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着物のカラーコーディネート術

こんにちは、ななえです。

昨日は成人の日でしたね。
新成人の皆さん、おめでとうございます。
今年は場所によっては成人式が中止になってしまったところもあるようですが、一生に一度の人生の節目なので、できれば晴れ着を着た写真は撮って欲しいなと思います。

学生の時に和装部という部活に入って着付けを勉強したことがあるので、今日は和服のことについてちょっと書いてみます。

和服(着物)は言わずと知れた日本の伝統的な衣服ですが、今となっては日常的に着る方は少なくなりました。
手入れが面倒、着物って高そう、畳み方が難しそう、着付けの仕方が複雑そう、こんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
手入れは、素材によりけりなので一概には言えないのですが、日常着の着物であれば、今は洗濯機でガンガン洗えるポリエステル製の着物もあったりします。
お値段も物によりけりですが、上記のようなポリエステル製の着物は意外と安価で売ってることも多いです。
畳み方や着付けは、覚えればそんなに難しいものではないです。
綺麗に着るには確かに練習が必要かもしれませんが、コツをつかめばスムーズに着れるようになります。
(と、えらそうに言ってますが私も長いこと着物に触れていないので、畳み方着付け方はちょっと怪しいです……機会があれば復習したいと思ってます)

着物ってどうコーディネートすればいいの?

洋服と違って形が決まっている着物ですが、コーディネートの幅は無限大です!
特に、今は洋服と組み合わせたコーディネートもアリなので、本当に色んな楽しみ方ができると思います。
ここでは基本のコーディネートについて書いてみますね。
着物の種類によってはあったりなかったりするのですが、コーディネートに関わる基本的な小物は次のとおりです。

・帯
・帯揚げ
・帯締め
・半衿
・伊達衿(重ね衿)

結構たくさんありますよね。

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参考画像出典元:大進創寫舘

着物は、このそれぞれの小物の色や柄の組み合わせでコーディネートを作ります。
つまり、同じ着物でも、小物を変えれば全く違う印象になります。
小物で遊ぶもよし、小物は変えず着物を変えて遊ぶもよし、なんです。

コーディネートの組み立て方

ここからは、実際のコーディネートの組み立て方の一例をご紹介します。
例えば、暗めの紺色で控えめな柄の着物の場合。
・帯
着物が暗めの色なので、帯は明るめの色がオススメです。
反対色の黄色やオレンジにすると、コーディネート全体が引き締まります。
着物が控えめな柄なので、帯を派手な柄にしてもいいですね。
・帯揚げ
帯揚げは、着物と帯を繋ぐ部分なので帯か着物どちらかの色に寄せるとバランスが良いです。
黄色の帯にした場合、帯に寄せるなら帯揚げは同色の黄色や淡めのオレンジ、着物に寄せるなら青や水色・ラベンダー系の薄紫なども良いと思います。
・帯締め
帯揚げの色と揃えると統一感が出るのでオススメですが、着物の色と揃えるのも良いと思います。
・半衿、伊達衿
体に近い方から、半衿→伊達衿→着物の順に重なります。
この衿まわりだけでも組み合わせは無限大なのですが、全体的にまとまりやすいのは、半衿を白にして、伊達衿は帯揚げと同色にするという組み合わせでしょうか。

上記のコーディネートを絵にするとこんな感じになります。(こちらのイラストに色を塗ってみました)

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成人式などで着る晴れ着は柄も派手なものが多いので、帯の色は反対色ではなく柄に使われている中の1色を使うやり方もオススメです。
着物の柄に使われている色を使うことで、統一感が出ます。
同様に、帯揚げや半衿・伊達衿の色も、柄に使われている色の中から選べばバラバラの色でもなんとなく全体の統一感が出せたりします。
もちろん、目立たせたい小物がある場合は敢えて柄の中には無い色を使うのもアリです。
こうしなきゃいけない! という決まりはないので、バランスを見つつ好きな組み合わせを探すのも楽しいですよ。

パーソナルカラーも加味して色選びをするなら、着物本体の色をパーソナルカラーに合わせるといいと思います。
小物も全部パーソナルカラーで揃えるのももちろんオススメですが、着物本体さえパーソナルカラーに合っていれば、小物は多少外しても大丈夫です^^
好きだけど得意ではない色がある方は、小物に好きな色を使って気分を上げていきましょう!

今日は和服のカラーコーディネートについて書いてみました。
せっかくの日本の伝統文化、できれば絶やさず受け継いでいきたいですね。

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