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交換留学先が決まりました!

Hej hej! It’s nana 🌈

この度ついに正式に交換留学先が決まりました!

今年の8月から12月まで北極圏に近いノルウェーのスヴァールバル諸島にあるUNISという研究センターにて勉強します!

世界で一番北にある街の極寒の環境になりますが、今までとは全く違う環境へ行くのでワクワクドキドキしています。

スヴァールバル諸島って一体どこにあるの?

スヴァールバル諸島は北緯78度に位置するノルウェーの島の一つです。

地図で位置を確認した時には、想像以上に北にあったので、かなりビックリしました!

ほぼ北極です!

今日のスヴァールバル諸島の気温はまだまだ氷点下です。

さっむ!!

世界で一番北にある街、ロングイェールビーンはこのスヴァールバル諸島にあり、そこに私が留学する研究センターUNISもあります。


1. 真夏は日が暮れない、そして真冬は日が出ない

北緯78度に位置するスヴァールバル諸島は、真夏は日がずっと暮れないため、一日中日が出ています。

私がスヴァールバル諸島に到着する時は、ずっと日が出ているということになります。

冬が近づくにつれ、日の出る時間もどんどん短くなり、11月くらいからは日がずっと出ない真っ暗な場所になります。

日の出ない冬はまだ経験したことがないので、結構ドキドキしています。


2. 寒すぎてスマホのバッテリーの調子が悪くなる

持ってくるべきものリストに「スマホ専用のポーチ」と書いてあり、どういうことかと調べたところ、スマホのバッテリーは寒さに弱く、スマホの調子が悪くなるそうです。

それを防ぐために、スマホを入れておく専用のポーチを常備しておく必要があるとのことでした!

緊急時にスマホが使えないと困るため、これは常に覚えておかないといけません。


3. ライフルの扱い方を教わる(必須)

UNISでは、生徒全員が初日に "Safety Training" と言われる安全訓練に参加しなくてはなりません。

その中にあってビックリしたのがライフルを扱う練習です!

スヴァールバル諸島では人口よりシロクマの数が多いため、万が一シロクマに襲われた時のために、屋外ではライフルを持ち歩くそうです。

特に集落から外に出る場合(フィールドワークやスキーなど)は、絶対にライフルを持って出ないといけないそうで、法律でも決められています。

ライフルの免許を持っている生徒は練習が免除になるのですが、免許を持っていない生徒は免許を取得しないと集落から出られないため、この練習に参加しなくてはいけないのです。

私がライフルの免許を取るなんて自分でも信じられない笑。

クラスの中では「nanaライフルの免許取らないといけないらしいよ」と一時期話題になっていて、色々な人から心配されてなんとも言えない気持ちになりました。

いやいや私も最近知ってからものすごく怖いんだって😩


なぜスヴァールバル諸島を選んだのか

ルンド大学と提携している交換留学先はいっぱいあるものの、私の学部は独特なので提携校の中でもフィールドワークといって外に出て実践型の授業を受けられる留学先が数校ありました

その実践型の授業を受けられる提携校の一つにスヴァールバル諸島のUNISがありました。

本当はガラパゴス諸島にある大学センターへ留学したかったのですが、色々考えた後諦めました(後ほど説明あり)。

あともう一つスヴァールバル諸島に留学することを決めた理由が、他の留学先は旅行で行こうと思えば行けますが、スヴァールバル諸島には旅行だとしてもなかなか行かないだろうし、そんな極地で研究するのはこれが最初で最後のチャンスだと思ったからです。

UNISをダメ元で受けてみたところ合格しました!

噂によると極寒すぎてあまり受ける生徒がいないため、意外と難関というほどではないそうなのですが、今年は例年より熾烈な感じがしました笑。

ラッキーなことに私のクラスメイトが2人もスヴァールバル諸島に一緒に送り込まれるので、決して私1人ではないため、少し安心しています。

余談ですが、その2人のスヴァールバル諸島に行きたい度がドン引きするレベルで、スヴァールバル諸島に行きたすぎて、「UNISに受験したことを誰にも言わないで」と私に言って来たほどです。

理由は他の人にスヴァールバル諸島のことを話して、その人が行きたくなって、倍率が高くなってしまうと困るから笑。

そんなに心配しなくてもうちらがマニアックなだけだからーっ!!


