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6才4才と音楽コンサート初参戦、の巻。

「ああ久しぶりにホールで音楽を聞きたいな」「もう6才4才だし聞けるかもしれないし」と向かった地域のコンサート。


「1番前に座りたい!」という彼らの要望を聞きど真ん中の一番前へ。(これがあとから後悔することになるとは思いもよらなかった)


「きれいな音〜」とかいうていたのは最初の10秒ぐらいで。徐々にテンションがあがる彼らは、気づいたら曲調にあわせて、飛んだりはねたりダンスを踊りだす…(それも激しめの)


わ、、忘れとった………この人ら音楽が鳴ったら踊る属性の人やった………普段、誰もおらん山の中で音楽をかけては、踊り狂っているからシャバにでたら完全にTPOとずれまくるんや……

「あかんで、ここでは、シー!静かに!」という声も、テンションぶち上がってしまった彼らには届かず止まらない阿波おどり状態……

「ああ、なんてこった、でも曲の途中やし真ん中やから抜けるのも失礼やし、どないしたらえんや、穴があったら入りたい……」

と思っていたところに、さっと監視員さんがやってきてわたしのそばに寄ってくる。

「椅子から飛び跳ねたらお子様危ないので……」と。(あああああ、そうですよね、ほんとに申し訳ない、穴があったら入りたい※2回目)


それからも何度も抜けようかと思ったが、どのタイミングがよいか迷ううちに完全に機会を失うわたし。ハイテンション阿波おどり状態になっている子達を諌めるのに体力の99%消耗した(白目)

やっとこさ休憩になり、ああ誰も見ないでくださいと、子達の手を引いてサササと出口を出る。
(ああ、エネルギー高めの彼らに、シャバはまだまだ早かった……完全なる私のミスや)としょんぼり半泣きになっていたところに「こんにちは」という声。

何度かおあいしたことがあるおかあさん(と娘ちゃん)だった。

ああ、なんということだ。よりによって知り合いに見られていたとは………と、頭から煙がでそうになる。

「止められてましたねぇ〜」


(ああやっぱり見られていたのねぇええ(泣))

「すごい感性だねぇ、止めなくてもいいのに〜と思ったよ」と。


ななななんと。。。

「すごい感性だなぁとおもって、思わず見ちゃったよ〜」と息子のあたまをナデナデしてくれている。(め………女神様なのか……)

放心状態だった私はモゴモゴなにかを喋って「ではまたおあいしましょう」と手を振った。

「ス………スゴイカンセイ……」
私達の様子をそんなふうに見守ってくれた人がいたんだ。後ろの全席の人たちは、「不法投棄見てます」の看板のように、怖い顔をして私達をみていた、と思っていた。

そんなあたたかな目で、見てくれてた人がいたことに、死ぬほど恥ずかしかったわたしのこころがゆっくりゆっくりほどけていく。

捨てる神あれば拾う神あり………。
ああああ、わたしもいつか、そんなふうに誰かに声をかけれる人に、なりたい……。

でも、しばらくは音楽コンサートはお預けに。山にこもって音楽をかけてダンスを楽しむようにします(泣)

「追伸」コンサートはほんとに素晴らしかった……!(久しぶりに生の音が聞けてすごくすごく幸せでした。)


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