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【母と娘のパリ日記-2】パリ到着、パリ街歩きツアー(オペラ座・ノートルダム大聖堂・凱旋門・エッフェル塔など)


母と娘のパリ日記。

すべて忘れたくないほど、楽しかったパリ旅行。
いつか「こんなことがあったね」って
この日記を見て、母と懐かしく思い出せるように
楽しかったこと、困ったこと、出会った人たちのこと
ほかの人から見たら、それいる?って情報まで
私たちにとって大切な思い出を記録します。
あたたかく見守っていただけると嬉しいです。



前回は羽田~エールフランス機内、珍道中の母と娘のふたり旅。
今回はフランス到着から、初日の午前中までのお話。

今回もいろんなことが起きた。そしていろんなひとに出会った。
そしてなにより素晴らしい街に出会えた。

到着してすぐから最高にときめく街、それがパリだった。


早朝のシャルルドゴール空港に到着

いまから飛び立つエールフランス機。安全な空の旅を。

長時間のフライトを終え、無事シャルルドゴール空港に到着。
フランス時間の朝5時40分
フランスに着いて最初に見た景色は日が昇り切る前の、白ばんだ空だった。

Airportじゃないのね。

ヨーロッパのハブ空港と聞いていた割に、やや古めかしい印象。
まずどこに向かえばいいのかも分からず、ひとの流れに乗ってみる。

入国審査

まず最初に入国審査だ。

入国審査に向かう途中、「No Photo」っぽい表示を見つけた。
どこからが写真NGか分からなかったので、写真は撮っていない。
なので、ここからはわたしの記憶力を頼りに記録。

看板に表示されている国旗を見て、
国籍によってレーンが違うことは理解したが、日の丸がない。
周りに日本人らしき人も見当たらない。

とりあえず一番手前のレーンの係の人に「ジャポン!」とだけ言ってみた。
すると「ここでええよ~」って感じの雰囲気だったので、
そのレーンを進むと、自動ゲートの前に列を発見。

さまざまな国のパスポートを持ったひとたちと
一緒に順番を待っていると、後ろに続々と日本人が並びだした。
もしかすると、私たちはファーストペンギンだったのかもしれない。

自動ゲート前で、気怠そうに列をさばくお姉さんに呼ばれた。
まだ朝の5時だもんね。早くからお仕事してくれてありがとう。

パスポートをかざすと、1つ目の扉が開く。
中に入ると扉が閉まり、出走前の馬の状態。
そのまま目の前のカメラを見つめ、写真を撮られる。
こういうときの表情って難しいよね。

2つ目のゲートが開いた!
その先のカウンターに座ってるおじさんにパスポートを見せて
入国スタンプをもらい、入国審査は終了。

ついにフランスに入ったぞ!

荷物をピックアップするよ~

荷物をピックアップする前にお手洗いへ。
扉の下から足が見えるタイプの扉。海外来た感じするわ~!
でもフランス滞在中、ここ以外で
このタイプのお手洗いには出会わなかった。
パリでは、なかなかお手洗いが見つからなくて困ると聞いていたので
お手洗い事情については、また改めて。

おしゃれフレンチ兄さんとカートに載せられた手荷物

お手洗いを済ませ、ターンテーブルに向かうとすでに人だかり。
なにをそんなに機内持ち込みしてるねん!ってほど
荷物いっぱい母娘は念願のカートをゲットし、陣取り。

目の前で荷物を待つお兄さん、めちゃくちゃおしゃれだった。
普通の紺のコートかと思いきや、襟の裏に花柄を忍ばせている。
おしゃれさんはボトムスも抜かりない。
「座るとき痛いんちゃうか?」ってほどたくさんジッパーをつけていた。
そして、めっちゃええ匂い。

