ぼちぼち読書感想文|ローカルメディアのつくりかた【#03】
こんにちは!
旅先で出会うワクワクがなにより大好き!ベニです!
みなさんは、旅先で地域のフリーペーパーなどの情報冊子を手に取る機会はありますか?
わたしはというと、コレクター気質なところもありまして…。そういった冊子やカフェのショップカード、美術館の冊子やチケット、映画館のフライヤーなど、もらえるものはもらい集めちゃう人物です。笑
脱線してしまいましたが。(笑)これだけインターネットが普及した現代でも、紙媒体の良さは何にも代え難いのでは、とわたしは思います。
それは人と地域をつなぐ上でも同様で。
今回は、そんな地域発信をするメディアを紹介してくれる、人と地域をつなぐ「ローカルメディアのつくりかた」という本の読書感想文です。
人と地域をつなぐことに関心を持っている方には、ぜひ読んでいただきたい1冊。
メディアを立ち上げるとなっても、どこから始めたらいいのかわからない、と悩む方にとって、「なるほど!!」と参考になることが多いはず。
また、地域にこんなに熱量を持って行動されている方がいるのだと知ると、その土地に訪れ、めいいっぱい空気を吸いたくなる気持ちになります。
印象に残ったポイント
・地方とクリエイティブ(デザイン・編集・ライター・写真など)の相性は非常に良いということ
・書いて終わりではなく、読者層に読んでもらうための施策も試行錯誤が必要であること
・メディアには、「理念をできるだけ広げること」「ある理念を定着させ長く残すこと」の二つの役割があり、地域の方向性に応じて選択することが要になること
・地域を本当に豊かにするのは、その地域ならではの物語を、その地域に住む人たちで活発に交換し合うこと
読み終えて
著者の影山さんは、本づくりから地域プロジェクトの企画立案・ディレクションまで幅広く行う編集者さんです。
地域に潜む魅力とは、住んでいる人だとなかなか客観視しにくいものだと思います。けれど、うまくいっている地域は必ずあって。
まちの行政や企業の広報部などを巻き込みながら、視点を少し変えることで、埋もれていた個性をその地域にしかない特別なものにしていく。
そんな数々のヒントを、この本では知ることができました。
コトは違えど、本の編集もまちづくりも共通するところが多くあるのでは、とわくわくする内容でした。
「いつか住んでいる地域のメディアも作ってみたい!」と、やりたいことリストに追加するわたしなのでした。
そんなこんなで、今回のぼちぼち読書感想文はおひらき。
また、遊びに来てくださいね〜。