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社長の近くで働くのは難易度が意外と高いよ(社長は預言者ではない)

こんにちは。
園長です。

私たちの保育園はとても小さいです。定員も30名ですし、私がやりたいと思って始めた保育園なんですね。

なので私、実は社長なんです。
知っていましたか?(知らんがな)
園長と会社のトップを兼任しているんです。
保育園は社会福祉法人が多いと思うので、理事長と園長を兼任しているようなもんだと思ってもらえればいいと思います。

さて、そうすると入職してくれた先生は経営者とかなり近いところでお仕事をする形になると思います。これを読んでくれている皆さんは、社長のすぐ近くでお仕事をした経験はありますか?

経験がある方は

・何考えているのかよくわからん!
・社員を全然見てくれていない!
・経営計画が甘いんだよ!
・言ってることが二転三転して困る!

といった感じでしょうか?笑
耳が痛い言葉が飛んできそうです…^^;

経験が無い方は、きっと想像もつかないと思います。


社長とはどんな人種なのか、社長はどんな人と仕事をしたいのかを知っておくと、「自分が何を期待されているのか」「自分は向いている、向いていない」がよりわかるのではないかなと思います。


で、こんなことを発信したりする社長ってほとんどいないと思います。

なぜか?

簡単です。


炎上するからです。笑

職権乱用だ!パワハラだ!やりがい搾取だ!

とかなるからです。笑


だから、言えないんです。

でも、社長と仕事をする機会を選ぼうとする人や、責任ある立場を任されている又は将来やってみたい人、自分の裁量でどんどん仕事をこなしていきたい人は少なからずいるはずです。

保育業界だともしかすると法人の規模が大きくないので、そこまではないかもしれませんが、主任、副園長、園長クラスの方は園に一人は間違いなくいると思います。
でも、情報が出てこないから知りようが無いんですね。
だから非常に悩んだり、困ったりしてしまうことって少なくないと思います。

社長ってこんなことを思っているんだ!
こういうことを期待しているんだ!
こんな人と期待しているんだ!

がわかることで、苦しんでいる人は、少しでも気持ちが楽になれたり、困っている事が解消されると思いますし、将来自分はそこにチャレンジするのかなどのキャリアを考えるうえで参考にされてください。

今回はVoicy社長の緒方さんのお話しを参考にさせていただきました。
この件に関して、2本ほどラジオが上がっているのですが、
「わかるー!」
「めっちゃわかるーーーーー!!!」

と思わず笑ってしまいまいた。
これ本当にみんな知って損は無いと思うので、ぜひ共有させてください。

以下は、参考にしながらまとめさせていただいたものになります。

社長は完璧ではない


社長は1から10を全て知っているわけではありません。
Aプラン、Bプラン、Cプランがあって、
「どれをやれば目的を達成できるだろうか?」
「よし!とりあえず、まずはAからやろう!」
ということを考えている人たちです。

そして、Aが正しいのかどうかを検証しながら
「このままAを全力で行こう!」
「いや、AをやめてBに移行しよう!」
という決断をするかしないかをずっと考えています。

しかし、社長と仕事をした経験が無い人はトップから降りてきた経営計画を着実にそのまま実行しようとします。
なので、そもそもここの目線が合っていません。

つまり、社長は預言者ではありません
未来の確実なルートは分かっていないんですね。
ここがめちゃくちゃ大事です!


社長は、未来のルートが分かっていないにもかかわらず、道を作ろうとしていて、「それを一緒にやろうよ!」というふうに皆さんに頼んでいるんですね。

そうすると、社長の言ったことを確実に遂行することは価値になっていない可能性が高く、むしろ言われたことをやっているだけなら「社長と直接働くメンバーとしてはいらない」、「マネージャーがいて、その方の下で言われたことをやっておいてくれ」となるわけです。

マネージャーは事業計画を作って、やることを決めて、ToDoリストを作って、業務を遂行してくれるかということを考えたりすることが仕事です。
※優劣の話をしているわけではないということはご理解くださいね。

この場合、「もうすでに答えがほぼ出揃っている」状態であるということがわかっていただけますか?なので、確実に遂行する力がとても重要になります。

<保育園で例として挙げるなら>
・年間行事計画  
・指導計画
・避難防災訓練
<保育園経営で例を挙げるなら>
・フランチャイズ
・〇〇式メソッドのような教育方法