海外の自販機が気になる

エスプレッソの自販機が普通にある。さすがフランス。
自販機を見ると、飲み物がとんでもない色してるから
海外来たな~ってなるよね。

おしゃれフレンチ兄さんはプライオリティーのタグが付いた荷物を
早々にピックアップし、去っていった。
それから少し待って、やっと荷物をピックアップできた。

ついにパリへ出発

時刻は6時半。ついに空港を出てパリへ向かう。

パッケージには往路送迎が付いていた。
ゲートを出るとわたしたちの名前を書いたプレートを持った
優しく陽気なおじさんが待っていてくれた。
本人確認代わりにホテル名を聞かれ、第一関門突破。

歩き出してすぐ、荷物持つよ~とカートを押してくれた。
ありがたくお言葉甘えて、送迎車までお願いした。

この駐車場はベンツ専用か?と思うほど、ベンツしか停まってなかった。
わたしたちの車も、もれなくベンツだった。

おじさんは、ほんの少し日本語ができた。
日本語と英語を交えて、いろんなことを教えてくれた。

最初の話題は、万国共通でお天気の話
昨日までは雨だったけど、今日は午後から晴れるらしい。

それから、昨日の渋滞の話を聞いた。
昨日も同じ便のお客さんをパリ市内まで送迎したが
通常は1時間ほどで着くのに、渋滞に巻き込まれて
2時間以上かかったらしい。まじか。

わたしたちの最初の予定は9時半集合。
ホテルから集合場所まで徒歩15分。しかも土地勘ゼロ
遅くとも、9時にはホテルを出たいところ。
現在時刻は6時半。2時間かかってもギリギリ間に合うかな~と
ドキドキしながら車は走り出した。

すべてのターミナルに同じような装飾がある。

オリンピック仕様のシャルルドゴール空港。
パリでのオリンピックは100年ぶりの開催らしい。
めったに見られない光景を見られてラッキー!

ここで、おじさんからの豆知識。
シャルルドゴール空港はヨーロッパで2番目の規模の空港。
1番はロンドンのヒースロー空港なんだって。ここでも十分大きいのにね!

車内は広くて乗り心地最高だった!

高速道路はそこまで混んでいないようだった。
スーパーの大型倉庫や広大な田園が見えたが、まだフランス感はない。

ほっとしたのも束の間、どんどん車が増えてきた。出勤ラッシュの時間だ。さっきまで穏やかで優しかったおじさんが
眉間にしわを寄せて、割り込みしようとしてくる車をけん制している。
私たちだって次の予定時間が迫っているんだ。おじさんがんばれ!

日本のように完全に車が止まってしまうほどの渋滞ではなく
ノロノロ進むタイプの渋滞。
隣の車に乗る人たちを、じっくり眺めていた。

なんの仕事してるんやろ?このふたり、どんな関係なんやろ?
朝ごはんなに食べたんやろ?やっぱりクロワッサンか?

そんなことを考えている間にも、時間は進む。
だんだん9時半に間に合わない気がしてきた。
ホテルに着いたら荷物を預けて、すぐに飛び出す準備を始めた。
パスポートは首から下げて服の中に隠し、必要最低限の手荷物を残し、
ネックピローなど観光に必要ない荷物をボストンバックに放り込む。

後部座席でがさごそ動く母娘を心配してくれたのか、
ついにおじさんがしびれを切らして、高速から離脱。
下道で行く作戦に切り替えたらしい。

下道に出た途端、景色に生活感が出てきた。
アパートやマーケット、公園が見えてきた。
まだ想像していたパリの景色ではなく、
高いビルと古い建物が入り混じったインドのニューデリーっぽい雰囲気。

これがパリ?と不思議に思っていると、そんな雰囲気を感じ取ったのか
「ここはダウンタウンさ!」とおじさんが教えてくれた。
このあたりで到着時間が読めたのか、おじさんから
今日は混んでなくてラッキーだったよと教えてもらった。
よかった~。おじさんありがとう!

ここからは安心して景色を楽しめる。

こんなところに住んでる人は何をされてる方なの?

