noteで書くことも読むこともできない時にどうするか、という話


noteを始めるのと同時に毎日更新を始めてから今日で127日。

365日(今年はうるう年なので366日)の1/3地点を少し越えたところまで来たことになります。


1を毎日積み重ねていくことだけに集中してきたので、気が付けばもうそんなに積み重なっていたのかと、少し遠くにきたような気持ちです。

その過程で、別のことにも『継続』が伝染して、再開した筋トレが続いていて体型に目に見える変化がまた出始めたり、目の前のことにいままで以上に真剣に取り組めるようになったりと、実生活でも良い変化が起こりつつあります。


あれだけ完璧主義で、一部のことを除いて、自分でもイヤになるぐらい続けることが苦手だった私が毎日更新できているだけでも奇跡のレベルです。続けるためのハードルを低くすることを教えてくれたnoteには感謝しかありません。



そんな毎日更新ですが、365日の1/3地点といっても、毎日更新はやはり一筋縄でいくものではありません。途中で辛くなったことも何度もありました。


定期的に文章がひねり出せなくなる時期が来ること。

別の誰かの文章を読むたびに、「私に足りないものはなんだ. . . 」と頭を悩ませてきたこと。

読み応えのある記事を書かなければと思いながらも、書けない自分がイヤになったこと。

「今日はもう無理だ. . . 」と頭を痛めながらも書き切った記事に全然スキがつかなくて、自分の文章センスに絶望したこと。

多くの人に見てもらいたいと思えば思うほど空回り。そんな空回りを続けたら一周回って、その欲求の大部分が消え去ったこと。

毎日更新をしていないのに、数記事投稿しただけでスキもたくさんついて、フォロワーもたくさん増えて、トントン拍子で頭角を現していく人を目の当たりにしたこと。「お前のnoteイージーモードかよ!」とばかりに歯をギリッと鳴らしたこと。

SNSが辛くなって、Twitterもnoteもとにかく休む時間が欲しい時期があったこと。


1/3地点まで、本当にいろいろありました。

特に、書くのが辛くなる瞬間、あるいは、SNSを開きたくないと感じる瞬間。これが実に厄介でして. . . 

毎日更新を宣言して続けてきた手前、noteには必ずログインしなくてはなりません。そんな中でもどうやって更新を続けていくか、ということについて少し話をしていきたいと思います。


書くのが辛くなる時期は必ずやってくる。読むのが辛くなる時期も。


人間、生きていれば楽しいことばかりではありません。むしろ、この世は苦に溢れています。

「楽しく生きる」という類の話を強く信じている人には耳が痛くなるような話かもしれませんが、あえてここで現実を叩きつけます。苦に溢れています。

その苦のひとつが、「楽しいと思っていたことが辛くなる時期にぶち当たること」です。


文章を書くことにおいても、その時期は訪れます。


断言します。必ず訪れます。


私の好きな音楽も、他のこともそうですが、階段のように順調に進んでいくわけではなく、山あり谷ありで波を打つように少しずつ上がっていきます。

スランプに陥ったり、無期限休止に陥ったりするのは人それぞれ理由や原因がありますが、その停滞期/スランプとうまく付き合えるかどうかが、『続ける』を続けられるか否かのカギになります。


書くことが辛い時は読む側にまわるといいと、李田センリさんのこの記事でも言われていました。


私も、「アウトプットのためのエネルギーが湧かない時は、インプットに充てる日を設けましょう」という話をしたことがあります。毎日更新をしているからか、辿り着いたところは同じようです。

毎日更新をしていない方は、書きたくなるまで読む側にまわったり、休めば問題ありませんが、毎日更新をしているとなるとそうはいきません。


今日は今日の分の1を、明日は明日の分の1を積み重ねる必要があるのが毎日更新。休める時間にも限りがあります。


では、ここでもう少しこの問題に踏み込んでみましょう。

noteで記事を書くことが辛いけど、noteで記事を読むことは楽しいという前提でここまで話が進んでいましたが . . .


その『読む』まで辛くなってしまった場合はどうでしょう。


記事を読む気力も湧かない。文字が頭に入ってこない。記事によっては文章を読んでいるだけで頭が痛くなってくる。頭に入ってこなくてスクロールだけが進んでしまうほどの状態。


noteに何日も、何ヶ月もいるとこんな状態になることだってあります。SNS疲れのひとつですね。情報を次から次へと頭に詰め込もうとした結果、ある時、容量オーバーのブザーが「ブーッ」と鳴るわけです。


書くことも読むことも辛い。場合によっては、noteのことを考えることすら辛くなる瞬間も来るかもしれません。というか、来ます。私は毎日更新をここまで続けてきて、何回かその瞬間が来ました。

noteのことを考えない日を作りたい . . . 

普通ならできることが、毎日更新をしているとできない。


そんな時、あなたはどうしますか?


