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自閉症スペクトラムその5。

NHKで、たまに見る、アウトサイダーアート。

わー!コレすごい!これ好きだなー!

共感出来る「作品」(?、たぶん、彼らは作品を作ろうと思って、作っているわけではない)が、多々ある。

ピカソとかバンクシーとか、あんまりピンとこない理由が、なんとなくわかった。

わたしが共感出来る作品は、自分しか存在しない、そんな世界を表現している。

他者が、いない。

時間が存在しない。

ゆえに、

競争のない世界。

わたしもまた、自分だけの世界、というものを幼い頃からもっていた。

自閉症というものを調べれば調べるほど、当てはまることがあり、自分の中で、何でだろう??と、思っていた事が次々とパズルが組み合わさる様に、謎が解けていって納得していく。


大人になると、どんどんコミュニケーションの仕方が複雑になり難しくなる。わたしにはレベル高すぎて、周りについて行けない。

職場でも、ご近所さんにも、まともに目が合わせられない。わたしの場合は怖くて。

人の目からは、ものすごい量の情報が詰まっている。目からビームでてる感じ。それを、まともに見ると、情報多過ぎて頭の中で処理しきれないから、見れない。しかも、わたし嫌われてるんじゃないの?という情報を自分からわざわざ探し出してしまう癖があるから、怖くて見れない。

でも、絵を描くときは人を描く事が一番好きだし、目が一番描いていて楽しい。

カラコンしてると、絵的には可愛くなると思うけど、生命エネルギーというか、そんなようなエネルギー的には弱くなる気がする。

で、

なんだったっけ?💧

あ、コミュニケーション。

わたしは子供と話すのは普通に出来るけれど、大人と話すのはとても、怖い。

いろいろ制限ありすぎて、何言っていいのかわからなくて、言葉が出てこない。

子供は思った事をそのまま言う。だから話がスムーズ。

大人は、本音を言わない。察しろって言う笑その本音を解析する事がすごく難しい。


コミュニケーションが苦手で避けてきたから、余計暗黙の了解というものがわからないのだとも思う。


アウトサイダーアートに分類される人達は、自分の作るものが、他者からみたらどう思うか、なんて考えて作ってない人が多いんじゃないかな。ただ、ただ、紙を切る、おもしろいたのしい、ただ、ただ、布にボタンを縫い付ける事がおもしろいたのしい。

ただ、それだけ。

テーマなんてない。

人に伝えたい事なんてない。

社会に訴えたい事を作品に練り込みたいなんてない。

ただ、たのしい。

それだけで、いいんじゃないの?

コンセプト説明してください、とか。わけわかめ。

ただ、おもしろい。

それだけでいいんじゃないの?



ピカソとかは、他者ありき、社会ありき、それでアートという分野で自分は何を表現するのか、そんな感じがした。


わたしの中には、わたしだけの世界と、社会という世界が2つあって、なかなかバランス良く、行き来する事が難しい。未だに。


本音を言えばわたしだけの世界に浸っていたいのだ。


わたしにとって、この社会というシステムはひどくちっぽけで、滑稽で、残酷だ。

でも、そのひどくちっぽけな社会システムに合わせないと、生きていけないのだ。


へんなの。

20200906    いろいろなないろ

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