私がスヴァールバル諸島で勉強すること

今回の交換留学期間(8月〜12月)までに30単位を履修しなくてはならないので、各自その国の単位計算をして選択教科を選びます。

私を始め、ヨーロッパの大学に交換留学する生徒は単位がヨーロッパ式(ECTS)なので、30単位を履修すれば問題ありません。

UNISでは1教科が15単位なので、2教科勉強します。

一つ目は "The Middle Polar Atmosphere" といい、極地の中層大気を勉強します。

二つ目は "Remote Sensing and Space Instrumentation" で、リモートセンシング (遠隔操作で人工衛星や飛行機などから地上の特徴や変化を学ぶ) と宇宙物理学についてです。

スヴァールバル諸島はオーロラが毎日のように観れる極地なので、そこでしかできない勉強をしたいと思い、この2つを選びました。


交換留学は無料+ヨーロッパ内だと奨学金付きで行ける!

ルンド大学と提携を結んでいる大学に交換留学する場合は無料で交換留学に行くことができます

※ non-EUの生徒はその間の学費は提携校ではなく、ルンド大学に払うのでルンド大学の学費+交換留学費のダブルで学費がかかることがないのです。

さらに、みなさんはErasmus+という交換留学プログラムをご存知ですか?

Erasmus+とはヨーロッパの大学同士の交換留学プログラムのことで、交換留学に行く生徒は毎月奨学金が誰でももらえるのです!

EUすごくないですか?!

この奨学金のさらに良心的なところが、交換留学先の物価に合わせて奨学金がもらえるのです!

か、か、神ってる!!

私の場合は物価の高いノルウェーのスヴァールバル諸島へ行くので、本当にありがたいです。

南米にあるガラパゴス諸島に行ってしまうと、ヨーロッパから出てしまう=奨学金が出ないのと、学費は無料になっても追加で払わないと行けない登録費用のようなものが高いことから諦めました。

また滞在中もホームステイのオプションしかなく、ほぼ毎日夕食は一緒に食べないといけないルールが少し耐え難いなとも思ったことから、ガラパゴス諸島は断念しました。


私のクラスメイトが行く交換留学先いろいろ

私のクラスメイトを見ていて少しビックリしたことが、全員自分の心から行きたいと思うところに出願しているところです。

「家から遠いから寂しくなる」「言語の壁があるから諦めよう」などという理由で諦めている生徒は誰一人いません。

故郷からの距離、言語の壁など全部お構いなしに交換留学先を決めています。

仲良し組の1人は韓国へ交換留学しますが、言語の壁が心配だと言ってたにも関わらずそこで諦めずに、やはり韓国へ行きたいからと必死に韓国語を勉強しています。

もちろん交換留学中の授業は英語ですが、友達を作る際や日常生活で韓国語はマストだと事前リサーチ済らしくて、Duolingoを頑張っているとのことです。

仲良し組の残り2人はコペンハーゲンとアイスランドの大学に留学するので、ワールドワイドで考えると韓国よりは近所です笑。

スウェーデン人のクラスメイトは香港に行く子がいたり、ニュージーランドに行く子がいたりと、更にワールドワイドに全員離れ離れになります。

クラスメイトの交換留学先を聞くたびに、この2年間運命共同体のようにずっと一緒だったのに、いざ離れてしまうのは寂しいなと思ってしまいます。




そんなこんなで、交換留学先も正式に決まり、一気に交換留学がリアルに思えてきました。

学生寮の申請や、ノルウェーのレジデンスパーミットの手続きなど、今後準備で忙しくなりそうです。

でもやはり人生は一度きりなので、悔いのないように交換留学期間を思う存分楽しみたいと思います!

また交換留学の準備の様子もブログに少しずつ書いていこうと思っています。

長くなってしまいましたが、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🇳🇴


Hej då!

✦ nana ✦

nanaironikki.co@gmail.com 

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