。

これから年末にかけてさらに忙しくなるのに、今のやり方を続けていたら、身体が持たない。。

だから、6月は「長期的な自分のパフォーマンスを維持するために、自分にとって心地よい状態をつくり出し、それを維持する」ことを意識して、日々を過ごしてみようと思っている。


②人間関係:大事なのは"誰と一緒にするか"だった

できたこと、よかったこと:
・人間関係で悩むことや、心が重くなる約束をすることが一切なかった
・刺激と安心の両方を与え合える人との時間を多く過ごせた
・誕生日を通して、周りの人に恵まれていることを再確認できた
・「一緒に働いていて楽しい」と感じる人が増えた

できなかったこと、悪かったこと:
・後半の週末、ひとりの時間を取ることができなかった

人間関係は、今年に入ってから一番良好だったような気がする。

4月にえいや、と縁を切ったり、無理な付き合いから距離を置いたことで、だいぶ心も軽くなったし、空いた分のスペースに、新たな良い出会いも舞い込んできた。



人間関係においての気づきとしては、自分はやっぱり「誰と一緒にするのか」という視点が、何をする上でも一番大事なんだなということだった。

「忙しいけれど、仕事が楽しい」と感じられているのは、たぶん「この人と一緒に働くのが楽しい」と感じることが、増えたからだと思うのだ。

「このお客さんにもっと喜んでほしいな」とか、「この同僚と企画を練っている時間が楽しいな」とか、「後輩の成長にもっと貢献したいな」とか。

そういった気持ちはどれも「だから、頑張ろう」という結論につながっている




今の会社に転職する前、当時の部長に「ずっと尊敬していた人からのお誘いで、どうしても、その人と一緒に働きたいんです」と話したとき、「もしその人が会社を辞めてしまったら、どうするの?」と聞かれたのが、今でも印象に残っている。

おそらくその問いには、「人に依存して大事な選択をするのは、危険なんじゃないか」という意図があったのだろう。

当時は、「サービスや会社の理念にも共感しているし、大丈夫です」と答えたのだけど、わたしは結局「誰と一緒に働くか」が一番大事だったんだなあ、とわかった。




今は、その対象が増えているので、その人だけにモチベーションが依存している、ということはない。それに最近は、「自分で仕事を楽しくするために、もっと自分から人と関わってみよう」という意識も少しずつ芽生えはじめた。

今いる場所は、仕事とプライベートを完全に分ける必要がないし、自分の素を出しても受け入れてくれる人が多いな、と感じる。せっかくこんな自由な環境にいるのだから、もっと、自分から相手に近づいていこう。

6月は、今までの自分にとっての「仕事上の人間関係」という味気ないものに、自分の気持ちや感情を乗せていきたいなあ、と思っている。


③力:やる気に頼らず、本質的なことに時間を注ぐ

できたこと、よかったこと:
・今年一発目の大きなイベントを無事成功させることができた
・忙しかったものの、とにかく毎日楽しく仕事をしていた
・行動する前に、立ち止まって一旦考える癖がついた
・Instagramの更新が、無意識のうちに義務ではなくなっていた

できなかったこと、悪かったこと:
・業務量の多さを気合で乗り越えようとしてしまい、残業が続いた
・SHE likesの課題を進めることができなかった
・GW明け以降、勉強の本をほとんど読むことができなかった(月7冊)


今年は、たぶん今までの人生のなかで一番忙しい一年だと思う。5月はそこにしんどさはあまりなくて、とにかく楽しく仕事をしていた。

ただ、心がわりと元気だったために、平日はつい遅くまで働いてしまって息抜きができず、ゆっくり食事をすることもままならない、ということも多かった。

休日にも仕事があったことで、朝起きてから寝るまで、ずっと仕事のことを考えていたような気がする。




「やらなきゃいけないこと」が大量発生している中で、「やりたいこと」も少しずつ増えてきて、心は楽しいから頑張れているのだけど、身体には少しずつ疲れが溜まってきているのはわかっていたから、なんとかしなきゃいけないなあ、とは薄々思っていた。

そして月末、上司や他部署の先輩と話す機会があった。そのときは、最近の業務の忙しさや悩んでいたことについて、話出したら止まらなくなってしまった自分に、自分でも驚いた。

「ああ、自分は今まで、こんなにひとりで抱え込んでいたんだな。本当は、誰かに聞いてもらいたかったのかも…」

そこで初めて、自分の状況に気づいたのだ。




そのときに言われたのは、「目の前のやるべきことに忙殺されることによって、アプトプットの機会が減っている可能性がある」という話と、「減らすこと・捨てることの重要性」の2つだった。

たしかにこの1ヶ月は、目の前のことを、全部ひとりでやろうとしていたなと思う。誰かに任せたり引き継いだりする余裕もなく(発想もなく)、「自分でやりきる」ことに重点を置き過ぎていた

