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AYAって誰?

AYA世代」と言うワードを知らなかった私は、癌の方のプロフィールに書いてあるこれを見て、
「AYAっていう有名人がいて、その人が人気だった世代なのかな〜」
と思ってそんなに気にもしないでいました。

いやいや、これを書いている人が結構いるぞ。
AYAのこと知らないのって私だけ?!
AYAって誰〜〜〜?
となって、やっとググりました。

AYAって人じゃない!!!!笑
ていうか私もAYA世代に含まれてますけど!
AYA世代という言葉は癌になって初めて知りました。

AYA世代とは、Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に、思春期(15歳~)から30歳代までの世代を指しています。

なるほど〜〜。
この年齢の方をあえてAYAというワードにしたのには、まだまだ人生のライフイベントがある中で、癌に罹患し悩みが多いということみたいです。

私は30代前半で既婚ですが別居中です。
卵巣癌では、妊孕性(妊娠できる可能性)を残せるか残せないかは必ず問題になります。
出産経験のない私は、どうしても妊孕性を残したかったです。
けれど、それは難しく、次の手術で妊孕性は完全に失われます。

万が一妊孕性を残そうとするなら、人体実験をするようなものだとセカンドオピニオンの医師にも言われました。
この時は、ゾッとしましたね。

そして、主治医は「ご家族と話してみてください。」と言うのです。
医師がそう言うのは当たり前ですが、私にとってのご家族は離婚するかもしれない夫です。
でも夫に相談しました。
夫は、命を優先すること望んでいると言ってくれました。
けど、この夫は子どもを産めなくなった私を支えてくれる人では無いかもしれない。
そんな人に相談していることもモヤモヤしました。
結局最後は自分で決断をくださないといけないのですよね。

私は、かなり悩んで泣いて怒って、ようやく決めました。
子どもを産めなくなることと引き換えに自分の命を大切にしよう。

決めたけれど、一生悩むことは見えています笑
けど、今の辛さを未来の自分が褒めてくれるような楽しい未来を生きたいと思います。

同じように、妊孕性で悩まれているAYA世代の方は多いと思います。
すでに妊孕性を失った方からの言葉や、楽しい人生を送っているよっという発信を見て元気付けられた一人です。
同じ境遇の方に、悩んでいるのは一人じゃ無いよということを伝えたいです。


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