母とホテルかな?と話していると
「これ全部、新しいめっちゃええマンション!
高級すぎてリッチな人しか住めないね!」とおじさんが教えてくれた。
こんなところに住んでみたいな~と思ったけど、パリにはまだまだ
すてきな景色がたくさんあった。

6月中旬でもまだコートが必要なほど肌寒い朝

やっと想像してたパリの景色に近づいてきた。

多分この建物の正面がサンラザール駅

大きな建物はサンラザール駅だと教えてくれた。聞き覚えがある。
ガイドブックで見た駅だ。つまりパリは近い!

石造りの白い壁にブルーグレーの屋根。これが見たかった!

あらゆる通りを通るたびに「これこれ!これが見たかってん!」と大興奮。
まさにどこを切り取っても絵になる景色。

楽器屋さんかな?我が家にはバイオリン弾きがいるので写真のお土産。

この辺りは日本食店が多い、親日的な通りらしい。
さっそく「Sushi」の看板を発見。写真は撮り損ねた。

わたしたちが「ここもお寿司屋さんやん!」と
日本食レストランを見つけるたびに話していると
「Sushiドコ?Sushiタベタ~イ。コレ、フレンチジョーク!」と
おじさん渾身のネタを連発。おじさんの鉄板ネタらしい。
笑いに厳しい関西人、ハハハと乾いた笑い声になってしまった。ごめん。

でもおじさん、本当に日本食が好きなようで
ここは中国人オーナーだから、
あっちの日本人オーナの店の方が美味しい!とか
沖縄料理店もあるよ!とよく知っていて、親日家で嬉しかった。

途中、エッフェル塔の先っちょが見えたり
オペラ座の裏を通過したり、本当にパリに来たのだと実感が湧いてきた。

8時頃、ホテル前の通りに到着。空港から1時間半かかった。
君たちのホテル周辺は便利でいいところだから楽しんでね!と
最後までやさしいおじさん。ここでお別れ。
荷物を降ろしてもらい、石畳の上を
ガラガラとスーツケースを押してホテルへ向かった。

ホテルに到着、そして問題発生

ホテルはオペラ地区にある某Hotel。
オペラ地区はパリ初心者におすすめと聞いたので
「オペラ地区限定」のプラン。ホテルは選ぶことができず、
出発2週間前に旅行会社から送られてきた最終予定表で知らされた。

最初に断っておきますが、このホテルを悪く言いたい意図はありません。
親身に対応してくれたスタッフさんのおかげで、
怖い思いはしていないのでご安心ください。

「グッドモーニング!」と元気にフロントへ挨拶。
じろりと見られ、すぐに視線をそらされた。
なんで?ボンジュールって言った方がよかったのか?

めげずに「チェックインプリーズ」とバウチャーとパスポートを出す。
ダルそうに手続きして、部屋の鍵をくれた。
何が良くなかったのかと少しビビッてしまったが、
朝から部屋を使わせてくれるだけありがたい。とにかく部屋へ向かおう。

そこから入れと指された扉を開くと、真っ暗。え?倉庫?
人感センサーで遅れて明かりが点いた。ここであってるだろう。
廊下の先を進むと部屋があった。1階ってこと?
ここで一気にテンションが下がった。

実はわたしたち、1階の部屋にトラウマがある。
6年前に行ったベトナムでも1階の部屋だった。
鉄格子がはめられ、ほぼ開かない窓。暗くて、かび臭い部屋。
言葉の通じない海外でどうしたらいいのか分からず、
寝るだけだからと言い聞かせて、仕方なく耐えた。
鉄格子があるってことは危ないってこと?と恐怖と戦った数日間だった。

今回はどうだろう。カーテンを開けると鉄格子現る。
暗くはないが、窓はほとんど開かない。
かろうじて開いた窓から、道端で眠っているおじさんが見えた。
黒く汚れたマットレス、周りにはペットボトルなどが散乱している。
アンモニアのにおいもする。
これ、あかんやつや。