だけど立ち止まってよく考えたら、「これは自分がやらなくてもいいかもしれない」とか、「もっと簡略化してもいいかもしれない」と思うことは意外とあって、そういうものを減らしたり効率化したりしていかないと、この先さらに忙しくなってくる時期を、乗り越えられないかもしれない。




だから、6月は自分のやるべきことを全て洗い出して、一旦立ち止まって「自分がやる必要があるのか」「今の方法がベストなのか」を考えて、できる限り減らしたり、圧縮したりする方法を考えて行動しようと思う。

そして、仕事もプライベートもやるべきことを見極めて絞った上で、本当に「今、自分にとって必要なこと」に集中的に力を注いで、アウトプットする時間をきちんと確保していきたい。


④自由:自分の心に素直に従い、しなやかに選ぶ力を磨く

できたこと、よかったこと:
・予定をキャンセルして、突発的に海に行った
・交際費の出費がほとんどなかった
・長期的に自分のためにならない時間やお金の使い方はしなかった

できなかったこと、悪かったこと:
・平日、インプット・アウトプットの時間を取れないことが多かった
・ジム以外の美容健康費が予算オーバーしてしまった

ある休日のこと。前日に突然誘われて、海に行った。

衝動的に何かを決めることは久しぶりで、予定を諸々キャンセルするのは少し心苦しかったのだけど、行ってみて、「正解だった」と思った。

なにも考えず、ただ穏やかにたゆたう水面を眺め、爽やかな風を感じながら海沿いの道を歩く。

久しぶりに自分が戻ってきたような感覚がして、「ああ、今月は少し、自分に負荷を与え過ぎていたのかもしれないなあ」と気づいた。




「長期的な視点で、お金や時間の使い方を決める」と前月の振り返りで書いたけれど、たまには直感的に「心が動いた方」を選ぶ、ということも大事なのかもしれないな、と思う。

心が動くということは、きっとその方向に何かがある、と身体が察知しているということだろうから。

普段は冷静に、そして「これは」と思ったときは、直感的に。
そうやって自分の心に素直に従って物事を選ぶしなやかな力を、今後もさらに磨いていきたい。

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久しぶりに見た、海。広いなあ、という事実を再確認するだけで、なんだか元気が湧いてくるのだから、海って偉大だなあ、といつも思う。

6月の目標と、思うこと。

ここまでの振り返りを踏まえて、6月のテーマと目標は、下記のような内容に決めた。


▼6月のテーマ
インプット・アウトプットの質を上げるために、見極めて「減らす」

▼6月の目標

①健康
・なんだか疲れたなと感じたら、一旦立ち止まってその行動をやめてみる
・週に1回は「心や身体を我慢させない日」をつくる
・毎日30分、ひとりで考えごとをする時間をつくる
・コーヒーを飲むのは寝る2時間前までにする

②人間関係
・仕事で関わる人に対して、自分の感情や想いを言葉にして伝える
・相手との関係性においてプラスになりそうなことは、言葉や行動で表す

③力
・noteを週に1回は更新する
・毎朝「やるべきこと」を並べて精査する時間をつくり、取捨選択してから取り組む習慣をつける

④自由
・週末のうち1日は、インプット・アウトプットするための時間を確保
・勉強のための投資は惜しまず、娯楽のための浪費は1日寝かせて考える

6月、また一つ新たなチャレンジが始まろうとしている。

ただでさえ120%の力で走り続けている日々だから、多少の不安はあるけれど、見極めて、本当に大切なものだけを残して、そこに精一杯の力を注いでいきたいと思う。

鬱々とした梅雨の空気すら吹っ飛ばしてしまうくらい、わくわくしながら軽やかに、6月の日々を過ごせますように。


【おまけ】5月に出会えてよかったものたち


▼書籍
塩谷舞 『ここじゃない世界に行きたかった』

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遠くへ行きたいけれど行けないとき、何度も読み返したい本。もともと好きだったけれど、これを読んで塩谷さんのことがさらに好きになってしまいました。表紙も美しくて、ずっと眺めていられる。


▼お店

あおいろ珈琲

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静かな空間で、本をゆっくり読んだり勉強したりできるようにと、細かな配慮がされた、とても居心地のいい空間。はちみつ入りの珈琲、はまってしまいそう。



▼コスメ
【O by F】リッチオイル (右)

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海辺のお花畑にいるような香りに包まれて、毎朝しあわせな気持ちで出勤できるようになりました。これがあれば、梅雨にも負けない気がする。



▼思い出

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歩いていたらロープウェイに出くわしたり、落っこちてきそうなくらい大きな満月を見つけたり。夜の魔法にかけられた街を見ていると吸い込まれそうになる、あの感覚が好きです。

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