舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残りつづけていくと思っています。
これから先、チラシは、舞台芸術の広報活動において、どのように活かしていけるのだろう――
私(臼田)は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブに関するリサーチを実施しています。
このnoteでは、舞台チラシリサーチの回答を記事にしてまとめ、届けていきます。今回は「舞台を観るかた」の視点から。リサーチを始めた23年10月1日から、24年8月15日までにいただいた回答を紹介いたします。
個人で始めたリサーチにつき、回答数より、いただいた言葉をひとつずつ丁寧に紹介していくことを、大切にしています。
この時期に舞台芸術にふれていた人が、舞台チラシをどのような視点で捉えていたのか。数字で調査していくことも重要なリサーチですが、”個”の心が届きやすい(と感じる)言葉の集積に重きを置いて、未来の舞台芸術活動へ活かしていけるようにと、考えています。
舞台を観るかたの、視点①|舞台チラシリサーチ
~23年10月1日~24年8月15日の記録~
20名のかたに、回答いただきました。ありがとうございます!(言葉の集積に重きを…と言いつつ)簡単な内訳をお伝えすると、世代は、20代が4名、30代~50代が5名ずつ、60代以上が1名でした。地域は、東京都が6名、大阪府が3名、埼玉県が2名。宮城県・栃木県・千葉県・神奈川県・滋賀県・兵庫県・和歌山県・福岡県が1名ずつと、未回答のかたが1名でした。
チラシを手に入れる先は、劇場で配布されるチラシ束や、無料のチラシ配送サービス、劇場ラック、と回答されたかたがほとんどでした。
”好きな/好きではない理由”は、似たような想いを感じている場合でも、伝える言葉の選択にオリジナリティがあって、自然と口角があがりました。お聞きできてよかった。ぜひ最後までスクロールしてご覧ください。
引き続き、皆さまのお声をお寄せいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!
◉舞台チラシのリサーチにご協力ください◉
舞台芸術業界の創客を目的として、舞台チラシの 製作/配布/アーカイブに関するリサーチを実施しています。
《対象:全国の舞台業界/印刷・デザイン業界/舞台を観る方々》
まずは、こちらのnoteをご覧いただけると嬉しいです。