母と作戦会議が始まった。
正直に怖いから変えてほしいというべきか、いやあかんか。
部屋の設備に問題はないか?部屋をくまなく捜査開始。
・ベッド:トコジラミもおらず清潔〇
・お湯:問題なく出る〇
・電気:点く〇
え~、文句のつけようがないやん!と思っている間に、出発時間が迫る。
とりあえずスマホを少し充電しようとコンセントを使ったそのとき!
電気通らない。いや、不安定で点いたり消えたりする。
これは困ったな~!お部屋変えてもらわなあかんわ~!
少しほっとした。

時刻は8時40分。フロントに交渉すれば部屋を変えてもらえるかも!
急いで身支度を整え、フロントへ向かう。
ほかにチェックインしている人がいたので、後ろに並ぶ。
出発時間が迫っていたため、取り急ぎコンセントの不具合と
帰ってきてから部屋を変えてほしいことだけ伝えることに。

すると先ほど鍵を渡してくれた人が、私たちを見て声をかけてきた。
Google翻訳を使って事情を説明。
うまく伝わらず、「とりあえず部屋見るわ!」と部屋へ行くことに。
「電気点くやん!」と言われたが、部屋の電気の話ではない。
「違う、ここ!」とコンセントを指すと、
「なんかよくわからんけど、部屋変えたらいいんやろ?」的な感じで
スーツケース持ってロビーまで着いてきて!と言われた。
出発予定時刻まで10分を切っていたので
「夕方に帰ってからでいいよ」と伝えたものの、
「今じゃないとあかん!」とすごい剣幕で、急いでスーツケースを出す。

違う部屋の鍵をもらうも、嫌な予感
同じ1階の違う部屋に移動だった。まじか。
部屋に向かうと路上のおじさんにさらに近くなった。怖すぎ。
もう諦めて、部屋に荷物だけ入れて出発しよう。
申し訳ないけど、安心して眠れそうにないから
明日以降はキャンセルして、自分たちで違うホテルを取ろう。
そう心に決めた。
部屋の荷物に南京鍵をつけ、さらにワイヤーロックで厳重に施錠して出発。

ホテルを9時過ぎに出発。集合場所のオペラ座に向かいながら
ホテルを選べるプランにしなかったことを激しく後悔した。
やっちまった。
今回のスポンサーである父は、ベトナムでのトラウマも知っている。
そのため、もし今回も同じようなことがあれば
身の安全のためにホテルをアップグレードするよう言われていた。
父よ、ごめん。甘えることになりそうだよ。



パリ街歩きツアー

今回、私たちが参加したツアーはこちら▽

エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム大聖堂、オペラ座と
ザ・パリな主要観光地を午前中の約2時間でめぐるツアー。
パリ初心者のわたしたちにピッタリ!

集合場所はホテルから徒歩15分のオペラ座正面。
Google Mapのおかげで迷うことなく到着できた。

少し早く到着できたので、オペラ座前にある階段に座って
羽田空港で出国直前に買っていた、たらこバターおにぎりを食べた。
ホテルの出来事がショックで、3口ほどしか喉を通らなかった。

しばらくすると、日本人ガイドさんが
わたしたちを見つけて声をかけてくれた。とりあえずひと安心。

参加者が揃うのを待つ間に
ガイドさんにホテルでの出来事を相談してみた。
すると、「それは部屋を変えてもらっていいですよ!
2階以上の部屋が良いと伝えてみてください。」とアドバイスをもらった。
あれ?そんな簡単な話?と拍子抜けした。
フランスでは自分のリクエストを伝えるのは悪いことではなく、
よくある話のようだった。さっそく帰ったら伝えてみよう。

もう一組の参加者が到着した。
温泉が有名なところから来た、明るくて素敵なご家族だった。
ガイドさんを先頭に、ツアーがスタート!