本は読めるけど、いまはnoteの記事を頭が受け入れないし、読みたくない . . . 

となると、無理をせずに一旦読む側から離れるほかありません。書く側が辛くて読む側に行きたくても、それすらかなわない状態。辛くても今日の分は更新しなくてはならない。


この状態に陥った場合、読む側を一旦諦めて書く側に専念するとして、いくつかの選択肢が出てきます。


1. 書くのは辛いけど、書こうとはしてみる


書き始めが重く感じるだけで、書き始めることができれば意外となんとかなるよという説があります。とりあえずやってみるの精神ですね。確かにこれでうまくいくことも時々ですがあります。


が、これはいつも通用するかというとそうではありません。

辛いと感じる時でも書こうと努力してみることで粘る力がつくのも確かにありますが、そもそも書くことを考えるだけでも辛い時はそれ以前の問題。読む側で力を蓄えたくても、読むことすらできないのであれば、もうどう頑張っても無理です。いまのあなたは、『文章』という言葉すら辛い状態ではないでしょうか。

かといって、ここで断念することは毎日更新が途絶えることを意味します。ではどうするか。


2. 書けない心境をそのまま書く


「今日の私、書けません!なんで書けないんだろうと考えてみました。それは . . . 」


と、書けないことを、書くのが辛いことを、記事のネタにしてしまうのはどうでしょう。文章を書いてきた方々にとっては、共感できる部分が多少なりともあるはずなので、「あぁ、これわかるなぁ. . . 」と、あるあるネタとして楽しんでもらえる可能性があります。


え?「それすら書けねーよ!」って?


. . . わかりました! じゃあ、これはどうでしょう。


3. 『つぶやき』で更新する (140文字)


記事が書けないならつぶやきはどうでしょう。

140文字だから一気にハードルは下がるはずです。


「かくかくしかじか。ということで、今日の記事はお休みします。」


これでその日の1は達成。心配ごとを1つ減らして、次の日につなぐ。これでつかの間の休みを設けたことは何回かあります。

たった140文字と思うかもしれませんが、不思議なもので、つぶやきの内容を考えていると、140文字では収まりきらなくなる時が出てきます。そういう時は、テキスト(記事)の画面を開いて、書けるだけ書いてみると、なんだかんだで記事らしい長さになることもありますよ。


どうでしょう。できました?

. . . やっぱりダメ? そう . . .

じゃあ、今回はこれでどうでしょう?


4. 『つぶやき』で一言だけ投稿する (最終手段)


「すみません、今日はお休みです」の一言。たったこれだけです。

あるいは、投稿できる画像があるなら、画像投稿だけでもいいでしょう。


誰にでも調子の悪い日はあるもの。スランプも続けていれば訪れるものです。無理せず次につなげるのも大事。


調子が下がってる時は肩の力を抜きましょう。筆を置きましょう。無理にやろうとすると燃え尽きて、継続の習慣そのものが止まる可能性があります。


毎日更新は、全速力の短距離走を毎日続けろというわけではありません。長期に渡って続けていくのであれば、短距離走ではなくてマラソンです。辛くなったらペースを緩めたり、休憩所で休んだりする必要が出てきます。


どうしても無理なときは、「つぶやき投稿/画像投稿でつなげてもいい」という救済措置を設けるのも、長く続けていくためには必要だと思います。


一言でも更新できた? それでいいんです。旅は長いんですから、ゆるくいきましょう。


書くのも読むのも辛くなったら、最低限の更新をして休みましょう。


記事を書くのも読むのも辛い。それは、noteにいること自体が辛くなっているサインかも。

そういう時は、つぶやき更新で明日につなげて、投稿が終わったらnoteを閉じて別のことをしましょう。スランプを抜け出すための一番の方法は、「またやりたい熱が再燃するまで別のことに取り組むこと」です。いまのあなたには、リフレッシュが必要なのかもしれません。


続けているといろいろなことが目に入って、あれもこれもと理想を高く掲げてしまいがちですが、一番は「続けること」です。長く続けるためには週に2~3日ぐらいつぶやき更新(プチ更新)の日を設けたっていいのではないかと思います。


私の経験上、特化したジャンルの記事を毎日投稿するのは、かなりハードルの高いことなのでオススメできません。続ける習慣が十分に身についていない、あるいは時間を忘れて没頭できる状態でなければ、まずはハードルを思いっきり下げて『続きさえすればOK』な状態だけに絞ってみることをオススメします。


noteもSNSの一種です。記事という名の情報をたくさん詰め込んで、たくさん吐き出そうとして、を繰り返していたら疲れてしまうこともあるでしょう。そんな時は最低限の更新をして、紙の本を読むなり、少し凝った料理をするなり、実生活に集中する時間を多くするといいかもしれません。


え? この記事を読むのも辛い状態だったんだけどって?

なにやってるんですか! 早く休んでください! 私の記事なんていいから!


https://twitter.com/majimaji5655

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