見出し画像

過食と女性性

また過食した。
人生ってなんだろうと思う。
自分は痩せていないといけないと思ってしまう、社会に思わされているその思考回路から抜け出せないことが問題だ。どうしても他者から選ばれたいと思ってしまうこと、男の子に選ばれる女の子でいたいと思ってしまうことが根底にある。

なぜ、女は男に「選ばれる」側であることを甘んじて受け入れてしまうのか。
女は男社会で生きていく際に、「かわいい」ことと仕事ができる大人であることの拮抗する二面両方を求められる。ここでいう「かわいい」は、あどけなさを感じるような、危害を加えない、自分の邪魔にならない人間のことだ。それは社会が女性に求められることなのに、女性は自立していること、つまり責任のある大人であることも求められる。
こんな正反対の2つを女性に求める日本社会だからこそ女性の社会進出が難しいのではないだろうか。
だから日本はいつまでも男社会のままだ。銀行のインターンでは私以外の6人が男だった。テレビ局のインターンでもおじさんの機嫌をとることが私には求められていた。女性は自然と男社会で生き残る難しさを、言語化しないまでも感じている。だから生き残るために、人生を安定させるために、男に頼って生きる選択をする。その結果かわいくいようとする。それが選ばれるための見た目を追求するきっかけとなる。
だから見た目への拘泥は強まり、摂食障害に繋がる。

今日の過食も地獄だった。
17時に帰宅してから、パルム2本、お煎餅一袋、パン3つ、プリン3つ、コーヒーゼリー1つ、カレー、スライスチーズ2枚、カフェラテ、ウエハース、ゆで卵、、、、、、
おいしくない、心が満たされない。
それなのに食べるという行為に依存しているから「何か口に入れたい!!」という衝動に負ける。吐ければいいのに、チューブ吐きできれば、太らないのに。でもわたしは絶食も込みでこの摂食障害を拗らせている。だから太らない自信はある。

痩せたい、選ばれたい、好きになってほしい。
見た目への執着は私の人生を蝕んだ。
カロリーは食の楽しさを奪った。
いまでも「おいしい」の感覚がわからない。
コンビニで見ているのはカロリーと栄養表示だけ。
こんな人生、早くやめたいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?