*オペラ座

まずはオペラ座を外から見学。

改修中のため、上の金色の飾り以外は一面看板。
この日までイベントか公演があったようで、トラックでよく見えなかった。

正面も改装中、裏もトラックがいっぱいであまりよく見えなかった。
このツアーでは入場見学はしないので、ある程度見たらすぐに移動。

*地下鉄

まずはオペラ座の下にあるOpéra駅で地下鉄のお勉強。
切符の買い方と、スリに遭わないための乗り方を教えてもらった。

慣れれば簡単。

日本のように、区間によって細かく値段が分かれておらず、
パリ市内であれば同一料金で乗れる。わかりやすいね。
ガイドさんから安全に乗るためのアドバイス
・スリは券売機近くから、お財布をどこにしまうかを見ているよ!
・お財布・スマホは歩きながらではなく、その場ですぐにしまうこと!
・後ろから近付いてきたり、つけてくる人がいないか警戒すること!

切符を買ってから、オペラ座と買ったばかりの切符と記念撮影。

オペラ座正面のは改装中の看板。これはこれで珍しい姿ということでラッキー。

念のため書いておくが、これは狙ったペアルックではない。
最寄り駅で会った瞬間、お互いに「おいおい、やってくれたな~」
趣味が似ていたり、同じ服を持っているので、
服装が被ることはわたしたちにはよくある話なのだが、
ツアー参加者のお姉さんに「ボーダーでペアルックかわいい~」と言われ、
2人同時に「違うんです!!」と訂正。
ちなみに母はユニクロ、わたしはセントジェームスのええやつを着ている。
でも、お互い同じのを持っているのでやろうと思えばペアルックもできる。
いや、なんの話?

ついに緊張の地下鉄乗車。
パリに行ったことがある人に話を聞くと、
みんな同行者のうち1人は必ずスラれていたので、超警戒モード。
駅構内では「スリにご注意ください」と日本語アナウンスが聞こえる。
日本人が狙われやすいからだ。恐ろしい。
スリは一目見たらわかると言われたが、警戒心MAXなわたしたちは
もはや全員がスリに見えてしまう。(ごめんなさい。)

観光地がある駅はスリ多発路線らしい。
ここでもガイドさんからのアドバイス
・電車に乗ったら、扉近くに立たないこと
・席が空いていたら座った方が安全
・かばんは体の前に持つこと

かばんをコートの中に隠して、空いている席に座った。
ドキドキしたが、初回にしては完璧だ!

ここから10分程でシテ島にあるChâtelet駅に到着。
パリの地下鉄は、乗車時は日本と同じように改札に切符を通すが
出るときは改札ではなく、切符を使わずにゲートを押して出る。
つまり改札を通れば、もう切符は使わない。
しかし、たまに検札があるらしいので、このゲートを出るまでは
必ず持っておくこと!
こんな取り締まりより、スリを取り締まった方がいいのにね。

*コンシェルジュリー

監獄とは思えないほど綺麗なコンシェルジュリー。

Châtelet駅を降りてすぐ目の前にあるのが、コンシェルジュリー。
マリーアントワネットがベルサイユ宮殿からパリに連行され、
処刑までの間を過ごした監獄だ。
ここでも宝塚ファンの血が騒ぐ。
「ベルサイユのばら~フェルゼン編~」で
ロザリーが作ったスープをゆっくり一口飲むとこやん!
メルシー伯爵がステファンを王妃様にお返しするとこやん!
フェルゼン忍び込むやん!と大騒ぎ。

この日は警察が周囲を取り囲んでいて、近づくこともできなかった。
また次回、見学に行こう。

*サントシャペル

左の尖塔があるのがサントシャペル、右は裁判所。

コンシェルジュリーの隣はステンドグラスが有名なサントシャペル
ステンドグラスの写真ばっかりで、外観見たことないんじゃない?

