第5話〜外出先からドアの開閉をモニタリング! 戸閉まりセンサー「leafee」で不在時に備える〜
第3話で、ねこを家に残して海外旅行に出かけた際、2つの方法を追加したとご紹介しました。1つ目は、暗視カメラ付きペット見守り装置「Petcube Bites」を導入し、夜間でもねこの見守りを可能にしたこと。そして2つ目は今回紹介する、ねこ部屋のドアの開閉状況をモニタリングできるようにしたこと。今年は猛暑だったため、1階のねこ部屋のみ冷房をつけっぱなしにして、ドアを少し開けた状態で出かけたのですが、その際、ドアが閉まってねこが部屋に閉じ込められることを防ぐため、「leafee mag」を導入し、ねこ部屋のドアの開閉状況をモニタリングできるようにしました。リアルタイムで確認できるため、万が一閉じ込められてしまったら、ペットシッターへ緊急連絡をするなどの対応ができます。この方法は、秋冬に暖かい部屋に引きこもりがちなねこが、誤って閉じ込められていないかの確認にも有効と分かり、海外旅行中だけでなく継続的に活用していくことにしました。
スマート戸閉まりセンサー「leafee mag」「leafee hub」
leafeeは、スマートフォンと連動する開閉センサー「leafee mag」を使った一連のホームセキュリティサービスの名称です。「leafee mag」のmagはマグネット(磁石)に由来し、本体と対になる磁石との距離が開くと「開いた」と判定されます。一方、距離が最短になると、「閉まった」と判定される仕組みになっています。
在宅時に使う分にはleafee magのみで事足りるかと思いますが、外出先からでも開閉状態をモニタリングするためには、外部ネットワークにつなぐための「leafee hub」が必要です。leafee hubはレンタル制で、初回レンタル料は税込9504円。加えて、継続して利用するためには、サービス利用料として月額690円〜が必要となります。(いずれも、価格は執筆時点)
ねこ部屋に取り付けて閉じ込め防止
今回の目的は、ねこ部屋が閉め切られてしまわないかを監視することでしたので、ねこ部屋のドアにleafee magを取り付けました。
LINE連携で開閉をモニタリングできるのがポイント
この商品のユニークな点は、「LINE」と連携し、LINEのトーク画面で開閉状態が確認できるところでしょう。
戸締まりのチェックをしたいときの一括確認はもちろん、開閉状況に更新があればLINEで通知が来るので、万が一のときでも安心です。私もスマホにインストールしているIoT関連のアプリが増えて来たので、専用のアプリを利用せずアクセスできるのは良いアイデアだと感じました。ただ、常にLINEの通知が多い人は、leafeeの通知だと分かるような工夫が必要かもしれません。
雨になったら、遠隔で窓を閉めたいが......
夏に旅行に行った際は猛暑だったため、自宅の中庭側の窓を開けたまま出かけたのですが、旅行中、1日だけ東京で雨が降った日がありました。中庭から雨が入り廊下が濡れてしまうことは予想できたので、そんな時は、遠隔で窓やドアを閉められたら便利だなと感じました。
第1話では、雨から洗濯物を守るため、自動カーテン開閉器のmornin'を活用しましたが、結局、外出先からはできるようになっていません。今後の課題としたいと思います。
あるいは、リモコンで開閉できるタイプの電動カーテンに防水のシャワーカーテンを取り付けて、リモコンをスマートリモコンにすれば、簡単に外出先からも雨を防げそう......。今後試してみたいと思います!
leafeeはセキュリティ用途で使うのが主流
いつも、ねこさまのためのハックばかり紹介しているので、leefeeの王道の使い方をご紹介しておきます。leafeeセットの主な利用シーンは、戸締まりをしているかどうかの一括確認をするシチュエーションだと思います。セコムなどのセキュリティサービスと契約すると、同じようなセンサーキットがついてきますし、leafee magと振動センサーなどを泥棒の動線に設置すれば、不審者の早期発見に役立ちそうです。
個人的には、開閉センサーや振動センサーをつけて万全に対策していても、自分が会社にいるときなどは駆けつけられませんから、窓やドアに異変があったら、部屋の照明を全てつけ、テレビを大音量で流して在宅をアピールするなど、一連の自動化を設定する必要がありそうと感じました。
不在時のトラブル防止に! 防犯カメラやセキュリティシール代わりにも使える
帰国後に気づいた、leafee magの別の使い方も紹介します。
盗難などトラブルの可能性があるため、不在時に家事代行やペットシッターを自宅に入れることに抵抗がある人も多いと思います。私はこれまで、貴重品をできるだけまとめ、その場所をネットワークカメラで監視したり録画したりして対策していましたが、わざわざカメラを設置しなくても、開けられたくない部屋のドアやクローゼットの扉にleafeeを設置しておけば、「そこを誰も開けていない」ということが分かります。(万が一、開けられたら通知が来ます。)防犯用にカメラを使わなくても、leafeeを1つ買い足せば良いため、コストダウンにもなります。
セキュリティシール(シールを剥がした際にその痕跡が残るシール)をドアなどに貼り、開封されたら分かるようにしておく、という昔ながらの方法もあり、私が利用しているペットシッターの会社はセキュリティシールの利用を推奨していました。leafeeは、いわばセキュリティシールをIoT化できるというわけですね。
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