誰もやったことが無いことや新しいもの、他の競合に勝つ、より良いものを作ると考えるのであれば、「道をつくる」という考え方を理解しようとしなければなりません。


もし、カレー屋さんをやるなら


ここからは、カレー屋さんを始める社長と社員さんを例にしてみたいと思います。おいしいカレーを作って、みんなに元気になってもらいたい、幸せになってもらいたいと思ってカレー屋さんを始めます。


社長:おいしいカレー屋さん作りたいんだよ!良い具材が調達できて、腕の良い料理人が居ればおいしいカレーが出来ると思うからその辺お願いします!

Aさん:わかりました!そしたら、具材のリストください!それから予算いくらかけていいかわかんないんで予算書を作ってください!腕のいい料理人てどんな人かわからないんで、もっと具体的に言ってください!

社長:(いや、まだ予算いくらかかるのかわかんないんだよなぁ。それに『腕のいい』っておいしく作れる人なんだからそれをうまく考えて探してほしいんだけど…)

____________

社長:おいしいカレー屋さん作りたいんだよ!良い具材が調達できて、腕の良い料理人が居ればおいしいカレーが出来ると思うからその辺お願いします!

Bさん:わかりました!早速なんですけど、周辺のお店を調査してみたらどうやら「水」がめちゃくちゃ大事みたいです!

社長:え?そうなの!じゃ早速どこかで「良い水」を調達できるか調べてみよう!

こういう人が居ると、すっごーい助かるんですよ。
社長涙流して喜ぶと思います。

____________

社長:Cさん!なんか水がめっちゃ大事みたいなんだけど、調べて取ってきてくれる?

Cさん:すみません。どこのお水を取ってくればいいんですか?というかそもそも料理の所は私の仕事として任されていましたけど、水の調達はその業務に入ってないと思います。そういう仕事をやらされるなら、この会社にはいられないです。

社長:あー、そうかそうか。そうだよね。お水の調達はお願いできないよね。料理の所をお願いしているから、君が適任かなと思ったんだけど…。
じゃあDさん!出張経験無い所申し訳ないんだけど、行ってきてくれるかな?

Dさん:え?出張費は出ますか?予算どれくらいですか?おいしい水ってどういうことなんですか?どこから取ってきたらいいんですか?どれくらい必要なんですか?

社長:うん…うーん……まだわからんかな…。良かったら他のお店とか調べてもらってどういう水がいいかとか抑えてもらえるといいんだけど…

Dさん:店舗調査は自分の業務として任されていないですね。出張は残業になるんですか?出張費出ますよね?ワークライフバランス大事にしたいんですけど。

社長:あーそっかそっか。確かそうだよね。家族もいて大変だもんね。じゃあEさんにお願いするか。Eさん!全然やったことない所申し訳ないんだけど君にしかお願いできないんだよ。やってくれるかい?

Eさん:やったことないんでできないですよ。誰か教えてくれるんですか?

社長:…ちーん

Fさん:社長!わたしやりますよ!やったことないけど、とりあえずこの辺の有名なお店のリスト作って、どこから仕入れているのか調べて、あとで社長にお渡ししますよ!できたら仕入原価も確認しておきます!

社長:Fさん!ありがとう!神!助かります!!

Fさん:あと、調べてて思ったんですけど、〇〇店では、■■のエリアに一気に出店してるみたいです。それで認知を広げて集客を狙う作戦みたいですよ!私たちはどうしますか?

社長:いや、まじか!それは早急に策を考えないといけないね!


これ!これだよ!求めている人は!!



社長がお話ししていたり考えたりしているのは「原石」なんです。
現場で色々と試して知見を貯めてそのプランが合っているのか間違っているのかを調べているんです。現場の声も含めてプロジェクトを前にすすめたいんですね。だから話が二転三転するんです。

全員とは言わないですけど、

誰かを幸せにしたい!
人を笑顔にしたい!
仲間と共にワクワクしたい!

と思っている社長がほとんどだと思います。

正直、「変わってんな」という人が多いと思いますし、「何考えてるかわかんねぇな」と思うのも仕方ないと思います。


が、社長ってそんな人種です。


詳しくはVoicy聞いてみて下さい!!



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