王族の礼拝堂としてつかわれていたらしい。
午後に内部見学に行ったので、ステンドグラスの写真はまた後で。

サントシャペルの突き当りに、歴史がありそうな大きな建物を発見。
ガイドさんによると病院なのだそう。
救急や一般診療もあって、いまも現役で使われているらしい。
これが日常とは、パリ市民かっこよすぎるよ。

*ノートルダム大聖堂

サントシャペルから歩いて5分ほどで、ノートルダム大聖堂に到着。
2019年4月に発生した火災で、いまも修復中。
火災の原因はいまも不明なのだそう。

ノートルダムの鐘で、エスメラルダが踊っていたあたりで記念撮影。
もしかしたら、カジモドが覗いていたかもしれないな~。

ノートルダム大聖堂前にある黒いパーテーションは、
この修復に関わっている人たちの写真で、
消防士さんたちのほか、作業服を着ていたり、仕事道具を持っていた。

2024年末には一般公開予定らしいので、こちらもまた次回来よう。

こちらは火災を逃れ、無傷で助け出されたマリア様。
すすなども見えず、白くて神々しかった。

ノートルダム大聖堂を後にし、次なる目的地へ向かうため
Châtelet駅方面へ歩いていく。

*パリ市庁舎

パリに到着して5時間ほどしか経ってないのに
「ここがわたしのアナザースカイ!パリです!」と厚かましい娘

Chatelet駅直前で、パリ市庁舎を見学。
こちらもオリンピック仕様で、珍しい姿を見られてラッキー!

パリオリンピックではマラソンのスタート地点になる予定らしい。
自分が走るのは大嫌いだけど、パリの街並みが見られるなら
今回はマラソンを見てみようかな。

パリ市紋章

これを書きながら気づいたのだが、市庁舎中央に掲げられている
この船のマーク、パリ市の紋章だ。

Fluctuat nec mergitur たゆたえども沈まず

というパリ市のモットーが表されている。
またまた宝塚ファンの血が騒ぐ。「アルカンシェル」で出てきたやつやん!
柚香光さんを見送ってからしか出国できない!と6月出発を決めたほど
柚香さんファンのわたしたちとしたことが、見逃していた。

革命など、さまざまな困難の時代がありながら「たゆたえども沈まず」
この美しい街が守られてきたのだな~と思うと、
さらにパリが魅力的に見えた。

市庁舎前の景色。本当にどこを切り取っても美しい街並み。

わたしたちが景色に見惚れている間、
スリに狙われたり、ツアーに遅れないよう、
もう一組の参加者ご家族のお父さんが、後ろから見守ってくださっていた。
とても頼もしく、ありがたかった。

次はエッフェル塔があるトロカデロ広場へ向かう。
Châtelet駅から乗車し、Charles de Gaulle – Étoile駅で乗り換えて
Trocadéro駅を目指す。

*地下鉄で乗り換えに挑戦

パリの地下鉄で初めての乗り換え。ドキドキだ。
乗り換えで置いていかれては大変だ。一生懸命ツアーについて行った。

Châtelet駅からCharles de Gaulle – Étoile駅までの間、
同じツアーに参加していたご家族から、いろんなお話を伺った。
そのご家族はドイツに住む親戚を訪ねてから、パリに入って2日目。
昨日はパリ在住のお友達から、フランスの子育て事情について聞いたそう。
フランスでは子どもが3人以上いると、手当や減税などの対象になり
むしろ働いているよりお得らしい。(詳しくはGoogleで調べてみて!)
ほかにも、集合した時からお母さんが背負っていたリュックの中身が
なんと「便座」であったことを明かしてくれた。
フランスでは、便座のないトイレによく遭遇する。
その対策として便座を背負ってきたらしい。気合がすごすぎる!
上品なのに、ユーモアもあって素敵なご家族だったな~。

そうこう話しているうちに、乗り換えのCharles de Gaulle – Étoile駅に到着。
便座を背負って乗り換えだ。

パリの地下鉄は路線にもよるとは思うが、
山手線ぐらいの頻度で頻繁に来るため、基本的に急がなくても大丈夫
置いて行かれることなく、無事に乗り換えに成功!
Trocadéro駅に到着した。

*エッフェル塔

逆光だけどオリンピックマークが見えるよ!

