ほうれい線？豊麗線？

「1秒後にでも結婚したい！」
そう叫びながら過ごしていた30代後半。
あるとき仕事でお世話になっている方と、食事に行くことになった。
その方は仕事がバリバリできて話も楽しく、愛妻家で紳士的な素敵な男性。
どうすればこんな男性と結婚できる女性になれるのだろう？

「奥様と結婚しようと思った決め手は、何ですか？」
「レストランで食事をした時にね、サラダに青虫が入っていたんだ。
それを見て彼女は『うわぁ！かわいい！』と笑ったんだよね。そのとき、『この人となら、山アリ谷アリの人生を笑って乗り越えていけそうだ』
と思ったんだよ。」

はぁ～。なんとまぁ、ステキすぎるエピソード！
奥様も最高！

例えばデートでレストランへ行き、サラダに青虫を見つけたとき、
目くじらを立てて店員を叱りつける人もいるかもしれない。
でもそのあとはお互いイヤな気持ちになって、雰囲気も台無しになって
しまうだろう。

同じ物事でも、捉え方一つで全く変わってくるものだ。
うつ病について勉強していたとき、テキストにこんな記事が載っていた。

コップ半分のミルクを見たとき、どう思いますか？
「もう半分しかない」と思う人。
「まだ半分もある」と思う人。
うつ病になりやすいのは、「もう半分しかない」と思うタイプだそう。

例えば怪我をしたとき、「これで済んで良かった」と思える人、
例えば電車が止まってしまったとき、「よし！厄落としはできたぞ。」
と思える人。
そんな風に考えられたら、自分自身が一番ハッピーになれる！！！

40歳を過ぎると、これまでの生き方が顔に出てくる気がする。
意地悪な人は意地悪そうな顔になるし、
ネガティブな人は陰気臭い顔になる。
腹の底から笑える人、いつも前向きな人は、やはりキラキラ美しい。
そして生き生きとした表情は、その人を美人に見せるものだ。

ということは、考え方を変えるだけで、誰もが美しくなれるはず。

たとえば「ほうれい線」を気にする女性は、とても多い。
でもほうれい線って、漢字で書くと「豊麗線」※。
つまり、豊かで麗しいラインなのだ。
何だか、急に素敵なものだと思えてこない？(笑)

いつも笑顔を絶やさない人の頬には、きっと美しい豊麗線があるはず。
美しい豊麗線なら、消したいと思わなくなるかも。

その人の生き方が、その人の顔を作る。
私も、美しい豊麗線を持つ女性になりたいものだ。

※「法令線」や「豊齢線」とも書く