Trocadéro駅を出ると、すぐにトロカデロ広場に到着した。
そして、ついにエッフェル塔とご対面!
こちらもオリンピック仕様になってる~!

広場には観光客のほかに、たくさんの怪しげな人たちがいる。
布を広げて小さなエッフェル塔のオブジェを売る人、
ニーハオ!アニョハセヨ!と近づいてくる人、世界一有名な彼の姿も。
ひとの写真に勝手に映り込みに来るので諦めた。

エッフェル塔とツーショット撮って!と母に依頼するも、とてもヘタクソ。
わたしの頭でエッフェル塔が隠れていたり、ピントが合っていなかったり…
1枚撮るごとに「なんでやねん!」がパリに響く。
ついには、渾身の「もうええわ!」が決まった。

ここでも例のポーズを決めた!まだ入国して6時間!あっぱれな精神!

こちらはツアー参加者のお姉さんに撮ってもらったお気に入りの写真。
わたしと母のやりとりを見かねて、撮ってくださった。
やっぱりお上手!ありがとうございます!

思う存分、撮影大会をしてから、最後の目的地へ。
先ほど乗り換えをしたCharles de Gaulle Etoile駅で降りて、凱旋門へ。
このころには地下鉄にも慣れ、車内でオリンピックの競技場案内を撮れた。

どこの駅でなんの競技をやっているかの案内

*凱旋門

今回は母も一緒に「ここがわたしのアナザースカイ!パリ」

こちらも駅を出ると、すぐに凱旋門
白く輝いて、写真で見る何倍も美しかった。
左側の彫刻は凱旋門の建設を指示したナポレオン。

凱旋門の正面。横断歩道の真ん中で写真を撮る観光客の列。

宝塚ファンなら、凱旋門を見るとあの歌ですよね。
「パララパララパララ~」轟悠さんの声が聴こえきた。

こちらはシャンゼリゼ通り。Oh~シャンゼリーゼーのところ。
なんとこの旅でシャンゼリゼ通りを見たのは、これが最後。
なんてこった。フランスに来てシャンゼリゼ通りを歩かないなんて。
帰りの空港で気づいたのだ。シャンゼリゼ行ってないやん!
次回行くところが、すでに山積みだ。いや、楽しみを取っておこう。

内側まで美しい。

凱旋門の真下まで来て、ここでパリ街歩きツアーは終了。
ガイドさんとツアー参加者のご家族とは、ここでお別れ。
とても素敵な方たちだったので、名残惜しくみんなで記念撮影。
別れ際、お姉さんから名刺をいただいてびっくり。
有名温泉地で、お宿や飲食店をされているそう。
いつかその温泉地で再会することを約束した。

この後、サントシャペルの内部見学を予約していたので、
ガイドさんにサントシャペルまでの戻り方と、
どこでランチをするのが良いか相談。
最後まで親切にご対応いただき、ありがとうございました。

素敵なご家族はガイドさんおすすめのシャンゼリゼにある
このクレープ屋さんへ向かったそう。次回はこちらにも行ってみよう。

一気に有名観光地を巡ることができ、地下鉄の乗り方も教えてもらえて
とても充実したツアーだった。
もしパリに行くことがあれば、ぜひ旅の前半に行っていただきたい
おすすめのツアーでした。


初日の午前中は、あっという間に過ぎていった。
このあとの予定は、サントシャペルの見学とルーブル美術館
初日から詰め込みすぎた気もしていたが、
せっかく早朝便で到着したのでめいっぱい楽しんで大正解だった!

この続きは、また次回。



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